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とある生徒会長の本音は日誌だけが知っている  作者: 『黒狗』の優樹
異世界生活の改善開始
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第四十二話 舌鼓(yummy) 剛力恋ら、サンドイッチに気分が高揚する

人間界で訪れた大型書店で、万引き犯を持ち前の身体能力で捕まえた紅壱

瑛に知られたら困るな、と不安になりながら、アルシエルに戻ってきた王を、食々菜は笑顔で迎える

ちょうど良いタイミングで、スパーリングを切り上げていた剛力恋らは、紅壱の持っていた紙袋から立ち上る芳香に気付き、食欲が刺激される

初めて食べるサンドイッチに、果たして、魔属らは、どんな反応を見せるのだろうか?

 「辰姫様、おかえりなさいませ」と、風巻丸から連絡を受けた食々菜は、村の入り口で王を、恭しい態度で出迎える。

 食々菜の後ろには、部下と呼んでも差し支えない立場の住魔が控えていた。どうやら、彼女らは自発的に、食々菜の下に就く事を決めたらしい。


 「悪いけど、デザインにゃ目は瞑ってくれ。適当に買ってきたからな。

 サイズはバラバラだから、各々に合いそうな物を分けてくれ」


 「畏まりました」


 一礼した食々菜は連れてきた各部族の牝に、広場へ箱を運ぶように指示する。当魔らは、人間界の服に興味津々で、すぐにでも試着したそうだったが、食々菜は他の三魔より怒らせたくないらしく、すぐに動く。

 戦闘面では、剛力恋らに少し及ばないかもしれないが、日常面で他者を上手く動かすのは食々菜の方が長けていそうだった。

 そんな事を思っていると、タイミングよく、剛力恋と磊二、骸二が森の方からやってきた。


 「あ、コウイチ様、おはようっす」


 「おはようございます、タツヒメ様」


 「お早うございます、王」


 フランクな態度で挨拶をする剛力恋に対し、磊二と骸二はその場に跪き、頭を恭しく下げる。


 「おう、お早うさん」


 三匹の挨拶に手を上げて返した紅壱は、少しだけ眉を寄せ、片膝を付いたままで頭を下げている磊二と骸二を困ったように見つめる。


 「磊二、骸二、そんな遜らなくてもいいぞ。今は、俺らだけなんだ。

お前らは、実質、この村の運営と警護を俺が任せている幹部なんだからよ」


 「幹部だからこそ、他の者にタツヒメ様が軽く見られないよう、他の者に示す必要があるのでは?

 他の者がいないからこそ、気を緩めないお二人は幹部の鑑かと」


 食々菜の指摘に、渋い表情となったのは紅壱だけでなく、彼へ親し気に接している剛力恋もだった。


 「あら、剛力恋さん、気になさる必要はありませんよ。

 王様が、貴女に畏まらなくていい、と仰ったんですから」


 剛力恋にチラチラと見られ、「俺に助けを求めるなよ」と思いはしたが、見捨てる事も出来ないので、「あぁ、確かに俺が言ったんだから、今まで通りでいいぞ」と威厳が出るように頷く。


 「じゃ、そうするっす」


 素直な剛力恋が嬉しそうに笑い、他の者なら押し潰されていた不安を打ち消してしまったものだから、背後で跪いていた磊二、骸二はガクッと体勢を崩してしまう。同僚の気楽さに溜息を溢しながらも、言葉で戒める気もないのか、優しい目で食々菜は浮かれている剛力恋を見守る。


 「・・・ねぇ、コウイチ様」


 「何だ?」


 「その袋から、凄い良い匂いがするっすね」


 途端に、食々菜の丸い鼻もピクリと動いた。どうやら、この薫りから意識を逸らすべく、彼女はあえて、剛力恋に苦言を呈したようだ。


 「鼻が良いな」


 「食べ物っすか?」


 「あぁ。スパーリングして、腹が減ってるんだろ、先に食うか?」


 紅壱に、磊二と骸二を相手にし、模擬戦を森の中で繰り広げていた事を見抜かれ、剛力恋は驚く。どうやら、彼女は努力はこっそりしてこそ恰好がつく、と考えて、それを地道に継続するタイプらしい。

 努力がバレてしまい、真っ赤になった剛力恋。そんな彼女に、紅壱は優しく微笑みかけ、「期待してるぜ」と頭を撫でる。ただ、それだけで、剛力恋の一気に目減りしてしまった気力が復活し、元値より増える。


