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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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58話 紳士的な冒険者

翌朝、私は預けていた馬に乗って、地図を見ながら鉱脈へ向かった。

今日の服装は、例の全身ミリタリー装備。

ちゃんとキャミソールとブラウスも着ているよ。

二度と同じ過ちは犯さない。


王都からオウディスに向かって街道を数時間走って、途中で北側の深い森の中へ入って行く。

現場の目印と渡された地図のおかげで迷うことなく移動できた。



「ここだね」



目の前には岩肌に高さ4m、横幅2m程の亀裂が入った洞窟のようなものがある。

馬は近くの木に繋いで、結界装置を置いて隠しておいた。

さて、行きますか。


しばらく歩くと確かに魔獣の反応はあったけど、まだ結構奥だね。

そう思って気楽に歩いていたけど、前方から人の気配がした。

私は移動するのをやめて、警戒をしながら気配が近づいてくるのを待った。



「おや? 誰かいるな」



先頭を歩く男以外の5人は全員女性だった。

ハーレムパーティ? その男の声で後ろの女性達は警戒態勢になった。

私も魔法の発動が出来る準備はしている。


でも、その男は後ろの仲間に向かって手を振った。



「ああ、大丈夫だ。警戒はいらない」


「君もそんなに警戒をしないでくれ」


「何かいきなり魔法をぶっ放されそうだ」



この男、私が魔法を待機させていたのがわかったのかな?



「じゃあ、そのまま通り過ぎてくれると助かります」



男は気楽な表情で「わかった、わかった」と言った。



「ほら、モモも剣の束に手を置かない」


「でも……」


「彼女は大丈夫だ、俺を信じろ」


「うん、わかった」



この男の事をよほど信じているのか、全員が警戒心を解いて私の横を通り過ぎていった。

それで私も少し警戒心を緩めた時に、彼が声をかけてきた。



「君も討伐依頼を受けて、ここに来たんだろ?」


「今日はやめた方がいいぞ?」


「今、残っているやつは、複数匹が集まっているやつだけだ」


「1匹だけで行動してたやつは俺達が狩ってしまったからな」


「出直したらどうだ? 明日にはまた単独行動のやつが沸くと思うし、俺達も来週までここには来ないからな」



多分これは親切心で言っているんだろうと雰囲気でわかった。

だから、ちゃんと答えておいたよ。



「ありがとうございます」


「でも一度状況を見てから帰る事にします」


「そうか、じゃあ気をつけろよ?」


「ここの魔獣は魔法にも耐性があるやつが多いからな」


「はい」



やっぱり私が魔法使いだってわかっているのね。



「俺の名前はクレイノスだ。また会うことになる気がするから名乗っておくよ」


「私はユイです。ご忠告ありがとうございます」



私は頭を下げて奥に歩きだし、クレイノスも軽く手を振って入り口に向かって行った。 (なんだか余裕がある人だったな……)


しばらく歩くと魔獣がいる広場に着いた。

広場には猪程の大きさの**「ダンゴムシ」**が2匹いたよ。

まあ、見るからに堅そうだ。


試しにエアカッターを放ってみた。


カキンッ!


予想通りだけど弾かれた?

でも少しはダメージが入ってるみたいだね。

魔法が無効ではなく耐性かな? 続けて土・水・火の矢をそれぞれ撃ってみたけど似たような結果だった。


うわっと!


ダンゴムシが突然、石つぶてをこっちに飛ばしてきたからビックリした。

でも十分な距離を離れているから、見てからでも余裕で避けられるね。



「ポイズンアロー」



動きの遅いダンゴムシに全弾命中した。



「あ、これは効いているね」



防御力は高いけど、スリップダメージ(毒)は問題なく入るみたい。

それに私の毒はただの毒じゃないからね。

**「超強力な猛毒」**になっているから、かすっただけで人なら数秒で死んじゃうからね。


私はしばらくシールドを張りながら様子を見ていたけど、20秒弱で倒せたね。

うん、これで行こう。

毒殺コースだ。


私はその後も、他の広場に移動しては魔獣にポイズンアローを撃ち込んで、シールドで耐える作業を続けた。

色々なタイプの魔獣がいたけど、この手順だけで問題なく殲滅できたよ。

そして素材もいっぱいゲットできた。

しかもレア素材の**「ミスリル鋼」**を1つゲットできて大満足だった。

読んでいただきありがとうございます。

基本は一週間ごとに更新するつもりです。

ただ状況によってはきりのいい所まで連発で投げるかもです。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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