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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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59話 鉄巨神討伐

さてと、残りはボスを倒してから殲滅しつつ出口に向かえばいいね。

危険感知がずっと反応しているから油断はしないけど、まあ大丈夫かな。


私はボスの待つ広場へ移動した。

遠目には大きなロボットに見えた。

ある程度、近づいてよく見てみると、3mほどの人型で全身が銀色に光り輝く鉄? に見えた。

私は**『極トゥルースマジック』**でステータスを覗いてみた。


【ステータス】

名前: 鉄巨神

種族: 鉄巨人の王

HP: 50000

スキル: 絶対防御

特性: * 斬撃耐性 * 魔法耐性 * 毒・麻痺・呪い無効



「……え?」



茫然とする私に、巨人が攻撃をしかけてきた。


ゴォォン!!


私は慌ててシールドを張って防いだ。


いや、いや、いや、これは無理でしょう?

王とか神とか書いてるよ?

それに**「毒無効」**とかズルいよ~!

これじゃあ、スリップダメージは入らないじゃない。


念の為、全種類の矢を放ってみたけど無理だった。

意外と動きは遅いので攻撃は避けたり防いだり出来るのだけど、通常の魔法で倒すのは無理だね。


私はシールドを張りつつ距離を取って魔法の構成を始めた。


いつもは貫通力を重視して先端を尖らせて硬く硬くイメージをして強化させてたけど、ここでそれをすると貫通した弾が壁を破壊して崩落してしまうかもしれない。


だから今回イメージする弾頭はホローポイント弾。

対象に当たると弾頭が開くように広がり、弾は貫通せず対象物に大ダメージが与えられる。ハズ!

彼の記憶ではそうなってた!

だから貫通しないでよ?(フラグはいらないよ?)


そして構成展開の準備が出来た私はスキルを使って鉄巨神をロックオンして魔法を解き放った。



「行っけーー! ≪スナイパーマジック≫!!」



力をセーブしたとはいえ、轟音を響かせ飛翔した弾は鉄巨神を打ち抜いた。


バリィィィィン!!



やった!?


倒した?って思って確認してみたけど、鉄巨人の胸元が少しえぐれているだけだった。

それにトゥルースマジックで確認したけどHPも5%ほど削っただけだった。



ちょっ、嘘でしょう?

ダメじゃん。打つ手がないねコレ。


これ以上強力な魔法(融合魔法とか)はここが崩壊して生き埋めになるから使えない。


無理ゲーだよコレ。


私は撤退する事にした。


うん、無理はしない。

そして安全に逃げるのに一度、動きを止める為に魔力を練った。

この時、何気に彼の記憶にあった、**ある事象(科学実験)**を思い出した。


もしかして、いけるかな?

私は練っていた魔力を更に強力に練り上げた。


鉄巨神は動きを止めた私に向かってゆっくりと重厚な動きで近づいて来た。


私を射程圏に収めた鉄巨神は、私に向かって腕を振り上げた。


私はその鉄巨神に向かって練り上げた魔法を放った。

これは前回、蛇神の動きを止めた氷魔法より、更に強力な魔力を込めた極低温魔法。



「凍てつけ! ≪絶対零度アブソリュート・ゼロ≫!!」



パキィィン!!


空気が凍り付き、巨人の全身が真っ白に凍結した。

でも巨神は動きを止めなかった。

さらにゆっくりになったけど、ギシギシと音を立てて私に迫ってくる。


まあ、今回は動きを止める事が目的じゃないからね。 でも、これで終わりだよ?



「アースランス!!」



ガシャァァァァン!!!!!



巨大な土の槍が直撃すると、鉄巨神は信じられないぐらいにバラバラに砕け散った。

まるでガラス細工のように。


うん、討伐完了だね。


彼の記憶で見た実験では、**「極低温(マイナス200度)で冷やされた鉄は、少しの衝撃でも簡単に割れる(低温脆性)」**という現象があった。

私はそれを思い出してやってみたら正解だったね。

物理法則バンザイ!


そして何と、ゲットした素材の1つに**「オリハルコン」**があったんだよ!

超嬉しい! 

私は素材を全て回収して、ルンルン気分で残りの雑魚を討伐しながら出口に向かった。

読んでいただきありがとうございます。

基本は一週間ごとに更新するつもりです。

ただ状況によってはきりのいい所まで連発で投げるかもです。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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