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ついに話しちゃった……

「おじいちゃん……人間はこんなに弱くてどうやって生きているの?」


 すぐに病気になったりして簡単に死んじゃいそうに見えるけど……


「うーん……そうだなぁ。それはこれからカサブランカの目で見て知った方がいいなぁ」


「え? 嫌だよ。おじいちゃんが教えてくれたらそれでいいよ。今日だって楽しいけど、もう疲れ果てたし」


「そうか、そうか。でも楽しいだろ? ワクワクするだろ? その気持ちは大事だぞ? 一生の宝物だ」


「一生の宝物?」


「ゆっくりゆっくりカサブランカのペースで前に進めばいいんだ」


「ゆっくり?」


「誰も急かしたりしねぇからなぁ。カサブランカには永遠の時があるんだ」


「……永遠。うん……そうだね」


「ん? どうかしたんか?」


「……もし、人間みたいにわたしもすぐに死んじゃうとしたら……もっと毎日を真剣に生きていたのかな?」


「今は真剣に生きてねぇんか?」


「……自分でも分かるよ。わたしは毎日を無駄に生きているって……」


「そうか、そうか」


「でもね……なんだか身体が辛いの」


「身体が? そうなんか?」


「上手く言えないんだけど……神力が身体を嫌がるっていうか……身体が神力を嫌がるっていうか……心が合わない? みたいな……」


「……そうか」


「だからベットちゃんでゴロゴロしていると身体が楽なの」

 

「……第三地区のばあちゃんに相談してみるか?」


「おばあちゃんに?」


「今まで気づいてやれなくてすまなかった。カサブランカは上手く気持ちを隠せるからなぁ」


 確かに、おじいちゃんやおばあちゃん、ママに心を聞かれないようにしていたから……


「謝らないで? 心配かけたくなくて言わなかったのはわたしだから……」


「ぺるぺるにそっくりだなぁ。ぺるぺるも遥か昔天界にいた時、心配かけたくなくてずっと一人で我慢しててなぁ」


「え? ママが?」


「でも、今は何でも相談してくれるようになってなぁ。じいちゃんも皆もそれが嬉しいんだ」


「……嬉しい?」


「だからカサブランカも気を遣わねぇで困ってる事があったら何でも話して欲しいなぁ」

 

「迷惑じゃ……ない?」


「ははは! かわいいカサブランカから相談されたらじいちゃんは嬉しくて堪らねぇぞ?」


「……本当?」


「ああ。本当だ。……そうか。身体が辛いんか……」


 おじいちゃんが心配そうにわたしを見つめている。

 やっぱり話さない方がよかったかな?

 パパにもママにも心配かけたくなくて話した事がなかったけど……

 もし、この疲労感がなくなれば……

 わたしもヘリオスみたいに海の上を走ったりできるようになるのかな?

 ……いや、元気になってもあれはできないか。

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