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人質人材派遣派遣株式会社  作者: なかじまこはな
人質人材派遣
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日本一運がない男です。

田舎は最低賃金で734円くらいだ。


だから応募したのに断られた…でも、この求人は時給1万円。


かなり魅力的だし。


かなり…いや、それ以上に良いんじゃない?



会社…会社名は?


ポケットティッシュを穴が開くほどに見つめた。



「人質人材派遣株式会社」



はっ??


意味わかんねぇ?


あ…シャレ?


きっと、社長がユーモアがある人で愉快な名前つけたんだ…。


うん、きっとそうだ!


たぶん…そうだよね?


ティッシュには番号も書かれてる。


スマホを持ち直し番号を一つ一つ押す。


かなりドキドキと鼓動が早くなる…


番号を押し終えると耳にあてた。


プップップー


電話を繋ぐ音が聞こえた。



今思えば…、



あの時…電話なんかかけなければ良かったんだ。



もっとバイト探しを頑張ってたら。



今…こんな…



こんな悲惨な状態じゃなかったんだ。



平凡に生きて来たのに…


銃なんて突き付けられる事なんか有り得なかったんだぁ。


ーキム兄のバカぁぁー


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