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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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15話 凶悪コンビの噂

「ありがとうございます。じゃあ少しだけ見学させてもらいます」


「どんな依頼があるのかちょっと気になるので」


「はい、どうぞ」


「えーっと……」


「あ、ごめんなさい。私はユイです」


「ユイちゃんね」


「ユイちゃんは将来、剣士か魔法使いにでもなりたいのかな?」


「う~ん、ちょっと違います、私はもう魔法を使えるので」


「え!?」



私達の話を聞いていたのか、周りの冒険者達がザワザワと騒ぎ出した。



「ユイちゃん、魔法を使えるの? ギルド登録はしてるの? 魔法の基礎は誰に教わったの?」


「魔法使いは貴重だから、まだなら登録して欲しいのだけど?」


「私は、ユイちゃんを一目見たときから、人とは違う何か(才能)を感じてたの!」


やっぱり魔法を使える人って少ないんだね。

ビオラさんが凄い勢いで迫って来るよ。

ちょ、近いよ~! ほんのちょっと動くだけでも口と口が当たっちゃうよ?

でも何か凄く良い匂いがする。

お姉さんの匂いだ~。



「ああ、ごめんなさいね。でもどう? ギルドに登録しない?」


「私みたいなのが登録できるのですか?」


「本当に魔法が使えるなら生まれや年齢は関係ないから大丈夫よ」


「一応、最低限の実力があるかテストはあるけどね?」


「じゃあ、やってみようかな」


「ありがと~!」 ガバッ!



ビオラさんが正面から私に抱き着いてきた。

ビオラさんの重量のある2つの山が、私にダイレクトに伝わってきた。

やわらかっ!! 女の私でもドキッてしちゃうよ?

ビオラさん、そっち系じゃないよね?



「それで魔法は誰に教わったの? 両親かな?」


「いえ、私は冒険者のリーニさんていう魔法使いです」


「「「 リーニだって~!? 」」」



周りの冒険者がさっき以上に騒ぎ出したよ? あれ? リーニさんって有名人なの?



「ユイちゃん、リーニの教え子なの?」


「ビオラさんもリーニさんの事を知っているのですか?」


「私に魔法について色々教えてくれたのはリーニさんだけです」


「ええ、もちろん知っているよ。Aランクパーティの魔術師リーニは王都でも有名だからね」


「うわ~、リーニさん、そんなに凄かったんだ~」


「じゃあ残りの二人の事も知っているの?」


「え? 二人?」


「パーティに男性が二人いるのだけど」


「カインさんとゼイナスさんですね?」


「そうそう」


「でも5人パーティですよね? あとマニカとリアをいれて」


「「「 マニカとリアだと~~!!?? 」」」



何かもっと冒険者が騒ぎ出した。 悲鳴に近いよ?



「マジか、あの二人の知り合いか?」


「やべー、あの子に手を出さなくてよかったわ」


「そんなにやばいのか?」


「なんだお前しらないのか?」


「いや、噂ぐらいは知ってる。確か連戦連勝の神童コンビ……**『闘神リア』と『武神マニカ』**だろ?」


「そうそう。気に入らないものは全て叩き潰す凶悪コンビだ」


「そして恐ろしく強え~……」


「とにかく、あの子に手を出さないよう町中に知らせねぇとな」


「バカなことして怒らせたら絶対に乗り込んで来るぞ」


「そんな事になったら誰も止められないぞ?」


「だから先に手をうつんだよ」


「さっさと行くぞ!」


「ああ!」



冒険者たちが蜘蛛の子を散らすように逃げていった。


え? なにその通り名は? 『闘神』と『武神』? 二人ともかわいい女の子じゃない? 酷すぎるよ?


でも何か、この町での私の安全が完全に保障された気がする。



「そう、まだ一緒のパーティに入ってたんだ」


「リアとマニカを入れたパーティは臨時だったからね」


「まだ一緒にいるのは居心地がいいのかな?」


そうなんだ、臨時パーティだったんだ。 でも皆、仲が良さそうだったからわからなかったよ。


その後、ビオラさんから登録について説明を受けてから宿に帰宅しました。

読んでいただきありがとうございます。

基本は一週間ごとに更新するつもりです。

ただ状況によってはきりのいい所まで連発で投げるかもです。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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