はなうた 作者: 喜名 掲載日:2019/05/24 気がついたら花が開いていた 揺られている 電車が通るたび、そうおもう なんて言っているの 尋ねると 笑う音が聞き返した 朝日を浴びながら、切り取られた窓に 見つけてほしいけど 花は恥ずかしくて俯いてしまう イスがひとつ空いたのならば お淑やかに座って、外を眺めよう 次にどこへ行き着くのか 見慣れた駅が通り過ぎていく 寝坊した朝は、いつもより特別で 花は伸び伸びとしていた 唄いたい 空が青い、特別な日常 気が抜けたように 花は唄いだした