玻璃のまどろみ、言の葉の塵 ―音のない世界が触れる言葉―
最終エピソード掲載日:2026/02/07
大正の帝都、琥珀色の時間が流れる喫茶「白昼夢」。
耳が聞こえず、 音のない世界に生きる小夜にとって、翻訳家・彰人の指先こそが、唯一の鮮やかな「言葉」だった。
原稿をなぞる指の震え、掌から伝わる微かな熱、そして紙の裏に刻印されたインクのない筆圧。耳では捉えられぬ彼の鼓動を、小夜は自身の皮膚を通じて聴き取っていく。けれど、雪が降り積もるあの日、彼の指先が最後に遺したのは、あまりにも切ない「追伸」だった――
指先と指先の間にある、海よりも深い断絶。そこに咲いた、触れることでしか確かめられない、透明な愛の物語。
耳が聞こえず、 音のない世界に生きる小夜にとって、翻訳家・彰人の指先こそが、唯一の鮮やかな「言葉」だった。
原稿をなぞる指の震え、掌から伝わる微かな熱、そして紙の裏に刻印されたインクのない筆圧。耳では捉えられぬ彼の鼓動を、小夜は自身の皮膚を通じて聴き取っていく。けれど、雪が降り積もるあの日、彼の指先が最後に遺したのは、あまりにも切ない「追伸」だった――
指先と指先の間にある、海よりも深い断絶。そこに咲いた、触れることでしか確かめられない、透明な愛の物語。
第一話 指先の追伸
2026/01/31 00:02
(改)
第二話 琥珀の午睡
2026/01/31 16:08
第三話 言葉のない辞書
2026/02/03 07:40
第四話 硝子の深海
2026/02/04 08:00
第五話 千切れた手紙、凍える追跡
2026/02/05 21:21
第六話 玻璃の終幕、永遠の余白
2026/02/06 07:09
第七話 銀世界の点綴
2026/02/07 09:23