表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うぬぼれ  作者: 北川瑞山
6/14

 小説を書くなんてのも、一種の病気かも知れない。でもちょっとは真面目に書きたいと思っている。でもちょっと後悔もしている。後悔しつつ書きつつ瞼を震わせる。人差し指の腹で、そっと痙攣の治まらない瞼を抑えてみた。すると物理的に痙攣は止められたが、瞼の内側で太い動脈が脈打っているのを、指先に感じた。ああ、俺は生きている。とてもそれがいじらしくて、泣いた。泣くと瞼の痙攣も少し治まった。病気は涙によって癒されるのだろうか?それとも涙によって少しだけ忘れていられるに過ぎないのだろうか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