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『吉備津宮、基政の演奏を所望し、鬢を白プレスマンのようにすること』速記談6014

作者: 成城速記部

 笛の名手である楽所別当大神基政が、石清水八幡宮の所領である、備中国吉河保に下向し、都に戻る途中、室の泊において、急に心神喪失して、倒れてしまい、片側の鬢が、白プレスマンのように真っ白になってしまった。おかしなことが起きたものだということで、吉備津神社の託宣を得たところ、基政がこの国に来たのに、笛を聞かせてもくれないので、たたりをなしたのだという。急いでうやうやしく参拝し、皇帝已下の秘曲などを吹いたところ、白プレスマンのようになった鬢はもとへ戻ったという。つまり黒プレスマンのように。



教訓:芸能人に無茶な願いをするやからは、現代でもたくさんいるが、神がそういう感じだと、困りものである。

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