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第4話 日向と関羽、張飛と兄妹(姉妹)の契りを結ぶのこと

張飛「うっりゃーー!!」


日向「よっと」



ドオォォォン!!



張飛「にゃあ!避けちゃダメなのだぁ!」


日向「避けなきゃ危ないだろ」


翌朝になり。今、日向と張飛は模擬戦をしていた。なぜ二人が朝から戦ってるかというと。



少し時間をさかのぼると。




日向「・・・・・・・」


家の外で日向は座禅をして氣の鍛練をしていた。



日向(氣が増えたことで、思った以上に制御が難しいな。なんとか扱えてはいるが、まだまだ無駄な所がある)


氣の量が増えたことで制御に苦戦していた。



日向「さて、氣の鍛練はここまでにするか」


そう言って立ち上がり、壁に立てかけてある双牙を手に取り。広場に移動しようとすると、家の中から張飛が出てきた。



張飛「あ!お兄ちゃん、おはようなのだ!」


日向を見つけると、元気よくあいさつをする張飛。



日向「ん?ああ、おはよう張飛」


日向は立ち止まり、張飛に振り向く。



張飛「ねぇねぇ、朝から何してたの?」


日向「鍛練だよ」


張飛「へぇ~、ねぇねぇ鈴々も一緒に鍛練していい?」


日向「ああ、別に構わないぞ」


張飛「じゃあ、ちょっと待ってて!」


そう言って張飛は家の中に入っていき、しばらくすると戻ってきた。



張飛「お待たせなのだ!」


戻ってきた張飛の手には、張飛の身長よりも大きい得物(蛇矛)を持っていた。



張飛「ねぇお兄ちゃん、鈴々と勝負して!」


日向「勝負?俺とか?」


張飛「うん!お兄ちゃん、すごい武器持ってるし、それにお兄ちゃん強いでしょ、だから鈴々戦ってみたいのだ!」


張飛は目をキラキラさせながら、手合わせを頼んだ。



日向「・・・・まぁ、俺も相手がいた方が鍛練になるし・・・いいぞ」


張飛「やったー!それなら、早く始めよう!ほら、早く早く!」


日向「おい、引っ張るなって」


張飛は日向の手を掴んで広場に移動する、広場に着くと互いに向き合い自分の得物を構える。




そして現在に至るのである。





張飛「うりゃりゃりゃりゃりゃっー!」


張飛は蛇矛を連続で突きを放つが、それを日向は閃牙で突きに合わせて弾いて、距離をとる。



日向(攻撃は単調だが、見かけによらず重い一撃を放ってくるな・・・・・そろそろ氣を使ってみるか)・・・張飛」


張飛「ん?」


日向「少し本気でいくぞ」


そう言って日向は足に氣を集中させて纏わせる。



日向「氣術(きじゅつ)瞬動(しゅんどう)〟ッ!!」


一瞬で日向はその場から消える。



張飛「にゃあっ!?き、消えたのだ!」


張飛は驚き周りを見渡して、日向を探す。



張飛「ど、どこに行ったのだ!」


日向を探し続けていると。



日向「後ろだよ」


振り返ると、張飛の頭部に閃牙を突きつけている日向が居た。



日向「俺の勝ちでいいか?」


張飛「・・・うん、鈴々の負けなのだ」


勝負は決まり、お互い得物を納める。



日向(よし、氣は問題なく使えるな。ん?)