 「コウイチ様のために、頑張って強くなるっす!!」


 「あぁ、頼むぜ。

 磊二、骸二、お前らにも期待してるぞ、俺は」


 「「ハッ」」


 紅壱の眼と言葉に偽りがないのを感じ取り、彼らの尊敬は一層に強まる。


 「努力したからって、誰でも強くなれるとは限らない。

 でもな、本当の強さを得た奴ってのは、楽な方に逃げたがる自分に負けないで、努力を続けてる。

 まぁ、成長中の俺が言っても、ろくに説得力はないけどな」


 「そんな事はないっす!!」

 

 紅壱の強さをデコピンを受けた事で知っている剛力恋は、彼の謙遜を全力で否定する。つい、力んだからか、彼女の腹の中で虫が盛大に泣き声を上げた。

 ほんの数秒だった、気まずい静寂が漂ったのは。

 それを率先して破ったのは、似たような経験のある紅壱だった。


 「結構、結構。腹が減るのは、本気で頑張った証拠だ」


 紅壱が大らかに笑ってくれ、他の三匹もぎこちなさのない笑みを見せてくれた事で、剛力恋は救われる。彼女の涙腺が崩壊せずに済み、安堵した紅壱は抱えていた紙袋からカツサンドを出す。


 「さぁ、食え」


 「いただきます!!」


 お前らも、と紅壱から半ば押しつけられるようにして、サンドイッチを受け取った食々菜、磊二、骸二。三匹は戸惑った表情を見合わせるも、食べないのは却って礼を失する、と交し合った目線で結論を出す。とは言え、それは建前で、彼らの食欲は未知の食物に対し、最早、忍耐の限界であった。

 サンドイッチに齧りついた剛力恋らは、まず、パンの柔らかさに驚く。

 パン、それ自体すら知らないからこそ、その食感は彼女らの味覚へ大いなる衝撃を与えたようだ。

 しかも、その驚きも薄まらぬうちに、具材の旨さが舌の上から脳へ光速でぶつかってくる。甘い、酸っぱい、ちょっと辛い、様々な味が最高のバランスで成立しているそれを、剛力恋らにとっては、「美味しい」と表現するしかない初体験のものだった。

 昨夜の猪のバーベキューで覚えた感動が、あらぬ方向に蹴り飛ばされる。

 極まった美味さは、感情すらフリーズさせる。そうなった時、取る行動は人間も怪異も、同じだ。

 人間の感覚からすれば、そのサンドイッチは変哲もない一品。しかし、剛力恋らは満面の笑みで、それらを貪る。

 『組織』の情報によれば、ゴブリンやオークは人間を好んで食べるらしい。事実なのだろう。しかし、今、四匹は本当に美味しいものを知った。なら、人間など食べる気は起きないだろうか。

 紅壱としては、彼らが人間しか食べられないのなら、それはそれで仕方ないし、王として受け入れるつもりでいた。

 

 昨夜の宴で、吾武一たちから、この村には人を食べた事がある個体はいない、と聞かされ、安堵したのも事実だが、もし、いたとしても、それを咎める気もなかった。

 自分が、その個体を罰したところで、喰われた人間が生き返る道理もない。自然で、致命的な隙を見せた者、争いに力及ばずに敗れた者は餌になる。敗者を食うのは、勝者に許された特権だ。そのルールに則っただけの者は、紅壱だけでなく、誰にも詰れない。

 敗者を食っていいのは、勝者に喰われる覚悟がある者だけだ。

 冷淡に、人食いの現実を受け入れられ、なおかつ、そんな自分に嫌悪感が浮かばないのは、魔王を宿しているからか、祖父に鍛えられたおかげか、もしくは、カガリをパートナーらに食べさせ、そのエネルギーを自身に取り込んだからか。紅壱は悶々と悩む事もせず、よく炙った熊の肉を咀嚼していた。肉から染み出る脂は甘く、唇をより艶やかにする。

 ちなみに、弧慕一によれば、術者ならばともかく、一般人を怪異が食べても、空腹感が紛れるだけで、強さが極端に増す訳でもないらしい。

 人間界に行って、生きたままで戻ってくるゴブリンやオークは皆無なので、ハッキリとは言えないそうだ。

 吾武一らは紅壱の質問に満足な答えを返せない事に落胆していたが、紅壱は「気にしなくていい」と慰めた。

 そもそも、『組織』と正面からぶつかる時が来て、今後、増える仲間が人間を食べても、責める気もなかったからだ。

 人間が惨たらしく喰われる様に、『組織』の者が怯えてくれれば良し、怒りで攻撃が雑になってくれても良しである。さすがに、人間を調理してくれ、と言われたら、キッパリ断るつもりではいたが、一方で、人間と分からない形になっていたら出来るかもしれない、と考える自分にも気付き、軽い驚きはあった。

 (ま、人間を喰う喰わないは別問題として、こうやって、美味い物を食べる幸福を知るってのは、トレーニングに対しての真剣さも左右するからな。

 コイツらを強くするためにも、飯には力を入れていこう)


