12-7. 古代遺跡管理者検定
古代遺跡管理者検定の試験が始まりました。
まずは、テーブルの上にあったタブレットで注文しましょう。ここは見た目通りにカフェなので。支払いは、どんぐりタッチ使えますー?
「お酒があるけど、飲んじゃダメじゃけね」
「ええー」
「スコッチを、すこっしだけにしんさいよ」
「やったー!主君大好きー!」
「そういうのいいから、さっさと注文しろ」
えっとー、お?おはぎあるー。これとー、モンブラン!ほいでー、ラーメン?ここカフェじゃないの?
「お茶どぞー」
配膳ロボが、注文したものを運んで来てくれました。ヒト型は居ないのかな?ミクルちゃんを召喚するには、容量が足りないでしょ、配膳ロボもルンバも。
「どんぐり備蓄庫のどんぐりで有機素体を生成した方が、いいんじゃないの?」
「ソレだ!」
まあ、それは今置いといてー。ここのAIは、おそらくセンター一括管理型ですね。それを配下にすれば、十分でしょ。配膳ロボとかのメンテナンス設備もあるでしょうし。タオルくんのメンテナンス問題は解決ですよ。
「ええかなー?まずは知能テストやでー。あほには管理を任せられんさかいな」
「管理者は必須の仕様みたいね?シンギュラってるとも言い切れないわね?」
「ほじゃね?」
問1)
ロックギターに必要な5大要素を答えよ。ひとりいっこづつ。
「相談すんなよー。魔法通信も盗聴出来るんやでー。反則はそきゅしゃしゃちゅ」
「噛んでるなあ、おまえニャアの人格のコピーじゃないだろうなあ?」
いきなり難問ですよ?ロックを理解しているのは、私とタオルくんだけです。剣聖はどうかしら?ダモンでロックはまだ一度も聴いていません。ボッスンとアンは絶望的。
「MUSTが3つやから。2つはMAYや」
RFC2119みたいな事言ってる。必須要素が3つに、あったほうがいいんじゃない?知らんけどーが2つなんだね。MAYの判定はゆるゆると見た。
「そういうことなら、ワタクシから行きますね。お手つきはありですの?」
「せやなー。一切認めへん」
「やる気!」
誤答したら即終了なのに、躊躇しないなあ、この子。このパーティには、メンタルがヘヴィメタルなのしか居ない。だから、すっとんとんなのかしら?
「正解やでー。MAYがいっこ消えたでー」
「己を神だと信じる強くてあほな心!」
「またまた正解やー、MAYやけど、すべての創作に通ずる真理かも知れへん」
ボッスンとアンが正解出来た。一番ダメそうだったのに。いや、もっともダメなの剣聖ちゃんじゃないの?大丈夫かなあ?
「スリーコードですね」
「正解や!」
お?剣聖ちゃんがMUSTを突破しましたよ。
「パワーコードだろ?じょうこう」
「正解でっせ!」
さすがタオルくん。ミーナちゃんバンドのベーシストですからね。
「マイナーペンタトニックスケールじゃけ」
「パーフェクト正解でまんがな!」
やったあ!私も正解ー!
「にゃあちゃんの日記に書いてあったよ?」
「ああ、それかー。やっぱ業務日報の共有は役に立つわー」
でも、ちょっとだけ偏ってないかな?この定義は。異論も反論も無いのだけども。私の回答は「ペンタトニックスケール」で良かったでしょ?
「知能テストの次は、まずジャンル選択やでー。これは相談してもええよ」
問3)次の3つのジャンルから、ひとつだけ選べ。
1.チュウニアニメ
2.百合アニメ
3.おちんちん
「おい、これ罠じゃないのか?」
「3だけは絶対ない」
「百合アニメって、そんなにありますの?ある意味すべてのアニメは百合ですけど」
「それは偏り過ぎ」
「ジャンル選択後のクイズも相談あり?」
「ありやでー」
「ほいじゃあ、チュウニアニメにせる?」
「幅広いからなあ」
「対象のアニメって、この世界限定なの?」
「さすがに、マルチバース世界までは、観測できへんからなあ。でも、ミラはんが色々置いてったのは異世界のかもなあ?」
「案外えぐいぞ。観てもないアニメなんて答えようないだろ?」
「ここは、おちんちんで!」
「仮想器官とは言え、知識ゼロでもないですものね?」
ほぼ知識ゼロじゃと思うんですのジャガー。
「ほいじゃー、おちんちんおにゃしゃす!」
「はい、正解。これは、幼女におちんちんと全力で言わせて、プークスするコーナーでしたー。動画撮影も録音もしてないから、かんべんしてえな?」
私達は、一体何を試されているのかしら?
「今のロリロリ法違反?」
「うーん、相手は機械ですしー。どうかなあ?」
「管理者になったら再教育するから、見逃そう」
「そうですね。そうしましょう」
「知能テストは次で最後やでー」
問3)
宇宙は東京ドーム何個分でしょうか?
「相談不可やけども。10回まで答えてええよ」
「やっべえ。大喜利だー」
「もっとも苦手なのが来ましたわね」
「私も、大喜利は苦手ー」
10回もあれば、まあなんとかー?うーん。
「膨張し続けてるもんの広さなんか、そんな尺度で表現出来るワケ無いんだよなー」
「ですわねぇ」
「観測可能な範囲であれば、1000億光年程度でしたかね?」
「ありゃ?天文学が発達せちょるん?」
宇宙って何?なんて反応だったら、私とタオルくんでボケるしか無かったわー。
あ!これだ!ぽくぽくちーん回路で閃きましたよ!
「くりまんじゅう1個分」
「正解!宇宙の真理や!やっぱあんた女神はんやわー」
「え?なんですのそれ?」
「この世界にはドラえもんは出版されてないんだね?」
「大喜利というかトンチかな?」
東京ドームちゃうやんかー!ってツッコミはセットじゃなくて良かったんだね。
地球のフィクションそのままな異世界は沢山あるんですけど、悪役令嬢の出てくるゲームがその筆頭。
でも、異世界でもフィクションとして公開されているものとなると、かなり限られます。転生者が持ち込んだりしないと、ダメなんですかね?まるっきり同じモノもありません。少女マンガ風のデビルマンとかシュールでしたよ、ホップ☆ステップきとみちゃん、みたいなギャグだったし。新聞4コマ風の美味しんぼなんか、料理が判別出来ないのでツラかったわー。
「ほならー、次は戦闘力テストいうか、実技やでー。さっき注文してたおやつは全部食べた?」
「食べたんよ」
「おかわりいる?最後の晩餐になるかもやで」
「ふっ、剣聖に何を言うか」
戦闘力テストなら負ける気はしませんねー。
ホップ☆ステップ きとみちゃん
https://kintone.cybozu.co.jp/jp/kitomi/
宣伝ではありません、布教です。私が好きなんにゃあ。キントーンは触ったことも無いけどにゃー。