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魔法少女と夢見る電気魔王 ~女神の異世界ITパスポート?~  作者: へるきち
3.PoC概念実証 ~IT派遣の発想の行き着く先には悪魔の罠があるのデス~

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3-3. ヤキトリとはIT業界で炎上案件のことです~うそです~

「うっぎゃーー!!」

「うわわわ。三段アイスの一番上を落としたような地獄デスよぉぉ」

「二段目も落ちてるますですばいぃぃぃ」


 あー、ニワトリも大量に居ると凶悪ですねえ。ニワトリを戦わせるのが国技の国もあるくらいですから。ニワトリは猛禽類だったのかも知れません。

 ニワトリの群れは何故か猫耳が気に入らないらしく、三頭の猫耳美少女を全方位から追い立てて、全身をつつき回しています。んー、映像でお届け出来ないのが残念です。R指定くらいそうですけど。このお話をアニメにする異世界の方は、ヴァルキリーの戦闘シーンとして板野サーカス風味で演出して頂きたい。


「はっ、ははっ!!もう生け捕りなんか無理にゃあ!どうせ食うんにゃー!!」


 ふぁいあー あーんど あーいす!!


 猫耳隊の三位一体魔法攻撃です。

 ファイアー・アンド・アイスなポーズもバッチリ決まっています。金運が上昇しそうデスね。

 一瞬で丸焼きにしたニワトリ達をマイナス60度でコッチンコッチンコに。焼く直前にクビを落として竜巻の中に放り込み血抜きをする手際も鮮やかでした。さすが、実戦で鍛えている魔法少女達は違いますね。私では到底適いません。こいつらが、その気になっちゃったら、この世界制圧されちゃいますねー? 世界征服協議会から私の監督責任問われませんかね? いっそ、放心しているこの隙に…。


「やってらんねーにゃ!ヨソに行くのにゃ!」

「いえっさーボス。衣料品店はいつでも閉店セールの精神にゃ!」

「隊長ー。私はもう、毎食後のアイスですにゃー」


 我に世界を越える自由を与えよ! 調布と府中は似てるけど違います、府中まで行くと川崎に帰れません! ゲートよ開くのにゃー!


 謎ポエムで異世界転位魔法をオープンしました。猫耳世界の呪文かな?

 三頭は行ってしまいました。始末するまでもなかったかー。自分の異世界同位体をデリートするとどうなるんですかねー? 時系列的には分岐しているので、フォークしたプロセスをデリートするようなもんですかね?共連れで本体も死ぬことあるじゃん。やっちゃダメなやつだわー。何故必要なのか分からない部分も迂闊に消せないよね。


 はあ、世は並べて事も無し。私自身と同じ部屋に暮らし一緒にで働くとか、刺激的な体験でしたが。もう来んなよー。


 しかし。この冷凍チキンの山どうしましょうか? バードストライクの実験にでも使いますか? 持って帰るの大変そう。私、収納系の魔法はインストールしてないんですよねー。ニャア大佐は、持ってないのかしら?


 むーんむーん…


 むぅ?


 あれ?ニャア大佐とのリンクが切れました。圏外の異世界に行っちゃいましたかー。ありゃん。もう新しい魔法をインストール出来ない? いやー? 魔法のリポジトリサーバに繋がりますよ! おお、リポジトリサーバのデータベースを同期してましたか。これで後3億年は戦えるぞ!

 むーんむーん、やむーやむーyum。あれ? apt-getですか? なんとインストールコマンドが分かりません!?


 無駄に格闘すること1時間。すどーさん忘れデスわ。よくあるよくある、ははっ。

 すどーさん忘れとは、「おまえどこちゅうや?」と聞かれて、「ああーん?わしはあるちゅうや」って答えるような? 違うな。なお、あるちゅうとは、せいびょうと対をなす日本ロック会の病のことです。


 結局、収納魔法的な便利なものはありませんでした。高次元ポケットとか定番じゃん。何で無いの。以外な所で、この世界は相対性理論に反する事が出来ませんね。魔法と言いつつ、高度に発達した科学なんでしょうかね? 大気中にナノマシンが常駐していて、それを操作している的なやつー?


 ねこバスにぎゅうぎゅうに冷凍チキンを詰め込んで、アイス魔法をかけ直してー。さあ、帰りましょうかー?

 

 おやー?

 生き残ったヒヨコが一羽居ますねー?


「おーい、ピーちゃん。ひとりで大丈夫かい?」


 む? シカトですよ? あんたピーちゃんと違いますか?


「シークフリードちゃん?」


 ぴよっぴよー!


 なんて立派な名前なのおまえ。よーし、今日からおまえは、じーちゃんデス。うちで飼ってやりましょう。オスなのかメスなのか分かりませんが。どっちにしても、じーちゃんはないなー。


「アマテラスオオミカミちゃん?」


 ぴよぴよー


 こいつ偉大そうな名前なら何でもいんだな。なんでもでいいよ。どうせ育ったら食うし。


「早朝にコケッコ鳴くのはオスだけなんだっけ? おまえはどっちなの?」


 ぴよ!


 うーん、分からん。猫よりも何言ってるか分かりませんね。まあいいか、どうせいつか食うし。


 ああ、でも名前を付けたら、とても食べづらいと言います。農家の方でさえつらいとか。そうだ!


「おまえの名は、ヒヨコです。いいですねー?」


 ぴよ!


 なんだよいいのかよ。育ってトサカが盛り盛りのアゲアゲになってもヒヨコだからな?


「ほいじゃー、帰ろうかー。ヒヨコちゃん」


 異世界転生を始めてから、ペットを飼うなんて初めて。お友達も出来たし、魔法を覚えたし、今回のこの世界は、初めてづくしです。今回のこの世界といっても、ここは最後のヴァルハラですけど。もう私、死なないので。何度死んでも異世界に転生しちゃう修羅の人生は、もう終わったんですよねー。


 何か、長期的な目標をたてた方がいいのかも。

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