あなたの好きなところを
クロエはジュネに抱かれて部屋に戻るお風呂に浸かり、ゆったりとしたシルクのドレスを着てベットでゴロゴロしていた。
ジュネはずっと黙ったままソファーに座って何か考えている。
クロエはジュネが今日助けてくれた時、初めてジュネの剣を見た。
最強の騎士と呼ばれていたジュネを垣間見た。
ほんの数センチの隙間をクロエを傷つける事なく正確に剣を通したジュネ。
一瞬でブレーズと連携してクロエを助けてくれた。
それに、クロエを襲った男がまさか一国の王だったなんて、、
ジュネはいつ気がついたのだろう、恐らく、、王と話しをしている時に罠に気づき男を殺してクロエの所に来たのだと思った。
ジュネって、本当にどんな人で何を見ているんだろう、、クロエはジュネの事知っているようで何も知らないのかもしれないと思った。
だけど、ジュネはクロエにそれを知って欲しいのかわからなかった。
だからクロエは今ジュネをそっとしているのだ。
クロエは今日も退席になったのかな?と考えていたら少し笑えてしまった。
「ふふふ」ベットの上でゴロゴロしながら「今日もダメだった」と呟いて笑った。
言葉にすると結構おかしくって「あははは!!」と声を出して布団にくるまって笑ってしまった。
「クロエ?」ジュネが声をかけてきた。
「あ、ごめんなさい、ちょっと可笑しくて笑ってしまいました」クロエは布団から顔を出してジュネに言った。
ジュネは嬉しそうにクロエの所にやってきた。
「クロエ、何がおかしかった?」ジュネはクロエが包まっている布団を引っ張ってクロエを外に出しながら聞いてきた。
「ジュネ、今日も退席でした」クロエはそう言ってニッコリ笑った。
ジュネは「ハハハ!!クロエ、最高だな」と言ってクロエを抱き上げてソファーに移動した。
「クロエ、今日あんな事があったのに、、怖くなかったか?」ジュネは真剣な顔で言った。
クロエは「怖かったけど、ジュネが居たから」と伝えた。
「俺はクロエに信頼されているんだな」ジュネはクロエの髪に触りながら言った。
「ジュネ、私がジュネの好きなところを言ったら夜が明けるわよ」クロエは言った。
「じゃあ言ってもらいたいなクロエが好きな俺のこと」ジュネはクロエにキスをした。
「ジュネがしてくれるキス」クロエは微笑んで言った。
じゃあこれは?ジュネはクロエの耳たぶを噛んだ。
「ジュネ!」クロエは少し恥ずかしくなった。
「クロエ、好きじゃないのか?」ジュネは聞いてきた。
クロエは「あーもうジュネったら意地悪しないで」と怒っている。
ジュネはクロエを押し倒し全身にキスし始めた。
その度に「ここは?これは?」等聞いてくるのでとうとうクロエは観念して言った。
「あなたがしてくれる全てが好きです。お願い、もう聞かないで」クロエはジュネにそう言って恥ずかしさに涙ぐんでしまった。
そんなクロエを悪魔のような魅惑的な眼差しで見ていたジュネは
「クロエ、今日ボロボロになったお前を又会場に連れて行った事、すまなかった。」
ジュネは突然あやまってきた。
「ジュネ、、」クロエはジュネの頬を優しく触った。
ジュネはその手を優しく握って自分の唇に当てた。
その仕草が異様に色っぽくクロエは見惚れてしまった。
「クロエ?」ジュネはクロエが何も言わなくなったので心配になった。
「クロエ大丈夫か?」ジュネはクロエを起こして自分の方に引き寄せ抱きしめた。
クロエはジュネが素敵すぎてかっこよくて急にドキドキしてしまった。
確かに恐怖だったけどあの時ジュネは至って冷静で、クロエに微笑んでくれた。
あの時から怖くなくなった。ジュネが居るから。
「ジュネが大好きなの。」
クロエは言った。
ジュネはクロエを抱きしめる手を強めた。
「ジュネあなたが私を見つめる瞳が好き、名前呼ぶ唇が好き、黒くて綺麗な髪も、金色に輝く瞳も美しい顔も、誰よりも強く頭も良く,冷静で、判断力もあるあなたが好き、どうしてあなたのような人が私を見つけてくれたのか未だにわからないけど、一番好きなのはあなたには愛がある。誰よりも美しい心を持っているあなたを誰よりも愛しています。」
ジュネは目を閉じてクロエにおでこをつけて来た。
「クロエ、ありがとう。お前は俺の宝物、愛している」そう言ってクロエにキスをした。
そのままクロエをゆっくり寝かせてクロエと抱き合った。
何度抱き合ってもお互いを求めてしまう。
一時も離れたく無いほどお互いを愛している。