張飛「・・・・・・・・・」


張飛は黙ったまま、うつむいていた。



日向(さすがに子供相手に大人気なかったかな)・・・あ~張飛、その、なんだ」


張飛が負けて落ち込んでいると思い、日向は励まそうとしたが。



張飛「す」


日向「す?」


うつむいてた顔を急に上げると。



張飛「すごーい!お兄ちゃんさっきのすごかったのだ!鈴々全然見えなかったよ!」


その表情は笑顔であった。自分が負けたにも関わらず、日向の強さに興奮していた。



張飛「あんなすごいこと出来るなんて、お兄ちゃんやっぱり強いのだ!」


日向「いや、そんなことないよ。さっき見せた技だって、まだ使いこなせてないんだ」


張飛「そうなの?」


日向「ああ・・・俺はまだまだ未熟だ」


最後の方は小さく呟き、張飛には聞こえなかった。




くうぅぅぅ



日向「ん?」


すると張飛のお腹から、可愛らしい音が鳴った。



張飛「にゃはは、いっぱい動いたからお腹減ったのだ」


日向「それじゃあ、飯にするか」


張飛「うん!」


二人は朝食を食べに、家に向かった。







その頃、関羽の方では厨房で働いていた。



関羽「ハァ!」


関羽は大根を宙に投げ、見事な包丁捌きたで大根を切った。



女将「たいしたもんだねぇ、けどもうちょっと普通に切れないのかい」


関羽「ちゃんとした料理は、あまりやったことがないので。つい」


関羽は体をもじもじさせながら、恥ずかしそうに説明する。



女将「まぁ、いいさ。それが済んだら次は薪割りと店の掃除、ついでに納屋の片付けも頼もうか。あと、山に行って芝を刈ってきておくれ。急いでだよ」


関羽「えっ!?い、いやあの・・・ホントにちょっと人使い荒くないか・・・・あっ」


女将の人使いの荒さに苦笑いをしてしまう関羽であったが、何かを思い出す。



関羽「そういえば女将、焔殿はどちらに。さっきから姿が見えませんが」


女将「あ~、あの子だったら。昨日関羽ちゃんが倉庫に行ったあと出て行っちまったよ」


関羽「えっ!?」


それを聞いた関羽は驚いてしまった。



女将「なんでも、人を探してるって言ってたよ」


関羽「そう、ですか(まだ、お礼もちゃんとしてないのに)・・・・・・」


女将「あっ、そうそう。あの子から伝言預かってたんだよ」


関羽「伝言?」


女将「"お礼は気持ちだけ受け取っておく"だってさ」


関羽「・・・・・・・・・」


関羽は伝言を聞いたが、納得のいかない顔をしていた。






一方、日向の方では。



子供A「兄ちゃん、次はかくれんぼして遊ぼ」


子供B「何言ってんだよ、次はかけっこだろ」


子供C「かけっこなんてつまんないよ」


子供B「なんだと!」




広場で張飛の子分である子供達と遊んでいた。



日向「お、おい。ケンカすんなって」


日向が子供達と会ったのは。朝食を食べてる時に子供達が遊びに来て、その時に日向と会ったのである。そのあと朝食を食べ終わった張飛が日向の事を説明したあと、なぜか子供達は日向を気に入って外に連れ出して遊ぶことになったのである。



子供D「抱っこ~」


小さい女の子が両手を上げて抱っこを頼んできたので、日向は片腕で持ち上げた。



子供D「アハハ!たか~い!」


日向(だ、大丈夫だよな?力の加減とかこんなんでいいのか?)


日向は子供と遊ぶのは初めてのため、戸惑いながらも子供達と遊んであげるのであった。



張飛「お兄ちゃん!鈴々も!」


張飛もさっきの女の子と同じように両手を上げて抱っこを頼んできた。



日向「お、おお。いいぞ」


そう言って、もう片方の腕で張飛を持ち上げる。



張飛「にゃははは!たかいのだぁ!」


子供E「親びんずるーい!」


子供A「よーし!今から、兄ちゃん登りしよー!」


子供C「おー!」


子供達は一斉に日向にしがみつき、木登りをするようによじ登ってきた。



日向「うお!あぶないって!」


張飛達『アハハハ!』


日向「たく・・・・・・フッ」


子供達は楽しく笑い、子供達の笑顔を見て日向も少し笑った。



日向(こういうのも、たまにはいいかもな)


子供B「あっ!」


日向「ん?どうした?」


男の子が急になにかを思い出して、日向は気になって聞いてみた。



子供B「オレ、母さんに頼まれてた事があったんだった」


日向「そうなのか」


子供B「ごめん、ちょっと行ってくる」


そう言って男の子は日向から降りる。



日向「気をつけてな」


子供B「うん!」


そして村の方へ走っていった。







関羽「はぁ、あとはこの芝を運んだら終わりだな」


関羽は女将に頼まれた仕事を順に終わらせて、芝刈りの帰り道。




ガヤガヤガヤ



関羽「ん?」


大きな家の前で人が集まっており、関羽は気になって行くと敷地の中で庄屋と兵士のような人達と会話をしていた。



庄屋「いいですか、相手は子供と言うても手がつけられん暴れ者。油断は禁物ですぞ!」


関羽は近くの女性に何の騒ぎか聞く。



関羽「何かあったのですか?」


女性「何でも、今からお役人に張飛を捕まえてもらうんですって」


関羽「役人にって、子供相手に大袈裟な」


女性「庄屋様、この間の落書きが相当頭にきなさったらしくて。今回ばかりは堪忍袋の緒が切れたと」


老婆「しかしお役人も、本物の山賊には怖がって手を出さんくせに。こんな時だけ」


女性「捕まったらどうなるんじゃろう」


老婆「まさか殺されたりはせんじゃろうけど、鞭で打たれたりはするかものぉ」


女性「むごい事じゃのぉ」


二人の会話を聞いて、関羽は何かを決意して敷地に入っていった。


関羽「庄屋殿!お話の途中で申し訳ないが」


庄屋「何だ?お前は」


関羽「私は旅の武芸者で、名は関羽、字を雲長と申す者。聞くところによると張飛なる者は、大人でも手を焼く暴れ者とか。万が一不覚を取って、役人の方々が怪我をしてもつまらぬでしょう。ここはひとつ、私に任せていただけませんか」


