2-12. もうわやです
倒したワイバーンを食材として持ち帰る事に軍から文句があるかとも思ったのですが。むしろ感謝されました。片付けるのが大変なのだそうです。そういやそんなマンガとか映画もあったね。
しかし、私の魔法にかかれば造作もありません。
転位魔法の応用でワイバーンの存在する空間を圧縮、時空魔法の応用で時間停止して鮮度を保ちつつ、買い物カゴに入れて運びました。私の魔法無双過ぎ!
魔法でライフハック、その反動で永遠の6歳児。膨大な魔力は6歳幼女の巨大な魔力袋じゃないと維持出来ないのです。別に問題ではない、と思う。
6歳児も小さい体でいろいろ抱え込んでますけどね? 永遠の14歳よりもずっといいですよ。思春期の悶々とした妄想や欲望を永遠に抱え込んで生きていくのなんて地獄でしょ。
そのエターナルすっとんとん14歳フォーエバーのタオルくんとニンニンですがー。
ドラゴン肉を毎日食した効果で、17歳になりました!?(※個人の感想です)
17歳になってもすっとんとんですけどね。
村人達もドラゴンヤキトリなどを食した結果、若返って27歳になりました。村の大人全員が永遠の27歳。27歳クラブ会員ですよ。
定食屋を引退したじいちゃんも27歳になって再婚し、喫茶店をはじめました。今まで定食屋が村唯一の台所だったのが、どうかしてたわー。
異次元名物ドラゴンヤキトリを求めて観光客が押し寄せ、若返った村民はせっせと繁殖し、村は活況を呈しています!もう、わやです。ワイバーンもドラゴンですからね。ドラゴンと言い張ってますよ。
私だけが6歳児のまま。魔力袋だけが成長しているのかしら?
まあ、いいけど。
そんな村に、ライブハウスが出来ました!
村長となった私の功績なのデス!
ドラゴンスレイヤーとなった私は、ドラゴン爵という貴族の位を得て、領地として村の統治を任されたのです。国の英雄に村一つだけですかー? と思うことなかれ。この世界の集落間は数100Kmの間隔で点在しているので、二つも三つも面倒見てらんないんですよ。
それにこの村は、現代日本で例えるなら川崎市くらいの大都会ですからね! この例えに異論反論は認めるけど、聞きません。村長権限で、村の名前をカワサキにしました。元の名前知らんのだけどね。
今後も、私の欲しい施設を増やしていく所存。データセンターとかは絶対に建てませんよ。
なお、ドラゴン爵は、くまもんくらいの地位と権力ですかね? よく分からん。
ライブハウスは空軍に戦後補償の建前で建設を要請しました。建設にあたっては、海軍と陸軍もコンペに参加する始末で、私がどれだけ兵器として必要とされているかが分かります。みんな私のカラダが目当てなんデスよ! お姉様の血液袋としてはお役御免になりましたが、国家の魔力袋となった私。ITスキルが役立たないくらいで絶望する事はありませんでしたよ! はっはー!
このライブハウス、メインの機能はお団子屋です。この村三つ目の台所です。この村には我々すっとんとんシスターズしか、バンドが居ないので、ライブハウスの機能だけでは成立しないので。オールシッティングの画期的なライブハウスなのです。昭和日本のキャバレーみたいかも?
このお店の売りは、有料アイテムであるはずのお団子がフリーパス対象ということ。費用は国費で賄っています。すっとんとんシスターズは定食屋が暇な時間帯は、ここに入り浸っています。たまにステージでバンドの練習しています。子供のやることなので村人も別に文句言いません。相変わらず電気が無いので、大音響出せませんし。
「こけら落とし公演を拙者達がやって以降、ステージが使われてないのは勿体ないでござるなー」
「そうよねー。でも、私たち専用の箱にするわけにもね?」
「そうじゃのー」
17歳になっても、ニンニンはニンニンのままです。チュウニ病は治ってません。タオルくんは、ドジっ子メイドさんにも飽きたらしく、今はただの17歳じぇーけーです。ツインドリル縦ロールは健在デス。私は、のじゃロリになってみました。6歳児だからね!
「イベントを主催する? 他人を踊らせて、一儲けするのじゃー」
「どんなイベントにするでござる?」
「参加者の芸を採点して優勝者を決める、カワサキニャングランプリじゃ」
「ソレおもしろそう! ぶらっくやばすー、ぷーくすー」
芸人の生き死にを決めている日本のアレとは違って、このグランプリは、人生を左右するような事にはなりません。参加者を集めるためのエサが必要ですね?
「優勝賞品は、定食屋のビール1年間無料パスじゃ!」
「それは参加者が集まりそうですぞ」
「うちの利益誘導にもなっていいね」
参加資格は、この村の住民であること。それだけ。
披露する芸も、漫才、落語、前衛演劇、ダンス、なんでもアリですよ!
今日から私はイベントプロデューサーです。口出しするだけで、ボロ儲けのちょろいお仕事デスよ!
私は異世界人生の新たな工程に突入しました。異世界留学で苦労して習得した魔法が合法的に役に立ったのです。私は、魔法少女ニャアです!
あほか? とあきれた方は星ひとつで示してください。




