特別部隊
俺は三人を降ろして、屋敷へ戻った。
だが、早く帰ってしまうと本当に騎士団の元へ連れていったのか怪しまれそうだった為、山の中を少し散策してから帰った。
散策のことに関しては、後々説明するとしよう。
小一時間ほど時間を潰した後、俺は屋敷に戻った。
「ただ今帰りました。」
「お疲れさん、あの三人はどうなった?」
「ゴーゼオさんの言う通り、死刑でした。しっかり殺されるところを見てみました。」
「そっか、よくやった。じゃあメルンお嬢様の元へ行ってくれ。」
「了解です。」
あの大男との戦いを見て、少しゴーゼオを見直したせいか俺は敬語っぽく話してしまう。
「あと一つお願いがあるのですが・・・」
「どうした?」
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俺は、メルンの部屋の魔術を少し強化してから中に入った。
「みんな無事だったか?」
「ええ、大丈夫だったわ。ルミナは大丈夫なの?」
「俺は大丈夫だ。」
「よかったー。心配したんだよルミナちゃん!」
「いやー悪かったな心配させて。」
「それで、メルン話があるんだ。みんなにも聞いてほしい。」
「わかった。」
「王選定で俺が宣戦布告したから、今回の襲撃を始めこれからこういうことがたくさんあるだろう。」
「そこで俺を中心とした、メルンを守るための特別部隊を編成したい。いいかメルン?」
「・・・そうね、編成を許可するわ。」
「ありがとう。そこでメンバーだが役10人の部隊にしようと思っている。」
「なるほど、その10人は誰にするか決まってるのかい?」
「あぁ、全員ではないが決まっているやつはいる。」
「一人目は俺、二人目はゼール、三人目はニャルトだ。」
「え、まだ三人しか決まってないの⁈」
「あぁ、みんなには悪いがここの従者で信用できるのはまだゼール、ミャルト、ゴーゼオさんの三人だけなんだ。」
実際、まだ俺自身がここに来てそこまで長いわけでもない。そのため信用できる人がまだ限られている。
「それじゃあ、ゴーゼオさんは?」
「あの人は屋敷全体の指揮とかで忙しい。だから、あの人は入れられない。」
「なるほど、じゃあ残りの人はどうするの?」
「お前達二人には、それぞれこの屋敷の中で一番信用できる人を呼んできてくれ。」
実際俺はこの屋敷で働いている人が、どのくらいいるのかもわからない状態だ。
「わかった。任せて。」
「頼んだぞ、期間は今日から三日間だ。」
「りよーかい!待っててねルミナちゃん!」
「あぁ、じゃあ今日は解散だ。」
メルンと俺以外のメンバーはメルンの部屋から出た。
「メルンお前はこれから、ゴーゼオさんといるんだ。」
「どうして?あなたはどうするの?」
「俺は少し街に行ってくる、部隊のメンバー集めといったところかな。」
「いつ帰ってくるの?」
「二人が信用できる人を連れてくる三日後には帰ってくる。」
「わかったわ、あなたも気をつけなさい。」
「あぁ、それじゃあ今から行ってくる。」
「うん、行ってこい!」
俺は、夜の暗い中馬に乗って颯爽と暗闇の中を走っていった。
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