庄屋「アンタが?確かに物騒な物を持ってるがホントに強いのか?」


庄屋は関羽が持ってる得物(青龍偃月刀)を見るが、関羽自身が強いのかと疑った。



関羽「コレはちょっと、もちろん腕にはいささか覚えがあります。いくら暴れ者とは言え所詮は子供、本物の山賊に比べれば」


隊長「あ!?もしかして貴様が最近噂の黒髪の山賊狩りでは」


庄屋「え!?アンタがあの!!」


関羽を見て突然、役人の隊長が声をあげ。庄屋もそれを聞いて驚く。



関羽「いや、自分からそう名乗ってる訳ではないが////・・・」


役人達『ええぇぇぇ!!』


隊長「黒髪が綺麗な"絶世な美女"と聞いておったが」


庄屋「噂ちゅうもんは当てにならんなぁ」


他の役人達も想像と違ってガッカリしたり、文句を言っていた。



関羽「え、え~と#それはどういう意味か#」


関羽は青筋を立てて怒りを抑えてる時、村に戻ってきた男の子が物陰に隠れて一部始終を見ていた。



子供B「くっ!」


男の子はすぐに張飛に知らせようと山に戻っていった。







張飛「モグモグ・・ゴクッ・・お兄ちゃん、このおむらいす(オムライス)って言うのすごく美味しいのだぁ!」


日向「それは良かった」


子供A「こんなウマイの初めて食べた!」


子供C「美味しいねぇ」


子供D「ね~」


子供E「ハグッハグッ」


今は昼頃になり、日向達は遊ぶのをやめて昼御飯に日向が人数分作ったオムライスを食べていた。



日向(まさかこの時代でオムライスを作れるとは。それもこれもコレをくれた人のおかげだな)


そう考えながらポーチを見る。日向は昨日寝る前にポーチを調べていたのだ、そしてポーチの中から一枚の手紙が出てきて読んでみると〔このポーチは四次元ポーチって言うの、中には色々な物が入ってるし色々な物が入るから凄く便利よ。貴方にあげるから好きに使ってちょうだい♪〕っと言う内容なのであった。



日向(しかし、ホントに凄いなコレ。双牙の出し入れも出来るし、便利だ)


張飛「お兄ちゃん!おかわり!」


日向「おう、すぐに作るからちょっと待ってろ」


日向は厨房に行こうと立ち上がると。



子供B「おーい!大変、大変だ!」


すると男の子が息を切らして戻ってきた。



日向「おお、ちょうどいい所に来たな。昼飯食うか?」


子供B「え?う、うん食べる・・・・って!それどころじゃないよ!親びん、大変だよ!庄屋の奴、役人を呼んで親びんを捕まえようとしてるよ!」


子供達『えええ!』


日向「役人が?どういう事だ?」


子供B「・・・オレ達この間、庄屋の家の塀に落書きしたんだ。それが相当頭にきたみたいなんだ」


日向(なるほど、そういう事か・・・・だが、さすがに役人を使うのはやり過ぎだな)


子供C「どうしよう、このままじぁ。親びんが」


女の子は不安そうな顔をしてると、それに釣られて他の子供達も不安な顔をする。そんな子供達を見てしまった日向は・・・・



日向「・・・はぁ(・・・正直、金にならない事はしたくないんだが。張飛には泊めてくれた恩があるしな、仕方ない・・)張飛、手伝うぞ」


張飛「えっ!・・・手伝ってくれるの?」


日向「ああ」


それを聞いた張飛と子供達は大喜びして、役人を追い返すため行動を開始した。







関羽「これが一本杉か」


あれから役人達は話し合い、結果。張飛の事は関羽に任せる事になった。



関羽「左え入れば、あとは道なりと言っていたな」


関羽は左の道に入り、張飛の家に行くため山道を歩いていると。




ヒュンッ



関羽「クッ!〈カンッ〉何奴!?」


突然と木の上から石が飛んできて、関羽は偃月刀で防ぎ上を見ると。男の子が木の上に居て、たくさんの石を持っていた。



子供B「こっからは鈴々山賊団の縄張りだ!役人の手先はとっとと帰れ!」


男の子は石を関羽目掛けて投げつける。



関羽「こら!やめんか、当たったら危ないだろ!」


子供B「うるさい!絶対親びんを捕まえさせたりしないからな!」


石を次々と投げつけるが、関羽は全て打ち落とす。



関羽「ええい!めんどくさい!」




ザンッ!!



