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僻地だよ、全員集合! じゅ〜にぃっ!
「ねえ! カカオちゃん! ウダウダウダウダは良いからさ! 早くして!」
「ええ……? もう〜っ(ヤキモキヤキモキ)……嗚呼〜っ! 仕方無いか? はあっ……わたしが泥を被るよ!」
「おおっ! よっ! カカオちゃん!」
カカオちゃん徐ろに、空間ポッケから空耳ワワ〜を、サッと取り出し……間髪入れずに、ピッピッ! ピッピッピッ……。
「はいはいはぁ〜い、雑穀だよ! おおおっ! 真逆真逆カカオちゃん、もう新種のカカオ見つかったのかい? マジか……マジかマジか……マジか! やるね〜っ、流石だね〜っ、前々からカカオちゃんは、やる子だとは思ってたけど……此処までとは……? 流石がに此れは早過ぎ……早過ぎだよ〜っ! このわたしの想像をぶっ越して、遥か銀河の彼方より……そのもっと向こうへ通り越してるし……おのれおのれおのれ〜……」
「……ええっと……」
「其れは希少な感じ何かい……?」
「……あっ……あの〜……」
「色や形が変わってるとかかい……」
「……」
「カカオちゃん! 言っちゃえ言っちゃえ〜!」
「ガンバレ〜! カカオちゃ〜ん!」