支配的欲求
漏らしているんじゃなく潮を吹いている。ビンタで。流石本物のドM、このシチュエーションで股を濡らすとは筋金入りだ。
急に呼吸が荒くなり期待の眼差しでビンタした俺の右手を見ている。
「いいか、大人しくすれば殴ってやる。ただもし叫んでみろ、一切危害を加えないからな?分かったか?」
普通とはまるで逆の事を言うが女王は期待の眼差しでウンウンと頷く。そっと猿ぐつわを外すと潤んだ瞳と半開きの唇のままジッとしていて、ハァハァと荒い息遣いだけが室内に響き渡る。
パァン!パァン!!
「ふぐぅ♡」
ビンタをくれてやると涙とヨダレと鼻血を出しながら恍惚の笑みを浮かべている、下は下で大洪水だ。これ魂の陵辱になってんのか?サービスしてるだけの様な気がするんだけど…まぁ快楽堕ちとかでも屈服はするらしいから取り敢えずこの路線で攻めるか、しかし今分かったが俺はどうやらSMには余り向いていないようだ。だってビンタをしても全然興奮しないし楽しくも無い。
ただ、とんでもないエロ可愛い人が興奮しているのを見て興奮している感じだ。取り敢えず俺も頑張らないといけないので犯そうと思う。
が、全くの無抵抗でむしろ待ってましたと言わんばかりの感じで陵辱感は無い。かと言って快楽堕ちする程でも無いちょうど気持ちいいを提供している気がする。
屈服か快楽堕ちをさせる為にビンタ、乳ビンタ、乳首つねり、髪の毛鷲掴み、首絞めなどなど、SMの素人ながら思い付く限りを色々と試したが、あの魂のバリアを打ち砕く「パリィン!」ってのを感じない。それどころか女王は益々興奮している。てかこれ以上の暴力は俺的にもキツい、興奮を通り越してそろそろ萎えてしまいそうだ。女王のポテンシャルの高い顔と身体のお陰でテンションが保たれているがそれも限界に近い、可哀想なのはヌけないの1歩手前だ。
そして俺も既に2回イッてしまっている。言葉に出来ないがミカの時とはなんか違う…なんて言うか興奮が長続きしないこの感じ、だんだん作業になりつつあるこの感じ…
「あっ!コレか〜!」
わかった。これが正にアレだ、ウワサに聞く
【賢者タイム】ってヤツだ。
こんな男ウケバツグンのグラビアスタイル美人に対して今やオナホと同じレベルに近いくらいの興味しか無い。好きとかの気持ちが入らない分、自身の快楽だけに集中出来るので、荒っぽく好き勝手に扱えるのはある意味かなり気持ち良い、が自身の快楽が達成されるとゴール、もう目標が無くなってしまうからどうでも良くなる。
唯一の興奮ポイントは【女の反応】だった。女王が感じていたり潮吹きしたりすると俺の興奮度が回復する。今はもうこの賢者タイムと戦う為にコイツを感じさせようと頑張っていると言うワケの変わらない状態に陥っている。
しかし、ある程度の事はやり尽くしもはや痛みが足りない。ここから先はミミズバレ等では済まない裂傷や打撲と言う怪我の部類、つまり本物の暴力の領域に突入する。それで興奮されても多分俺が萎えるだろうし、1回だけ軽くグーパンチを顔に入れた時に急にマジな顔で凄く首を横に振られた。
なのでお互いここがこのプレイの限界、しかし心が屈服する程の快楽でも陵辱でも無い、今正に背水の陣、四面楚歌、犯してるはずの俺が何故か追い詰められている。
Sってこんな大変なの?縛られて犯されているハズのドM女王の方が楽チンで楽しそうなんだが?Mの方が偉そうにサービスを享受する支配階級で、Sは奉仕、提供しながらその中で楽しみを見つけて頑張る労働者階級のような気がしてきた。
ダメだ、考えれば考えるほど萎えてくるのが分かるし女王の反応もどんどん悪くなっている。何とか痛みや苦痛を提供しないと、何か他に手立ては…
その時自分の翼が視界に入った。俺は深く考え事をする時に自分の翼にくるまるクセがあり、今も思わず翼で自分を包み込んでいた。俺の翼は真っ黒に見えるが花火の光を浴びると深い青紫が見え隠れす邪悪で美しい4枚の羽…その時、ふと思いついた。
目の前で四つん這いになり偉そうに犯されている女王の背中に向け火傷をしないように一瞬だけ黒い炎でデバフを与える。
「うぐぅ!」
どうやら効いたようだ。突然女王の息が上がり体力が奪われていく、続けて風邪を当ててやる。
「おごっ…ふぐぅ…」
突然の苦痛に驚いてるが腰が震えている。全身を縛られているので悶えても動けず足の指を開いたり閉じたりしてまた潮吹きが始まった。
ビンゴ!その様を見て俺の興奮もカムバックしてきた。復活したJrはバッキバキになり益々腰を打ち付けると今まで吐息混じりの喘ぎ声だったのが低く唸るような声に変わった、もう余裕が無いと言った感じだ。
さらに女王の腰をわし掴みにしている手でデビルズ・ブランドをかける。これで俺の攻撃やデバフは威力が上がる事になる。
試しに平手打ちでケツをぶっ叩くと腰を逸らして反応した。今迄のプレイ内容がデバフによって数段階上がったようだ。つまりドMに取って快楽度がグンッと上がったと言うこと。
デバフガンギマリ状態のプレイで女王はもう痙攣と大洪水で大変なことになっていた。あっという間に女王は果ててしまい魂の砕けるあの音がした。
俺はありったけの魔力を込め女王の中にぶちまけると虹色に輝く蝶々の羽が生えてきた。