次々とくる石に関羽は我慢ならず、男の子が乗っている木を切り倒した。



子供B「うわぁぁ!」


関羽「ハァッ!」


関羽は落ちてきた男の子を偃月刀で服に引っ掻けて助ける。



子供B「た、助かった」


関羽「それはどうかな#」


子供B「ひぃぃ、ぎゃあー!」


関羽にお仕置きされて男の子の悲鳴が山に響き渡った。関羽は先に進むが男の子が追いかけてきて、関羽が振り向くと男の子は岩陰に隠れてビクビクしていて相当お仕置きが効いたらしい。男の子を気にすることなく関羽は先に進もうとしたら、今度は女の子達が関羽の前に現れた。



子供A「や~い、ブ~スッ」


子供E「デ~ブ」


子供C「年増~」


子供D「としま~」


関羽「なッ!?誰が年増だ、誰が#!・・・ん?」


悪口を言われ女の子達に近付こうとしたが、足元には明らかに落とし穴と分かるたくさんの葉っぱが敷いてあった。



関羽「なるほど落とし穴か、子供にしては知恵を絞ったと褒めてやりたい所だが。ハアァ!」


関羽は足元の落とし穴を飛び越える。



関羽「そんな手に引っ掛かる関雲長ではないわぁ!」


子供達の前に見事に着地する関羽だが、子供達はニヤリと笑った。



関羽「さあ、観念〈ベキッ!〉キャアァ!」


落とし穴はもう一つあって、関羽はそれに落ちてしまった。



子供C「落ちた!落ちた!」


子供E「バッカでぇ」


子供A「引っ掛かってやんの」


子供D「やんの」


子供達は笑いながら、落とし穴の中に居る関羽を見下ろす。



関羽「くぅ~、関雲長一生の不覚っ!」


子供C「どうする?」


子供A「おしっこかけてやろ!」


子供D「かける~」


関羽「コォラーーーー!」


叫びながら落とし穴から出てくる関羽。



関羽「ぎゅうぅ!ぞうきん!」


子供A「ひぃぃ!」


関羽「万力!ぐりぐりぐりぃ!」


子供C「頭がぁ!」


子供D「痛いっ!」


関羽「肉山(にぃぐんざん)大山(たぁいざん)!」


子供E「ぎゃあぁぁ!」


怒った関羽は子供達にお仕置きしてると。



日向「・・・何やってんだ、関羽」


関羽「へ?・・・・ほ、焔殿!!!」


関羽は聞き覚えのある声がして後ろに振り向くと、ざるを持っている日向が居た。



日向「ふむ」


子供達を見て、状況を察した。



日向「関羽、いくらこの子達が山賊の真似事してるからって。やり過ぎだぞ・・まぁ、お前が人をいたぶる趣味があるなら話は別だが」


関羽「ち、違います!そんな趣味などありません!これには訳があるんです!」


関羽はお仕置きした理由と此処に来た訳を日向に説明した。



関羽「・・・・と言う訳です」


日向「なるほど、村の皆に張飛を謝らせるために来たって訳か」


関羽「ええ・・・・・それより、焔殿!」


日向「ん?」


関羽は日向に詰め寄り、顔を近付ける。



関羽「どうして、私に何も言わずに出て行かれたんですか!?」


日向「先を急いでたからな(顔近いな)」


関羽「それでも、一言声を掛けてくれても」


そう言いながら、寂しそうな顔をする関羽。



日向「よくわからんが、すまん」


関羽「・・・・はぁ、もういいです。別に怒っている訳ではありませんから」


日向「関羽」


関羽「はい?」


日向「近いぞ」


関羽「え?・・・・ッ!?/////////」


関羽はようやく自分の状態に気付き、顔を真っ赤にさせ物凄い行きよいで日向から離れた。



関羽(な、何をやってるんだ私は!焔殿にあんなに近付いて//////////)


