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仕事とメンバー紹介

まさか、俺がメイドになる日が来るとは・・・。


「あなたが今日から私の専属メイド?」


「そうだ。この子が今日からお前の専属メイドだ。」


「ふん!まぁいいわ、その代わり用がある時以外は私にあまり近づかないでちょうだい。」


あぁ⁈喧嘩売ってんのかこの女!何処ぞの令嬢かは知らないが、ここまで人をイラつかせる事が出来るなんて尊敬ものだよ。


お礼に、一生大口たたけない様にしてやろうか?


と思ったが流石に両親の為にもやめた。


(だがしかし、こんな奴のメイドとはなぁ。)


見た目はかなり可愛い。肘くらいまである薄いピンクの髪の毛、髪の毛同様の薄いピンクの目、色白の肌。


こんなに黙ってりゃ可愛いのに、性格が悪すぎる。


まず、この初対面での態度だ。いくらお嬢様でも、挨拶もろくに出来ないなんて酷すぎる。


(だが、決められた事だから仕方ない。だがまだ諦めない。どうにかこいつを利用して、立場を逆転させ、ガキ大将になってやる。)


「じゃあ頑張るんだぞルミナ。」

「体には気を付けてね。」


「お父様、お母様。はい!私、頑張ります!」


父と母は、俺にエールを送った後、自分達の仕事場に行った。


次会う日までに絶対に目標を達成せねば。


だが事はそう簡単にはいかなかった。


仕事の内容は主にメルンの生活の手助けだった。


それ以外に特にやることといっても、この屋敷の中にいる執事やメイドが日替わりで掃除する程度だった。


正直、勉強や稽古の方がきつかった為、そこまで苦ではない。


だがこの俺の主人は、想像以上に問題点が多い。


まず、バカすぎる。異世界から来た俺よりも、この世界に関しての知識や、一般常識が理解できていない。


次にわがまますぎる事だ。喉が渇いたからと水を持っていけば、やっぱりフルーツが食べたいと言い、フルーツを持っていくと、外に出たいと言う。


数分おきにやりたい事が変わっていき、それにいちいち対応するのが大変だ。


(俺は、お嬢様と言うより、赤ちゃんのお世話をしているみたいじゃないか。)


一週間が経ち、俺もようやくここの生活に慣れて来た。


「ルミナ!何処に居るのよ!」


「はい、なんでございましょうご主人様?」


「ホットミルクが飲みたいわ、持って来なさい。」


「はっ、かしこまりました。」


(ごゆっくりお待ち下さいませ〜)


最近俺は、ファミレスの店員の様に心の中で言っている。


メルンは、夜寝る前にホットミルクを飲んでからではないと眠れないらしい。しかも蜂蜜入りで。


(なんだよ、以外とまだまだ子供だな。)


厨房に入り、メルンのお気に入りのマグカップにミルクを入れて温める。その間に蜂蜜を用意しておく。


「あっ、まずい蜂蜜がない。予備のは何処だったかな・・・」


俺が必死に厨房中を探していると誰かが声をかけて来た。


「どうしたルミナ。なんか探してるのか?」


「あっ、ゼールさん。蜂蜜の予備が何処にあるか分かりますか?」


「あっ、そういえばさっき俺がここにしまった気が・・・。あった!」


俺の身長では届かない棚にあった。


「はい、ルミナ。ご主人様のか?」


「ありがとうこざいます。はい、ご主人様のです。」


この優しい青年は俺の二人いる同期のうちの一人の、ゼール。初めてここに来た時にメルンの相手をしていた奴だ。


背が高い割に、華奢で優しい。見た目も性格の様に短い薄い黄色い髪に、茶色い目をしている。


「それじゃ私はご主人様に届けて来ますね。」


「うん、それじゃあまた後で。」


「はい。」


そう言って俺はメルンのところにミルクを持っていった。


「ご主人様、ホットミルクをお持ち致しました。」


「そこに置いておいて。」


「かしこまりました。」


俺はメルンのテーブルの上に置いておいた。


(しかし、性格に合わないほど整った部屋だなぁ。もっと女子っぽい部屋かと思ったなあ。)


部屋はキレにに整っている。いつも部屋を掃除する時もあまりゴミが出ない為、メルン自身でもこまめに掃除をしてるのが伺えた。


(それにしても何読んでるんだろう。いつもならすぐに飛びついて飲むのに。)


メルンの体で何を読んでいるかは分からなかったが、とにかくいつもより真剣なのは確かだった。


「ルミナもう下がっていいわよ。」


「あっ、はい。かしこまりました。おやすみなさいませ。」


「条件その1・・・」


俺はメルンの部屋を出た。


何かをぶつぶつ言って本当に真剣だった。


あんな一面もあると、俺は少し関心した。


「あぁぁぁ、今日も一日終わったぁぁぁ。」


メイドとして勤め始めて一週間、大変な事も多いが頑張っていこう。


そして俺は、自分の部屋では無くゼールの部屋に行った。


「ゼール、入りますよ。」


そう言って俺は、ゼールの部屋に入った。


「お待たせしましたゼール。」


「あぁ、気にすることは無いよ。」


「それじゃあ今日も、始めましょうか。」


「うん。」


俺はエプロンを脱ぎ始め、ゼールはブレザーを脱ぎ始めた。


俺の、いや俺たちの1日のお楽しみ・・・


トランプだーーー!


「ミャルトちゃんは遅れて来るって言ってたから、先に準備をしておこう。」


「はい、そうですね。」


ミャルトとはゼールともう一人の同期で、亜人である。


とても可愛く俺のどタイプだった。


「よし、今日も楽しむぞー!」


「おー!」


こうして、同期活動報告会という名のトランプゲーム会が始まった。











読んでいただきありがとうこざいました。

明日もよろしくお願いします。

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