表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/83

14話 大名行列!?

翌朝。 久しぶりに清々しい目覚めでした。

本当にゆっくり、たっぷり安心して寝ることができました。

屋根も壁もあるって素晴らしい。


でも、一人旅を諦めたわけじゃないよ? 帰りまでには、しっかり考えて対策をするつもり。

今日は気分転換に、町をゆっくり見て周ろうかな。


今日の私の気分を表すように、下着の色は上下とも**情熱の【赤色】**に決定!

しかも薄手で全てレース仕上げで、大人な感じをアピール。 (※もちろん誰にも見せないけどね!)


服は、前に作った**「セーラー服」**の上下。

それに黒色のオーバーニーソックス、靴は黒色のローファー。

完全武装した私は、鏡の前でポーズをとってみた。



「うん、可愛い。我ながら似合う!」



よ~し、出かけるぞ~。

私はちょっとした「お洒落」をしてお出かけのつもりだった。

ナルイラの町だと、私が色の付いた服を着てても「ユイちゃんだから」で済んでたし、普通に溶け込んでいたけど……ここは違った。


すれ違う人が全て私を見る。

子供も大人も老人も女も男も関係なく、ガン見してくる。


「……失敗した~」 これは観光どころじゃないね。目立ちすぎた。


男女関係なく何人かに声をかけられたけど、「ごめんなさい!」をして走って逃げた。

でも行く先々で見られる、声をかけられる、挙句の果てにはゾロゾロと私の後ろをついてくる老若男女の行列。

これ、山を歩くより疲れるんですけど?


後ろの団体は気にしない様にして、しばらく歩いた先にちょっとした広場があったので、木陰で休憩することにした。

ついてきた後ろの団体も、距離を開けて止まって休憩してる。なんなの。


そんな中、今度は私の「前側」に一人、また一人と新たな団体が出来はじめたよ。


「どれだけ増えるのよ?」



もう帰ろうかなっと思ってた時に、ふと違和感を感じた。

後ろを見ると、老若男女の団体様。 前を見ると……若い男ばっかり。


しかも何かこっちを見てニヤニヤしている。気持ち悪い。

しばらく無視をしてたけど、前面の団体が皆、ずっと「同じところ」ばかり見ているのに気がついた。


私の服を見ているのだとばかり思っていたけど、視線の先を追っていくと……私の**「下」**ばかり見ていたよ。



「……何?」 私も下を見て、自分の体を確認した。


「――っ!!」



私は慌てて立ち上がった。 私はいつも、ひざ丈以上の長さのスカートだから気にしてなかったけど……今はミニスカートだった!

体育座りしてたから……うん、完全に丸見えだね。


そう、こいつらは正面から私のパンツ(赤のレース)をずっと鑑賞していたんだ!



「キモっ!! 最っ低!! これだから男は嫌いなんだよ!!」



ああああ、しかも今日の私の下着って、、、、 大丈夫だよね?

正面から見られてたけど距離があったから……詳細までは見えてないよね?

そうだと言って!


私はわき目も振らず駆け出して、宿屋に逃げ込んだ。


部屋に戻って来た私は、速攻で着替える事にした。

目立ちすぎないように、色はちょっと地味にする。


白色で胸元が開いたUネックのノースリーブシャツに、マキシ丈スカートで色はライトブラウン。

それにクリーム色のバケットハットを深めにかぶった。 **「避暑地のお嬢様スタイル」**に変更。

これならパンツは見えない!


今度こそ町の見学をするぞ~。

私は気を取り直して街に出ました。

まあ、やっぱりジロジロ見られるのは変わらないね。素材が良いからね(自画自賛)。

でも振り向かれても、後をついて来る人はいなくなったよ。


「はあ、よかった」



私は視線を無視して、おばあちゃんに頼まれた買い物や観光を楽しんだ。

しばらく歩くと大きな建物が見えてきて、人の出入りが多かったので釣られて入ってしまった。


「うわ~、しまった~」


中に入って気づいたけど、ここは冒険者ギルドだね。空気が違う。


少し見て周ったけど、私の周りはデカくてゴツイ野郎がいっぱい。

見下ろされているから威圧感が半端じゃないよ。

なんか外とは違う、値踏みするような視線も向けられてるし……。 よく聞くと、私の方を見てボソボソと何か(あまり良くないこと)を言ってる人も結構いる。

ここは場違いだから早く出よう。


私は帽子を深くかぶり直して回れ右をしたら、受付のお姉さんが声をかけてきた。



「ギルドに何か用事でしたか?」


「私はこのギルドの受付をしているビオラです」



「い、いえ、この町に来たところで観光をしていたのですが、大きな建物が気になって入っただけです」


「ごめんなさい、直ぐに出ていきます」


「そうでしたか。でもゆっくり見て行っても大丈夫ですよ」


「トラブルにならないよう、私が目を光らせておきますから」



ビオラさんがニコッと笑って、周りの冒険者を一瞥した。 目が笑ってない。



「それ以上、この子をいやらしい目で見たら……私、怒りますよ?」



サッ。 その瞬間、全ての冒険者が目を合わせようとせず、そっぽを向いたよ~。

すごーい。

何か言葉がおかしかったけど、誰も私を見なくなったので助かったよ。

読んでいただきありがとうございます。

基本は一週間ごとに更新するつもりです。

ただ状況によってはきりのいい所まで連発で投げるかもです。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