日向「大丈夫か?(顔が赤い・・・もしかして風邪でもひいたか?)」


関羽「へ、平気です!と、ところで焔殿。それは何です!?」


関羽は急いで話をそらし、日向が持ってるざるに指を差す。



日向「ああ、これか。これは子供達に毛虫を集めてきてくれって頼まれたんだ・・・多分、落とし穴にはまった奴にぶっかけるつもりだったんだろう」


それを聞いた関羽は子供達に振り向く。



関羽「お~ぬ~し~ら~#その様な事をしようとしてたのか#」


子供達『ひぃぃ!』


子供達はまたお仕置きされると思って体を寄せ合う。



関羽「まったく」


子供B「い、言っとくけど!親びんはお前なんかに負けないからな!」


関羽「わかったわかった、張飛の事は悪いようにしないから。お前達は村へ帰れ」


子供A「ホントか?」


子供C「村に帰れば、親びんを役人に渡したりしない?」


子供D「しない?」


関羽「もちろん、約束する」


関羽は自信満々に言うが、子供達は信じられず中々帰ろうとしなかった。すると・・・・



日向「なぁ、今はこのお姉ちゃんの事信じてみねえか。それに俺も何とかするからよ」


日向が助け船を出す。



関羽「あの、手伝ってくれるのですか?」


日向「ああ、元々どうにかするつもりだったからな・・・だから今は家で待ってろ」


子供C「ねぇ、帰ろ」


子供B「そうすっか」


子供E「うん」


日向の説得で関羽を信じる事にした子供達は帰ることにしたが、帰り際に。



子供達『ブ~ス、デ~ブ、年増~、お前なんか親びんにやられちゃえ~』


関羽「はぁ~」







関羽「まったく、やつらに比べれば年上かもしれんが・・・・」


関羽は子供達に言われた事を気にしていた。



日向「気にしてんのか?」


関羽「いえ、気にしてる訳では」


日向「(気にしてんだな)・・・・着いたぞ」


二人は広場に着き、関羽は周りに誰か居ないかと見渡しながら進んで行くと崖の上に蛇矛を手にした張飛が立っていた。



関羽「お主が鈴々山賊団の張飛だな?」


張飛「そうだ!!鈴々が、寝た子も泣き出す鈴々山賊団の親びん!張翼徳なのだ!」


関羽「お主の手下は皆村へ追い返したぞ」


張飛「ッ!!」


関羽の言葉に驚き、崖を器用に飛び降りた。



張飛「鈴々の友達に何をしたのだ!!」


関羽「なぁに、ちょっとしたお仕置きをな」


張飛「おのれ~#仲間の仇、十倍返しなのだ!」


関羽に飛び掛かろうとしたが。



日向「待て、張飛」


張飛「お兄ちゃん!いつからそこに!」


日向「いや、最初から居たんだが・・・」


日向に声を掛けられて、日向が居る事にようやく気付く。



張飛「何でお兄ちゃんがそいつのそばに居るのだぁ!」


日向「ああ、実はな「まさか!」ん?」


張飛「お前ぇ~!お兄ちゃんをそのバインバイッンのおっぱいで誘惑したな!」


そう言って関羽の胸を指差す、そんな関羽は腕で胸を隠す。



関羽「ってぇ!なぜそうなる!胸は関係ないだろ、胸は!第一焔殿は・・・////」


張飛「もう許さないのだぁ!お兄ちゃんすぐに鈴々が助けるからね、覚悟ぉぉ!」


関羽に飛び掛かる。



関羽「人の話を聞けえぇぇ!」


張飛「てぇっりゃあぁぁぁ!」




ガッキン!



関羽は張飛の攻撃を弾く。



関羽「口で言っても分からないようだな、ならば!体で分からせてやる!焔殿は下がってください」


日向「ああ・・・(ややこしい事になったな)」


日向は下がる。



関羽「ハァ!」


張飛「ふっ、うりゃあ~!」


張飛は攻撃を避け反撃する、関羽は攻撃を受け止めたが後ろに大きく飛ばされた。



関羽「クッ!(重い、力押しでは不利か)ハァ!」


張飛「にゃあぁ!」




ガンッ!キンッ!カンッ!ガッキン!



関羽と張飛の攻防は防いでは反撃を繰り返し、決着がつかずに時間だけが過ぎ去っていき。夕日まで続いた。



関羽「なかなかしぶといな」


張飛「そっちこそなのだ!でも、鈴々の本気はまだまだこんなものじゃないのだ!てぇいっ!」


関羽「ハァ!」


二人は跳び上がって、空中で互いの得物をぶつけ合う。



日向(強いとは思ったが、想像以上の強さだ・・・・これが武人か)


すでに夕日は沈み辺りは薄暗くなり、三人を照らすのは月明かりだけである。今だまだ続く得物同士のぶつかり合う音はしばらくして止んだ。



関羽「惜しいな」


張飛「はぁ?何がなのだ?」


関羽「これほどの強さを持ちながら、やってることと言えば山賊ごっことはな」


張飛「余計なお世話なのだ!」


関羽「張飛よ、お主。幼い頃に親を殺されたそうだな」


張飛「そ、それがどうしたのだ」


関羽「私も幼い頃に家族を失った」


張飛「っ!?」


日向(関羽も・・家族を・・・・)


