Exit Girl Door
そこが入り口だと
誰が決めたんだろう
ただ見送った彼女の
背中を見て想う
音も無く開いた
扉の向こう側で
彼女はどんな
顔をしているのだろうか
閉ざされた扉の前で
僕は開くのを待っていた
ただ見送った彼女の
黒くて長い髪が揺れる
そんな気がしているよ
嘘みたいな毎日を
彼女が知らない明日を
僕は歩いていくよ
覚悟も決められないで
そこが入り口だろ
誰が決めたんだろう
その扉が開いて
彼女が現れるのを待っている
閉ざされた扉は
そのまま聳え立つ
ノックさえできない
僕だけがここにいる
そんな気がしているよ
嘘みたいな毎日を
彼女が知らない明日を
僕は歩いていくよ
覚悟も決められないで
読んでいただき、ありがとうございました。