49話 ブルーナの秘密と、魔法の覚醒
私は現在、既に手配されていた馬車に乗って移動中。
その時に、ちょっと御者さんのステータスを覗いてみたら、名前、年齢、種族、職業、HP、MPしか出なかった。
やっぱり魔法やスキルを持っていないからかな?
その後も窓から外を覗いてスキルを使った結果、スキルを持っている人を数人発見した。
けど魔法を持っている人は見かけなかった。
やっぱり魔法使いは少ないんだね。
ちなみにスキルの名前とLvまではわかったけど、詳細は覗けなかった。
帰りの道中はずっと人間チェックをしていた。
でも何か覗きが趣味になったら嫌だし、無暗に使うのはやめておく事にした。
馬車が到着して玄関をくぐったら、ブルーナが仁王立ちしていた。
「ただいま?」
「酷いよ~! 私に黙って外泊するなんて~!」
「え? ロスさんに伝えてもらったでしょう?」
「それは聞いたけど、事前に直接聞きたかったの~!」
「それだとブルーナがついて来るって言うでしょ?」
「ついて行くよ?」
「だからだよ? ブルーナに内緒にしておきたかったから」
「ええええ?」
駄目だ、これは本題に入らないと話が進まないね。
「私はまだ持っていなかった鍛冶スキルを習得する為に、実際の工房にこもっていたのよ」
「どうしても、作りたいものに鍛冶スキルが必要だったのよ」
「何を作りたかったの?」
「これよ」
私はそういって**「銀色のブレスレット」**を取り出した。
「私のブレスレットに似せて作ったレプリカだけど、本物の魔法の触媒だからね」
「ブルーナが欲しがっていたでしょ? これをプレゼントするから、もう怒らないでね?」
ブレスレットを受け取ったブルーナは私に抱き着いてきた。
「ありがと~! ユイ大好き~!」
「一生の宝物にするね!」
ブルーナは嬉しそうに自分の腕にブレスレットをつけた。
「これでお揃いだね」
満面の笑みを浮かべるブルーナを見れたから、頑張った甲斐があったよ。
上機嫌なブルーナと一緒に部屋に戻った。
そうだ、ちょっとだけ。
私はブルーナを見ながらスキルを立ち上げた。
【ステータス】 名前: ブルーナ・キューデ 年齢: 15歳
スキル: 観察 Lv2
特性: * 無感情 Lv2 * 性欲 Lv5 (!!?)
うわっ!?
予想外の物を見てしまった。 性欲Lv5!? しかも私以上だなんて。
ご、ごめんなさい。個人情報を勝手に見て、ごめんなさい。
動揺した私はブルーナを直視できなくなてしまった。
「ん? どうしたの?」
「え? な、なんでもないよ?」
その後、何とか話題をそらしてごまかした。
ブルーナはスキルを持っていたのね。
観察ってどんな内容なのかな?
でも特性、無感情? 表情豊かなブルーナが「無感情」ってイメージが合わないんだけど?
ブルーナはお嬢様だし、社交界とかで使うのかな?(ポーカーフェイス?) さっきのも、そうだけど、ブルーナの勘が鋭いのはスキルの影響かな?
でも魔法はやっぱり使えないんだね。
「ブルーナは魔法を使う練習した事あるの?」
「うん、駄目だった」
「触媒から魔力は感じられなかった?」
「う~ん、何かもやっとするけど魔法は発動しなかったよ」
「6属性全部だめだった?」
「ううん、試しのたのは火属性だけだよ」
「そっかー」
「明日、確かお休みだよね? 一緒に練習してみる?」
「え? いいの?」
「うん、確認するだけだから、魔法が使えなくても文句をいわないでね?」
「いわないよ~、もう魔法は諦めてるし」
「人によっては苦手な属性があるみたいだし、他の属性も試しておこうと思って」
「うん、わかった~」
「じゃあ、そろそろ寝ようか」
「うん、おやすみ~」
読んでいただきありがとうございます。
基本は一週間ごとに更新するつもりです。
ただ状況によってはきりのいい所まで連発で投げるかもです。
また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。
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