関羽「村が戦に巻き込まれ父も母も・・・そして兄者も。私は誓ったのだ、こんな悲しみは繰り返したくない、二度とこんなことが起きない世を目指そうと」


張飛「それが鈴々となんの関係があるのだ!」


関羽「お主は変えたいと思わぬか?戦に巻き込まれ、賊に襲われ、罪もない人々が傷つけられていくこんな世の中を!」


張飛「うっ・・・うぅぅ・・うりゃあぁぁぁ!」


張飛は戸惑いながらもがむしゃらに攻撃する、関羽は偃月刀で防ぎ続ける。



張飛「そんなの、そんなのわからないのだ!ただ鈴々は・・鈴々はっ!!」


関羽「クッ!」


関羽は張飛の攻撃に耐えきれず偃月刀を放してしまい、張飛の攻撃は止まらずに襲い掛かり両腕で防ごうとしたが。




ガッキン!



日向「そこまでだ」


関羽「焔殿?」


日向が二人の間に割り込み、張飛の攻撃を防ぐ。



張飛「お兄・・ちゃん」


日向「張飛」


張飛「・・・・・・・」


日向「お前、ホントは寂しかったんだろ?」


張飛「っ!?」


張飛は目蓋を大きく開いて驚く。



日向「だから村で悪戯したりて、皆の気を引いて寂しさを紛らわしていたんだな」


張飛「・・・・そうなのだ、鈴々はホントはずっと寂しくて。でもどうしていいかわからなくて。それで・・それでっ!」


日向は片膝をつき、張飛と目線を合わせ頭を撫でる。



日向「もういいんだ、我慢するな」


張飛「うっ・・うぇ~ん!お兄ちゃん!」


張飛はその言葉に我慢ならずに泣きながら日向に抱き着き、そんな張飛を日向は安心させるように優しく頭を撫で続けた。



日向「今は泣け。今までずっと我慢した分、ここで全部出せ」


張飛「ふ・・えっ・・・ふぇ~~~んっ」


張飛は日向の胸のなかで泣き続けた。







張飛の家の風呂場。


関羽は張飛の家の湯船に浸かっていた。



関羽「ふぅ~、妙な事になったな」


数十分前の事を関羽は思い出す。





泣き止んだ張飛は関羽の前でふて腐れて座っていた。



関羽「好きにしろとは、それはどういう事だ?」


張飛「勝負の途中で泣いちゃったから、さっきのは鈴々の負けなのだ。だから勝った方は負けた方を好きにしていいのだ」


関羽「って言われてもな「けど!」ん?」


張飛「鈴々は好きにしていいけど、お兄ちゃんは取っちゃダメなのだ」


関羽に日向を取られたとまだ勘違いしてる張飛はふて腐れながら関羽を睨む。



日向「張飛、俺は別に取られた訳じゃないぞ」


張飛「えっ!?」


関羽「そうだぞ、焔殿と一緒に居たのは私に協力してくれただけで。別に取った訳ではない」


張飛「そうなのか・・・それなら何でもっと早く言わなかったのだ?」


日向、関羽「「お前が話を聞かなかったんだろうが」」


二人にそう言われ、張飛は何も言えなかった。



関羽「まったく・・・それと、お主を好きにするというのは、アレは無しだ。私はただお主が庄屋殿や村の人達に詫びを入れて、今までの行いを改めてくれればよい。そうしてくれるか?」


