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壊れゆく日常&壊れた日常

壊れゆく日常


それはあまりにも突然やってきた。

いつもの朝 いつものニュース番組 いつもの日差し いつもの朝食 そして今まで通りの歴史を築いていたのだが、そこに一本の横槍が飛んできた。あまりにもアブノーマルな横槍が


壊れた日常


家が半壊した。俺が学校に行く身支度をしている時だった

ドゴオオオオオオオオ・・・パクン

「は?」

あまりにも不釣り合いな音のせいで家が壊れたことを認識しきれない俺は、変な声を出した

しかし体はきちんと認識したのか、その場から逃げ出そうとする

ぐいっ

「動くな、殺されるぞ」

しかしそれは、いつの間にか横にいるティアラによってキャンセルされる

そして俺だけが現状を理解出来ないまま、物語は進行する

そう、新たな人物によって

「ういっぷ、・・・不味~この家。久しぶりの再会なのにお出迎え最悪だな~色欲のティアラちゃん」

「そうか、しかし今の言葉は此処の住人に失礼だぞ」

「ん?そこの人のことかい。いや~すまない。しかしあまりにも不味いんだもの」

小太りの男はそう言いながら口を開けて

パクン

と近くのタンスを飲み込んだ

「つい、言っちゃったんだよね~・・・このタンスは美味しいな~~~」

しかしティアラは驚きもせず

「これ以上食さないでくれるとありがたいな」

と言った。それに対し小太りな男は

「それじゃ、昼になったらまた来るよ。残りを昼ごはんとしてね」

そして小太りの男性はそこから


溶けるように地面に吸い込まれていった


小太りの男性が去ったあと、ようやく現状を理解した俺は

「なんだったんだーーーーーーーーーー」

と、窓を開ける必要のなくなった家の二階で空を見上げながら叫んだ

そして、現状を一番理解していそうなティアラに俺は

「おい、なんだったんだあの偏食野郎は。いや、それ以外にも、お前の二つ名は紅のティアラじゃないのか?あの男の言っていた色欲ってなんだよ・・・あと家!!!」

それに対しティアラの会見はいたってシンプルだった

まとめると ティアラの昔の旧人で好物は人間界の物質。二つ名は昔のだそうだ。家については「すまなかった(笑)本当に申し訳ないと思っている(笑)」(笑いの)涙まで流しながら謝っていたので許し・・・・てあ・・げ・・・

「謝んなくていいんで、家どうにかしてくださいね?」

やはり許せなかった

「それなら心配するな」

「え・・・」

ま、まさか治るとか

「さっき奴が言ってただろ、残りも食べると」

ああ神様、僕に明日は来るのでしょうか


そんなわけで今日はこんな感じで幕を開ける僕のデストロイな日常

そして幕を閉じる僕の平穏な日常


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