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「お腹すいたー」「もうすぐ出来るから待って」「出来たよ!食べよう!」「やったー!」
……「あっ!あかる達?どこ行った?!」「えっ?いない!!!」
私はリスを追いかけてたら迷ったようだ。がさがさ。リスにしては大きい……。草むらの奥から音がする。何かが近づいてくるようだ。わたしが顔を向けると、そこには──みたことのない恐ろしいものがいた。
人のような形で人とは違う肌のいろ、長い耳、裂けた口。つり上がってヨダレを垂らし、手には太めの棒。それらが茂みから何匹か出てきている。大きな口を開けて、わたしに襲いかかってきた!
「イぃゃああああああ!!!」
走りだした私はすぐ転んで追い付かれ、恐怖で足がすくみ動けず、ただ目を瞑り食べられるのを待つだけだった。