張飛「・・・うん」


日向「まぁ、謝る時は俺も付き合ってやる。関羽もそのつもりなんだろ?」


関羽「ええ、もちろんです。そう言う訳だ張飛よ、その時は私も付き添ってやるから。明朝に村の入口で待ち合わせとしよう、では帰るな」


帰ると聞いた張飛は慌てて止めようとする。



張飛「あっ・・よ、夜の山道は危ないのだ。だから今夜は家に泊まっていけばいいのだ」


関羽「私は旅に出て長い、これくらいは慣れている」


張飛「お、お兄ちゃんは行かないよ・・ね?」


張飛は日向も行ってしまうのかと思い、少し涙目で日向を見つめる。



日向「そうだな、街に行くにはもう遅いし・・・今日も厄介になっていいか?」


張飛「うん!もちろん良いのだ!」


張飛は笑顔になって日向に抱き着いた。



日向「それと関羽も、今日は泊めてもらえ」


関羽「え!ほ、焔殿!」


日向「それに、今から村に行っても泊めてもらえない可能性があるぞ?」


張飛「うんうん」


関羽「・・・・分かりました、張飛。私も厄介になっていいか?」


張飛「にゃははは!良いのだ!」





こうして二人は張飛の家に泊まる事になった。



関羽「ふぅ(不思議な人だ、焔殿は)」


張飛「湯加減はどうなのだ?」


関羽「調度よい加減だ」


張飛「なら、鈴々も入るのだ!」


関羽「えぇ?」


風呂場の扉が開き張飛が入ってくる。



張飛「突撃~!うりゃあ~!」




バッシャーン



関羽「コラァ!飛び込むんじゃない!」


張飛「にゃあ!」


関羽「まったく、風呂の入りかたも・・・ん?」


張飛「ジ~~」


張飛は関羽を見つめていた。



関羽「何だ?どうしたのだ?」


張飛「やっぱりおっぱい大きいのだ」


関羽「っ!?////」


そう言われて胸を隠す関羽。



張飛「どうしたらそんなにバイッンバインになるのだ?」


関羽「どうしたらって・・・・そうだ、志だ!胸に大志を抱けば、その分だけ大きくなる・・はず」


張飛「ホントにそれで大きくなるのだな?」


関羽「まぁ、そういう説も有ったり無かったり・・・」


張飛「よ~し!だったら鈴々も大志を胸に抱くのだ!」


関羽「そうだな、そうするといい。大志を抱く事は悪い事じゃないからな」





一方日向の方では。



日向「なんか姉妹みたいだな」


日向は風呂場から聞こえてくる二人の声を聞きながら、壁に背中をつけて座り双牙を手入れしていた。



日向「・・・・ふぅ、こんなもんか」

手入れし終えた双牙を壁に立て掛けて、目を瞑る。



日向(それにしても、改めて考えるとすごい体験してるんだな俺。三国志の世界に来てるは、英雄と呼ばれた関羽と張飛と一緒に居るなんてな)


そう思っていると。



関羽「焔殿」


関羽に声を掛けられて目を開ける日向。



日向「上がったか?」


関羽「はい」


日向「それじゃ、俺も入ってくる」


日向は風呂場に向かった。






風呂から上がった日向はコートとパーカーをポーチに入れて。アンダーシャツとズボンの格好で二人が居る部屋に入ると、寝間着に着替えた関羽と張飛が寝床を用意して待っていた。



関羽「すまぬな、寝床まで貸してもらって」


張飛「良いのだ、勝負に負けたのだから一晩一緒に寝るぐらいしょうがないのだ」


関羽「なんか、誤解を招きそうな表現だな」


日向(?・・・何が誤解されるんだ?)


関羽の言ってる事に日向は意味がわからずに首をかしげていると。



張飛「お兄ちゃんはこっちなのだ」


日向「うわっ!?」


張飛に腕を引っ張られ、張飛を真ん中に関羽とは反対の方に寝かせた。



関羽「大丈夫ですか?」


日向「ああ、けどさすがに狭いな・・・俺はここじゃなくてもいいぞ」


張飛「鈴々は平気なのだ!」


関羽「ええ、私も平気ですから。気にしないでください」


張飛「それに、昨日もお兄ちゃんが居てくれたけど。こんな風に誰かと一緒に寝るのはすごく久しぶりで・・全然嫌じゃなくて・・・その、父さまと母さまと一緒みたいで・・・」


母という言葉を聞いた関羽は急に起き上がる。



関羽「バ、バカいえ!私はお主のような娘が居る歳ではない!せいぜい姉と言ったところだ」


張飛「・・・姉」


関羽「それ以前に、私は子供が出来るような事はまだ一度も///・・・ホ、ホントですからね!焔殿!」


日向「そ、そうか・・・(何で俺に言うんだ?)」


張飛「姉だったら、お姉ちゃんなら良いのか?」


関羽「・・・まぁ、それならいいが」


張飛「だったら、今日から関羽は鈴々のお姉ちゃんなのだ!」


関羽「え!?い、いや待て。姉なら良いと言ったのは、そういう意味ではなくて」


張飛「ダメ、なのか?・・〈ウルウル〉・・・」


張飛は涙目で関羽を見つめる。



関羽「ダメ、ではないが」


張飛「わ~い!鈴々にお姉ちゃんが出来たのだ!」


張飛は嬉しさのあまり、関羽に抱き着く。



関羽「・・・分かった、お主の姉になってやろう」


張飛「にゃはっ!」


関羽「・・・ならば、私と共に世の中を変えるための旅に出てくれるか?」


張飛「世の中を変えるため・・・旅に出れば関羽とずっと一緒に居られる?」


関羽「ああ」


張飛「だったら鈴々行くのだ!」


関羽「そうか」


日向(・・・・どうやら、張飛はもう大丈夫そうだな)


