王都集合
王選定の候補者か・・・
まさかあんなわがまま令嬢が・・・
候補者ってことは他にもいるのか・・・
「ちなみに、ご主人様の他に王選定の候補者は何人いるの?」
「えっと確かご主人様含めて四人ですね。」
(四人か・・)
「確か、東西南北の領土を収める令嬢様が候補になっているって、先輩が言ってたよ。」
「そうなんですね。」
この世界は王都を中心に、東西南北それぞれを収める領主が存在する。
(確かここは王都から最も東の位置だったよな)
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トランプゲーム開始から一時間が経った。
「それでは、そろそろ終わりにしましょうか。」
「そうですね。」
「うん、今日はお開きにしよう。」
「それではお休みなさい。」
「「お休み(なさい)」」
そして俺は自室へ戻って寝る準備をした。
「王選定候補か・・・。これは使えるぞ!」
次の日の夜、俺はメルンに呼ばれ部屋へと向かった。
「失礼しますご主人様、どうかなさいましたか?」
「ルミナ、明日の朝王都へ行くの。」
「明日ですか?」
「そうよ、一泊するから私の着替えを用意しておきなさい。」
「か、かしこまりました。」
明日だって⁈ふざけるなよ!
普通は三日前には報告するだろう!
俺は愚痴をこぼしながらも、メルンの荷造りを始めた。
次の日の朝、俺はメルン、と執事長のゴーゼオさん、メビルの四人で王都へ向かった。
王都には大きな城、沢山の商店があった。
(見たことがないものがいっぱいだ、今度ここで買い物しよう。)
そして俺たちは城の扉の前に着いた。
「東領土統括メビル・メディウスだ」
「はっ、残りの皆さんは既に集まっております。」
「あぁ、わかった。行くぞメルン。」
「はい、分かりましたお父様。」
俺たちは城の中へ入り、また大きな扉の前に着いた。
(この先に王選定候補者が・・・)
さぁ始めよう、俺のガキ大将への戦いを!
今回も遅れてしまいすみませんでした。
ゴールデンウィーク後にはしっかりと投稿できるようにしますので、よろしくお願いします。