名前
とりあえず三日間の自由時間が出来た。
やはり、王選定のために色々と固めておくべきことはしっかりと固めておきたいのだ。
そもそもの話、俺は東領土の街に行ったことがないためいつかは散策しようと思っていた。
「まずは、あそこに行くか。」
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「で、なんでここがわかったんだい?」
「この前、お前らを降ろした後ついていったからな。」
「なんでそんなしてやったり見ないな風に言ってるんだい!」
「そもそも、どうしてここに来たんだい?」
「俺はここら辺の町のことをよく知らないから、お前達に案内してもらおうと思って。」
「なるほどそういうことか、わかったよ。そのかわり、あたい達流の案内でいいかい?」
あたい達流?一体どういうことなのだろうか。
「わかった、それでいい。よろしく頼む。」
「了解、ボス。」
俺は山賊三人組に町を案内してもらうことにした。
道中は特に何もなかった。
「そういえばお前らの名前聞いてなかったな。名前なんていうんだ?」
「今更かい!」
三人は面白いくらいに同時にずっこけた。
「まぁいいわ。じゃあまずあたいの名前はクナーシス・イボルドンよ。クナーシスでいいよ。」
「俺の名前はババル・ドルルだ。で、このでっかいやつがヨード・ギガルスだ。ババルとヨードでいい。」
「・・・」
どうやらヨードは喋らないキャラらしい。
「了解、改めてよろしくないナーシス、ババル、ヨード。あと、俺の名前はルミナ・ジェーミンだ。よろしくな。」
「よろしくルミナ。」
そして俺たちは屋敷から一番近い町に着いた。
ちなみに俺達は馬で移動して、役一時間くらいだった。
「ルミナ、ここは武術の町『バードル』だよ。」
建物はほとんどが石造りで、沢山の道場らしき建物があった。
「すごいな、道場が沢山ある。」
「ルミナ、こっちだよ。」
「いいか、ここから先はお前は絶対に喋っちゃいけないでごます。」
「急にどうしたババル、そんな喋り方して。」
「いいから、ここからは姉さんに任せるでごます。」
「あぁわかった。」
どうしてなのかよくわからないが、とりあえずババルの言う通りにしよう。
そして俺たちはある一つのボロボロの道場に着いた。
「なんだここ?『堂々道場』?へんな名前だな。」
「しっ、静かにするでごます!」
「あっ、すまね。」
「もう、しっかりするでごます!」
ババルの語尾が慣れない。
そして俺たちは道場の中に入ると、誰もいなくもの一つなかった。
道場の奥にはトイレがあり、トイレの裏にナーシスが手を入れた。
「あった。」
カチッ、という音とともにトイレが後ろに動き、地下へと続く階段が出てきた。
「なんだこれは・・・」
「いいかお前たち、覚悟を決めなよ。」
「・・・はい!」
「・・・」
一体この先に何があるのだろう。
俺は三人と一緒に、地下へと降りていった。
読んでいただきありがとうございます。
次回とよろしくお願いがいします。




