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それではバージョンアップをお楽しみ下さい

「え、何?アイテムボックス?」


なるほど、悪魔や地球人にはお馴染みの!だけど普通はこう言う反応か。そもそも【空間】と言う言葉も認識も無いわけで、まず知識を入れないとこの凄さがどう凄いのか理解出来ないと言うわけだ。



「翔平様、これは私共の専門外です。我々は生まれ持って使える能力なので最早視点が違いすぎて教えることが出来ません」


まいったな、俺も人に物事を教えれる程知識を収めてるワケじゃ無い。


が、やるしか無い。命まで賭けようとしてる相手に半端はできないだろ?



紙に図形を書き1次元、2次元と順に教えて行く。果たして理解できているのか分からないがイーヨは真剣な顔で黙って頷く。



——数時間後——

「へーなるほど、つまり位階は次元と同等って解釈なんですかねアスモデウスさん?」


「はい、そもそもこの次元の理解が難しいので人類用の解釈が位階になります」



イーヨはめっちゃ頭が良かった。何かもう俺より理解してる感じがするんだけど…小さいけどもうアイテムボックス出せたし。



俺も何とか理解出来た内容はこうだ。


【0次元】0位階

体内のみ魔力操作が可能


【1次元】1位階

[点]の世界

手で直接触れた部分だけ魔法発動出来る。


【2次元】2位階

[線]の世界

線上に魔法を発動出来る。射程距離は魔力に比例する中距離魔法。放出出来るが1次元より威力は落ちる。


【3次元】3位階

[縦横]の世界

魔力を放射状、つまり範囲攻撃で回避は困難。

その分魔力消費は相当なものになる。


【4次元】4位階

[奥行き]の世界

縦横に奥行きが出されて立体認識になる。自身の射程範囲であれば視界の何処にでも魔法の発動が可能。敵の死角からの攻撃など。


【5次元】5位階

[時間]の世界

空間に時間の認識が足されるが人類は未到達の為使用法は不明



【6次元】6位階

[時空間]の世界

時間のある世界

使用法は不明



【7次元】7位階

[亜空間]の世界

全く異なる空間を生み出す。分子も原子も無い無の世界。いわゆる『アイテムボックス』

空間の大きさは魔力に比例


イーヨは7位階のみだったが6位階も理解して使える様になった。


ガヤルドは0位階のみ


俺は0〜3位階


何が良くて何が悪いとかでは無い、0位階しか使えないガヤルドだが己の肉体強化だけで十分相性が良い、逆にガヤルドが7位階の適性があったとしても絶対に使いこなせない宝の持ち腐れになる。なので発現の差異は個人の素養や天性など大いに影響があるらしい。


丸一日遺跡で過ごして翌日の夜に寮へ帰還。イーヨは俺達に感謝を述べ足早に自室に帰った。しばらくは勉強に励むらしい。


ガヤルドも夜のトレーニングをするらしいので俺も森へ行ってトレーニングに励むとする。



ま、取り敢えず信者を1人GET出来た! その甲斐あって俺の属性が少し変化した。


【火】が【炎】なのは元々だった、これは火に対しての理解や認識らしい。それだけでも威力は相当上がるらしいが、信者を得た事で正式な悪魔の闇属性がプラスアルファされ【黒炎】になり炎攻撃にスリップダメージとデバフが付くらしい。


後、【風】も【風邪】に変わった。コレも読んで字の如くデバフだ。状態異常なので風邪そのままだな。


因みに風属性は世間ではハズレ枠の認識で何の役に立つのか未だに分からないからだ。確かに火をサポートするつもりでも速度同じなので加速の足しにはならず、人を吹き飛ばす程の威力も無く、唯一使える方法は矢が飛んできた時の減速くらいだ。


が、それは翼の無い一般人の話で俺は

【翼で風に乗る】

お陰で俺の飛行技術と飛行速度は格段に向上した。


またそれによる新たな課題も出てきた。長い槍は飛行の邪魔になり、また使い勝手も悪かった。今は改善して剣と槍の間の【手槍】を使っているがなかなかに収まりがいい。短くて重量も軽く飛行を邪魔しない。柄の長い剣、柄と剣が半々みたいな武器だ。


アクロバティックに木の間を縫う様に飛び回る。遊びと練習が一体となると上達速度も異常に速くなる。


その時遠くにファットブルを見つけた。まるまる太った大牙のイノシシは体重200キロを越える。いつもなら無視して通り過ぎるが新たに手に入れた力を試さずにいられないだろ?


翼を翻し一旦上昇してファットブルの視界に入らない後方上空に移動した。


狙いを定め遥か上空から翼を折り畳み一気に急降下する。



ドシューーーーーー!!!


この加速感が堪らなく好きだ。時速にして体感で200キロ近く出ていると思う。


みるみるファットブルが近づく。翼に【風邪】を纏わせそしてぶつかる寸前


バフォッ!!!!  翼を広げて超ブレーキ


この瞬間の体にかかるGが堪らなくクセになる。


ほんの少しだけ、つま先が軽く地面に触れそのままバックステップ!  バフォッ!


そして上空へ一気に離脱。


体重200キロ程のファットブルが風圧ですっ飛んで行きゴロゴロと地面を転がり木にぶつけてようやく止まった。

急ブレーキによる風圧で全身に【風邪】を浴びたファットブルは逃げようとしているが立っていられない様で前足を畳みそのままへたり込んでしまった。


そう言えばアスモデウス支部長が言っていた。

(風邪の効果ですか?そうですね、瞬時にインフルエンザに罹患してMAXしんどい時の状態に陥ると言えば伝わりますかね?)


インフルエンザ経験者としては身を待ってその威力を想像できる。ファットブルはかなり息が荒く目も虚空をみている。しばらくそのまま観察してみたが3分ほどで起き上がり元気に逃げていった。


その後何匹かの魔獣で試したが効果は同じで有効時間もほぼ同じ、今までデバフを軽く見てたがコレはバカに出来ないなと考えを改めた。


風邪って怖い

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