朝の時間
朝ジュネは目が覚めるとクロエを見つめる。
ジュネに抱かれて眠っているクロエはとても幸せそうな顔をしている。
その顔を見るのが好きでいつもクロエより早く起きて幸せそうに眠るクロエをずっと見ている。
あの女王が自分の腕の中にいると思うだけで心が満たされてゆく。
クロエは何をしていても品格があって常に美しい。
ジュネに抱かれている時でさえ変わらない。
ほんのりピンクに上気した身体はまるで美しい花のようだ。
それがなんともエロティックで何度抱いても飽きることがない。
愛とはこういうものなのかと不思議に思ってしまう。
体の関係だけで恋人達を抱いていた時とは全く違う。
全てが違いすぎてはじめは自分のコントロールができなくなりそうだった。
今もできてはいないが。。ジュネはクロエの首の傷にそっと触れた。
クロマンという男の名前を使ってクロエに近づいた王はクロエを殺すつもりはなさそうだった。
殺すつもりだったらブレーズはジュネを待つ事なく躊躇なくあの男を殺していただろう。
あの王は何がしたかったのだろう、、。
生かしてあるので聞くとこと出来るがクロエに怖い思いをさせたあの男を見るとすぐに殺してしまいそうだから誰かに任せることにしよう。
本当はクロエのことは自分でやりたかったが、、、
「う、、、ん」クロエが起きた。ゆっくりと瞳を開けジュネを見つめる。
ジュネはクロエの顔を優しく撫で少し上に向けてキスをした。
「クロエ、おはよう、愛してます」ジュネはそう言ってまたクロエにキスをした。
「ジュネ、おはようございます。昨日は素敵だった。ありがとう」クロエはジュネにキスをし、
「ジュネ,愛しています」といってまたジュネにキスをした。
ジュネはクロエを抱き寄せまたキスをした。
そのキスはゆっくりとだんだん濃厚なものに変わり二人は朝から愛しあった。
その後二人は起き服を着替え軽い朝食をとりゆっくり過ごしていた。
「陛下カイル様達がお見えですが」執事が報告に現れた。
ジュネは「会う気はない、そのまま放っておけ」と伝えた。
クロエは口を出していいのかわからずに少し下を向いた。
「クロエ、気になるのか?」ジュネはクロエに聞いた。
「……はい。でもジュネには考えがあってしている事はでしょうから私は貴方に従います」クロエは言った。
「うーん、考えはないな、俺は昨日アイツらに怒られた事が気に入らない。たとえ誤解だったとしても俺はクロエが最優先と言ったはずなのに何かあったのか?とも聞かず俺に説明を求めた事が気に入らないんだ」
ジュネはちょっと怒っている。
クロエはどうしていいのかわからない。
ただ、自分が巻き込まれた事件だったのでどこか申し訳ない気持ちもあった。
「ジュネ、ごめんなさい」クロエはジュネに謝った。
「クロエ?。どうして謝る?」ジュネが不思議そうに尋ねてきた。
「私のせいで起った事件なので、、責任を感じています」クロエは素直に言った。
「クロエ、お前が魅力的だから仕方がないのだ。俺以外見えなければいいのにと思う時もある。」
「ジュネ、もしジュネが私を公的に連れてゆくのが嫌だったら以前のように私はここにいます。あなたを煩わしたくないわ」
クロエは言った。
「……、本心を言えばお前を誰にも見せたくない。俺だけのものだから。だけどみんなから愛されているお前も見たいと思うのも本心だ」
ジュネはクロエにキスをした。
「ジュネ、、」クロエはジュネの気持ちがよくわかった。
クロエもジュネに対してそう思っていた。




