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魔法と剣は表裏一体  作者: たむーん
第一章 王都編
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十八番料理

「改めて、俺はリナの兄のセナだ。リナのことよろしく頼むよ。」


リナのクラスメイトに挨拶した。

男女2人ずつ、計4人のお友達は軽く会釈して終わった。


「このあと夕飯なんだが、また俺が作ろうか?」

「お兄のごはん、美味しいから大好き。」

「セナさんがご飯を創ってるんですか?」

「あぁ。」


そんなに意外だろうか。


「せっかくだし、チェロンさんもご一緒にどう?」

「え、邪魔になっちゃいますよ...ね?」

「いや、大丈夫だ。ご飯を美味しく食べてくれる友達がちょうど欲しかったんだ。」

「じゃ、じゃあありがたく...。」


酒場の二階にある調理場に向かい、俺以外は部屋に入っていった。

今日作るのは、俺の十八番のサイクの餡かけ炒めだ。

サイクとは上級冒険者が協力して狩らないと倒せない魔獣、俺からしたら歩く高級食材だ。

こいつのだしはとっても美味しい。

だしと炒め用に分けてあるので、それを使う。

炒めると風味がよくなり、だしとものすごく合うようになる。

ここに野菜を加え、餡を加える。だしをさっとかけ熱を一瞬だけ伝えさせて完成だ。

人数分のお皿に盛り、部屋に持っていく。


「できたぞ。」


扉を開くとベッドでだらしなく横に寝そべっていた。


「このベッド、やわらかくて気持ちいい。」

「そうでしょ、このベッド最高なの。」

「おい、人のベッドでくつろぐな。」


料理を持っている俺にやっと気づいたのか、慌ててベッドの上からどいた。


「この匂いは、十八番のサイクの餡かけ炒め!」

「良い匂い~。」

「相変わらず良い匂いですね。」

「熱々のうちにどうぞ。」


椅子に座り、料理を食べ始める。


「美味しい!」

「美味い。」

「やみつきですね。」

「ここに、このソースをかけると味変でもっとおいしくなるぞ。」


机の上にオリジナルソースを出し、かけて食べる。

う~ん、美味しい。

箸が止まらない。

あっという間にぺろりと完食してしまい、お茶を飲んでゆっくりしていると質問がきた。


「セナさん、料理ギルドに所属しているんですか?それほど美味しかったです。」

「料理ギルドには所属していないよ。所属しちゃうと、レシピを公開することになっちゃうからね。」

「はっ!それはいけませんね。こんなおいしいごはん、広まっちゃったら大変なことになってしまいますもんね。」

「好評で良かったよ。また、食べに来な。」

「チェロンさん、酒場の外までですけどお送りします。」

「チェロンちゃんバイバイ。」

「ありがとうございました。また、明日。」


リナともいつの間にか仲良くなったようだ。


「リナ、友達が出来て良かったな。」

「ん。お兄、ほんとに思ってるの?」

「まぁまぁ、そういうていも大事だぞ。」

「あの女にはいつも通り魔力つけておいたから。」

「あぁ、ありがとな、リナ。」


リナは警戒心が強い。

自分の魔力を相手の身体の中に入れることにより、相手がいまどこにいるのか探知することができる。

極少量の魔力なのでほぼほぼ気づかれることは無いだろう。

ちゃんと依頼もこなしていかないとな。

うちの組織の中で顔が割れているのは、アモンとベリアルだ。

あの二人はいつも一緒に行動している。なのでよく氷炎とか呼ばれている。

今、この王都にいるようだ。

目撃されなければいいのだが。


「お兄、もう寝るね。お腹いっぱい。ごちそうさま。」

「あぁ、ニェールには伝えておくよ。おやすみ。」


俺の部屋から出ていったと同時にニェールが入ってきた。


「もう、おやすみですか?」

「らしいよ。」

「では、私も寝ますね。」

「リナがやったってさ、おやすみ。」

「えぇ、わかりました。では。」


察しが良くて、助かる。

俺も寝るか。


「守護。」


殺気を感じたので、念のためシールドを張ってから寝た。




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