最後の夢
あの日僕は夢から覚めた
どんな夢だったかはよく分からない。でも不思議な気分だった。
高校三年間が終わろうとしている中で何も考えずにただ起きてゲームや小説を読むなど意味の無い生活を繰り返してる。
卒業まで学校に行かなくていいと聞いた時は喜んだ。今は分からない。
好きな子がいる。
とても大好きな人だ。
でも、少しでも考えると自分が惨めになり辛くなる・・・辞めよう
化け物と呼ばれることがある。
人に対してそれは無いだろ でも、何も思わなかった
なんでバケモノだと聞いた事がある
返ってきたのは「オマエツウカクナイダロ」何故か頭に入っていった
痛くても何も感じないだけなのに・・・何言ってんだろ
酒やタバコをしてみたんだ好奇心やストレスからだ。酒を飲めばふわふわした感覚になる。
変に脳が冴える。
あの子が頭にちらつく吐きそうだ。
なんで吐くんだろ?
気を紛らわすためにタバコを吸った。
不思議と咳は出ない、でもあの子は消えない・・・無理なら期待させないで欲しい。
今度友達と出かけるんだ。
卒業前にみんなで集まろうと。
誰かの関係が崩れた。 なんで今だよ
計画も立てないといけない。
でも考えるのが辛くなってきた。
また今度考えよう ・・・また今度か
今日は何もする気にならない。
あの子とも話せない
計画もできてない
ご飯は昨日の夜から食べてないもう夕方なにる
でも、暇にはならない。何も感じない。
夜になった
ご飯は食べたよ。
何故か味がしなかったけどね
酒やタバコも何も感じなかった。
でもこれが普通だと感じた。 普通てなんだよ
今日はもう寝よう
時計の針は8をさしていた
目を開けると学校にいた。
違和感がない
夢だと分かってしまった
あの子も友達もいる 何処かへ行こう
何故か学校からは出られない そもそも動けると思えない
だけど渡り廊下に着いた
そこから下の教室を見るとみんなが見える
二階だ
何故かここに居ないといけないと思う ・・・少しだけ此処にいよう
もう終わるのだから。
夢は終わらなかった。
体幹では1日が過ぎた
みんなはもう動かない。
電池の切れた人形のように
でも不思議と見飽きない 吐いた
夢にでも囚われているのだろうか
このままで居たいと
もう終わらせよう。
そう思うと目の前に紙があった
ずっと前から あったよな?
どうでもいいか
紙には夢について書かれてあった
夢はどうだったかい?と書いてある
あの子も友人も学校も全てがもう終わりなんだよと言われた気分だ 納得したくなかったな
悩む必要も無い。
その紙には既に自分の文字で書かれていたのだから
「全て消えてしまえ」と
景色が崩れ落ちている 吐き気はもうなかった
目を開けると布団の中にいた。
時計を見ると12時ちょうどだ
夢は覚えている。
もう一度見たくなった。
でもこのままでは見れないと思ってしまった。
無理なのに
もう一度寝よう
覚めることの無い夢を見るために おやすみ
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
これは自分が先程見た夢を元に作られていているお話でした
他の小説などは今のところ出す予定はありません
ではおやすみなさい