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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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22話 一石二鳥の狩りと、大惨事

「やった〜、ありがとう。えっと・・」


「あ、ごめんなさい。魔法使いのユイです」


「ユイちゃんね。私はミナ。こいつは金魚のフンのキーゴ、この人はこの店の店主で私のおじいちゃんなの。よろしくね」


「はい、こちらこそ、お願いします」


「・・ミナ、だからその紹介は止めてくれ」 「本当の事でしょ?」 「違う!」



そう言ってキーゴさんは私に向き合って挨拶をしてきた。



「オレはキーゴ。ミナとは幼なじみだ」


「そうなんですね。わかりました(金魚のフンさんですね)」


その後、ミナさんと話し合って出発は明後日とした。


また正式に冒険者ギルドを通しての依頼にする事と、マルルナの町に行くのは私とミナさんだけになった。

その時、キーゴさんが付いて行くと駄々をこねたけど、ミナさんが断固として拒否していた。

私は男性と一緒は嫌だったから有り難かったけど、見ててちょっと可哀想だった。

ドンマイ、キーゴさん。


ミナさんと話を終えて店を出たけど、まだ昼を少し過ぎたぐらいだったから、例の魔獣を狩りに行く事にした。

私は、てくてくと歩いて目的地に向かった。


程なくしてトンボを狩った場所に着いたけど、私はそこから道をそれて道なき道を進み、今回の目的地に着いた。

少し開けた場所だったけど、見渡す限りに魔獣は一匹もいなかった。

見渡す限りはね。



私は**『危険感知スキル』**を使って周囲を再確認した。

うん、やっぱり結構いるね。ステルス機能付きか。


私は十数個のダークアローを構築展開し、待機させた。 そして目標と思われる場所に向かって、ダークアローの弾幕を放ち続けた!



ズドドドドドドド!!



「キキーッ!?」



途中から反撃して来ようとするヤツもいたけど、私の魔法弾幕の前に為す術なく倒れて行った。


「ふう〜、こんなもんかな?」


再び危険感知スキルで周囲を確認したけど、魔獣の反応は無くなっていた。

そして周辺には大量に崩れ落ちた魔獣達。

今回、殲滅した魔獣は、 木の魔獣**『トレント』**が5体。

それに寄生していた、サルに似た魔獣が20匹。

目的の「骨」はこのサルの魔獣だったんだけど、このトレントの木も「錬金術の素材として最高級品」っておばちゃんが言ってたから一石二鳥だった!


うふふふふ、両方の素材の販売価格からして、私って結構なお金持ちになったんじゃ? ……まあ、売らないけどね。

自給自足こそ至高。


とりあえず、倒した魔獣は全て**【分解】**して必要な素材だけアイテム袋に入れた。

後は不要なサルの肉等はその場で燃やして処分した。

そして目標を達成した私は、そくさくと宿屋に戻った。


さ〜て、始めるぞ〜! アイテム袋から必要素材を指定していき、最後に今回ゲットしたトレント木材を選んだ。

次に組み込む魔法を構築し、**『極錬金術』**のスキルを使用!



ピカーッ!


そしていつものエフェクトと共に、私オリジナルの**「結界魔道具」**が完成した。



「できた〜!」



完成した魔道具をじっくり調べてみたけど、魔力も綺麗に流れているし予想以上の完成度だった。

ただ、気に入らないのは大きさとデザインかな?

ちょっとゴツイ。 まあ、これは今後の調整課題かな?


後は効果の確認だね。

私は外に出て、人通りの多い場所に向かった。 この辺りで良いかな?

周囲は混雑って程でも無いけど、それなりの交通量だった。


私はその道のど真ん中に立って、結界魔道具を起動させた。 スイッチ、オン!



「……?」



私は周囲の状況を確認していたのだけど、次第に青ざめていき……、 速攻で魔道具を止めて、逃げるようにその場から去って行った。



ご、ご、ごめんなさい・・・!!



宿屋に着いた私は盛大なため息をついた。



「はあ〜……びっくりした……」



ちなみに魔道具の効果は完璧だった。

私が組み込んだのは、「存在感を消して、無意識に人を避けさせる結界(認識阻害)」。

でも、人通りの多い場所で、しかも突然起動させたのはダメだった。


結界を起動した直後。

私の周りの空間が「無意識に避けなきゃいけない場所」になったせいで、歩いていた人々が急な進路変更を強制され……、 人と人がぶつかりまくって接触事故が多発してしまったのだ!



「うわっ!?」


「きゃっ!?」


「ど、どこ見て歩いてるんだ!」



ドミノ倒しのように次々とぶつかる人々。

幸いにもケガをしてる人はいなかったけど、ぶつかってコケている人を何人も見かけた。

その後も私(結界)を避ける為に、人と人がぶつかる事故が多発。



「ここ、なんか通れないぞ!?」


「見えない壁がある!?」 とパニックになりかけたので、私はこっそりコケた人達に回復魔法(遠隔)をかけてから、魔道具を止めて逃げるように帰って来たのでした。



結論:街中で使っちゃダメ、絶対。

読んでいただきありがとうございます。

基本は一週間ごとに更新するつもりです。

ただ状況によってはきりのいい所まで連発で投げるかもです。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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