今までの話を聞いていた日向は、張飛は心配ないと分かり少し安心する。



張飛「ねぇ、お兄ちゃん////」


日向「ん?」


張飛は顔を赤くしながら日向に声を掛ける。



張飛「あ、あのね。お兄ちゃんにも鈴々の本当のお兄ちゃんになってほしいのだ////」


日向「俺が?」


張飛「ダメ?」


日向は起き上がり、張飛に顔を向けると。



日向「・・・・悪い、それは無理だ」


張飛「え?」


予想外の答えが返ってきて張飛は驚く。



張飛「何でなのだ!?」


日向「昨日も説明したが、俺は人を探してるんだ。だから此処を出て旅に出るつもりなんだ・・・今俺が張飛の兄になってもずっと一緒には居られない、俺はそんな無責任な事はしたくない・・・すまんな」


張飛「・・・・・・・・」


最後は謝りながら黙って落ち込んでる張飛の頭を撫でていると、張飛はハッと何かを思いつく。



張飛「・・・ねぇ、確か人を探すために旅に出るんだよね?」


日向「ああ、そうだが・・・・」


張飛「だったら!鈴々達と一緒に行けば良いのだ!」


日向「は?」


突然の事に日向の思考が停止したがすぐに回復する。



張飛「一緒に行けば、お兄ちゃんともずっと一緒に居られるのだ!良いよね、関羽?」


関羽「ああ、私は構わない」


関羽は笑顔で張飛の提案に賛成した。



張飛「お兄ちゃん、鈴々達と一緒に行こ。お兄ちゃんとも一緒に居たいのだ」


張飛は不安な顔で日向の腕を掴み必死に誘う。



日向「・・・・俺なんかが兄で良いのか?」


張飛「うん、鈴々のお兄ちゃんになってほしいのだ」


日向「・・・・わかった、お前の兄になるよ」


そんな張飛を見て、日向は兄になる事を決心した。



張飛「ホントに?」


日向「ああ」


張飛「ずっと一緒に居てくれる?」


日向「ああ、ずっと一緒だ」


張飛「お兄ちゃん!」


不安だった顔は笑顔になり張飛は日向に抱き着く。



関羽「良かったな、張飛」


張飛「うん!これで夜も・・寂しくないのだ」


日向「さて、明日は早い。そろそろ寝るとしよう」


関羽「はい」


張飛「うん!」


こうして日向は目的は違えど二人と一緒に旅に出る事になり、三人は仲良く川の字で寝た。







朝。


三人は村へ庄屋、村人達にこれまでの張飛の行いを謝りに行き許してくれた。そして、張飛が世直しの旅に出ると知った村人達は村の門に集まって見送り三人は村を出た。



関羽「良かったな張飛、庄屋殿も村人も心よく見送ってもらえて。これもお前がきちんと謝ったからだぞ」


張飛「う、うん」


三人は一本杉の所まで来た。



関羽「一本杉を右に行くぞ、それとも一度小屋に寄るか?」


張飛「う、ううん。いいのだ」


一本杉の右側は坂になっており左側の森が見渡せる所まで歩く三人、ここまで元気がなかった張飛に関羽は声を掛ける。



関羽「どうした?もう村が恋しくなったのか?」


張飛「そうじゃないのだ。ただ、山賊団の皆が見送りに来てくれなかったから」


日向「・・・・・」


張飛「きっと鈴々がいい親びんじゃなかったから・・・だから皆・・・」




お・・びーんっ!



日向(ん?・・・あれは)


何処からか声が聞こえた日向は声のする方を向いた。



日向「左を見てみろ、張飛」


張飛「えっ」


日向「アレだ」


日向は指差しその差してる方には小屋があり、屋根の上には山賊団の子供達が居た。



子供達『親びーん!!』


子供A「武者修行して強くなってね~」


子供C「皆親びんが帰って来るの、待ってるから~」


子供E「親びーん!」


張飛「み、皆」


山賊団の子供達の登場に張飛は涙を流す。



関羽「泣くな、旅立ちに涙は不吉だぞ」


張飛「泣いてなんかいないのだ」


関羽「人は次に会う時まで、別れ際の顔を覚えてるものだ。立派な親びんならば、そんな情けない顔を覚えていてもらいたくはないだろ」


日向「なら、笑顔で手を振ってやれ」


張飛は涙をふき。



張飛「うん!皆~!行って来るのだ~!」


こうして三人の旅が始まった。




《紀元二世紀も末の頃、この世は乱れに乱れておりました。そんな中》


《力を蓄え密かに野心を研ぎ澄ます者》


《己の力を試さんと文武に励む者》


《護るべき者ために闘おうとする者》


《様々な想いを胸に抱く者達があやなす運命の糸が絡み結ばれる》



関羽「そろそろマントは要らぬな」


日向「確かに、暖かくなってきたな」


張飛「もう、春なのだ!」


《世紀末に舞う無双の姫達と一人の男の行く末をとくとご覧あれ》

氣術〝瞬動(しゅんどう)


足に氣を纏わせて一瞬で相手に近付く、移動術。

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