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予定変更

もう抑えるのはやめよう。


そもそも男である俺が女を演じるなんて不可能な事だ。


なら、もうありのままの俺で行こう。


「貴様、反逆罪でお前を拘束するぞ!」


「あれ?そんなことしていいんすか?」

「俺はあんたらが言う『ルール』ではこいつを王にすることを全力で阻止しなければいけないのではないんすか?」


俺はメルンを指差した。


「それは・・・」


「あんたらは自分の都合のいいようにしたいだけだろ。こんなに沢山の人の不安や恐怖がなくなるのならと、命をかけている奴がいるのに、お前らは自分の保身かよ!」


「たわけ!我々が居なくなって困るのは、貴様らの方ではないのか⁈」


「いいや、困らないと思うぜ。」


「なんだと?」


「予定変更だ。」


「貴様今なんと?」


俺は異世界で初めてであろうガキ大将になるつもりでいた。まぁ、もう成人はしてしまったが。


だがつまり、俺はこの世界で頂点に立ちたかった。


俺の上には誰も居ない世界に。


つまりは王だ。


そして今、その王選定をしている。


なろうと思えば俺ならなれる自信があった。


だが、今はやめよう。


「俺はこの世界でガキ大将になろうとした!」


「な、なんだそのガキ大将とやらは?」


「簡単に言えばこの世界の頂点に立つことだ。」

「それはつまり、『王』になると言うことだ。」


「お、王だと⁈」


「あぁ、だが今じゃないかな。」


「どう言うことだ?」


「簡単な事だ、やりたい事が出来たんだよ。」


そして俺は、跪いているメルンに手を差し伸べ、メルンを起き上がらせた。


そしてその手を握ったまま、その繋いだ手を高々と振り上げた。


「私ルミナ・ジェーミンは、ここいる東領土統括、メルン・メディウスを第155代国王にすることをここに誓います!」


俺はこの時、堂々とドヤ顔をした。







読んでいただきありがとうございます。

こんな遅くの投稿になってしまいすみませんでした。

次回もよろしくお願いします。

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