僻地だよ、全員集合! はぁちぃ!
「雑穀ちゃんに……聞いたっけな……?」
「普通は、聞くでしょ? 良質な情報なら……尚更、誰から聞いたのか……?」
「ん〜ん……思い出せないな……? ア〜モンドちゃんは? 聞いたの……?」
「ん〜んぅ……聞いて無いよ? ココナッツちゃんは、聞いた〜?」
「いえいえいえ……聞いて無いですけど? 済すみません……反省しときます……(シュン
)」
「わたしだって、聞いて無いんだもん! ココナッツちゃん! 謝らなくても良いよ……カカオちゃんも、聞いて無いんだよね?」
「右に同じく……当然の如くわたしも、聞いて無い口何だよなぁ……!」
「あははははは……わたし達ち、同じ穴の狢だね!」
「壱寸おっ! 何其処で、ウダウダやってんのよ? あんた達ちが知らなくても、耳寄りな情報を持って来た雑穀ちゃんが知ってるんなら! とっとと、空耳ワワ〜で聞いてよっ? 其処で堂々巡りを、幾ら繰り返したって埒は開かないわよ……?」
「おおっ! 流石は切れ者の、ランドスケ〜プちゃん! その手があったねぇ? 成程成程、雑穀ちゃんに直接聞けば良いんだ? 目から鱗って奴だ!」
「おお〜っ! なるなるぅ、成程そうだよ! 聞こう、聞こう! 雑穀ちゃんにさ……?」
「でさ……? 誰が聞くの……?」