 静かに決意を改めた紅壱の前で、サンドイッチを完食した四匹は余韻に浸っていた。全員の顔には、明らかに「足りない」と浮かんでいた。こういう時、臆せずに言えるのが、剛力恋である。


 「王様、二個目をくださいっす!!」


 「剛力恋さん、こういう時に『王様』と呼ぶのは、さすがにあざといですよ」


 「しかし、気持ちは分かりますね」


 剛力恋の真っ直ぐさに呆れながらも、磊二達も紙袋をジッと見つめてしまう。

 「ほら」と、紅壱は剛力恋らに紙袋を差し出す。


 「けど、皆の分も含んでるからな、お前らで全部、食うなよ」


 「いくら、何でも、そこまで食い意地は張ってないっすよ、私たち」


 その瞬間、「我らを含むなよ」と磊二と骸二が目で訴えていたが、紙袋の口に顔を近づけている剛力恋はちっとも気付いていなかった。


 「じゃ、皆に配ってくるっす」


 「転ぶなよー」


 「はいっす」


 元気な笑顔と声で返事をし、剛力恋は紙袋を頭上に掲げて、村に向かって全力疾走していった。「待つのだ」と、骸二は必死に彼女を追う。


 「元気ですねぇ」


 「元気ですよね」


 羨ましそうに見る食々菜と、げんなりした面持ちの磊二。


 「あら、どうしたんですか、磊二さん」

 

 「いや、剛力恋さんと骸二さんの元気に引っ張られて、つい、ハッスルしてしまいまして」


 種族ランク進化アップによって、魔力が大幅に上昇した分、磊二はスタミナにやや欠けているようだ。ガンガンと前に出てくる戦闘スタイルの剛力恋と骸二の相手は、中々に骨が折れたのだろう。


 「おつかれさん」


 「!! もったいないお言葉、ありがとうございます」


 労いの言葉を、優しく笑う紅壱からかけられ、磊二は恐縮する。


 「やり辛いか、あいつらの相手は?」


 「有体な言い方ですが、どちらも、味方であれば、全幅の信頼を置いて前衛を任せられますが、敵の攻撃役としてしまうと面倒ですね」


 ふむ、と頷いた紅壱は視線で、磊二に言葉の続きを促す。


 「骸二さんは、私の操地術を警戒して、ある程度の距離を保ちつつ、ご自身も炎で牽制してくるので、相性としては最悪ではありません。

 ただ、剛力恋さんは石が体にぶつかろうが、全く構わずに、直線的に突っ込んでくるので、怖いですね・・・加減を間違えたら、大怪我をさせてしまう所でした」

 

 「・・・・・・一応、防御もしろって釘は刺しとく」


 「お願いします」


 磊二は紅壱に首を垂れ、自らも紙袋を持って、村に向かう。ローブの下で、ピコピコと動く尻尾を見る限り、彼も彼で、それなりの手応えがあったのだろう。もしくは、サンドイッチに魅了されたのか。


 「あいつらが笑顔になってくれて、良かったぜ。

 店には迷惑かけちまったけど、少しは気が楽になった」


 「———————・・・人間は、あんなにも美味しいものを作れるのですね。

 レベルの違いを痛感してしまいました」


 無理をして笑う食々菜に、紅壱は「フハハハ」と手を振る。一般人であれば、彼の笑顔だけでなく、笑い声まで聞いたら、一目散に逃げだすのだろうが、食々菜は彼への尊敬も相まってか、ポッと頬を赤らめた。

 

 「そりゃ、仕方ない。

 これまで、お前らは毎日を生き残るのに必死で、食う事にまでエネルギーと知恵は回せなかったんだから。

 けど、もう違う。俺が王になったんだからな、お前らに余裕を持たせてやる」


 「!!・・・・・はい」


 (この御方となら、私たちは作れるかもしれない、誰も信じていないけど、心のどこかでは憧れた、あの伝説の大国すら超える素晴らしい国が)


 名前だけでなく、生きる場所まで与えてくれる紅壱の為に、この一個の命を全力で使おう、紅壱の野望を邪魔するなら、どんな敵が来ても倒し、喰らってやる、と意気込む食々菜の顔つきには、温厚さの欠片もない。

 戦いで、紅壱の役に立てる剛力恋らを羨望の目で見つめながらも、やはり、彼女の中には、他の者らにも負けぬ魔属らしさが宿っているようだ。

 自身の表情の変化に気付いていない食々菜を、頼もしそうに見つめた紅壱は村の方に目をやる。


 「当面の目標としては、あれに劣らないサンドイッチを、こっちでも作る事だ」


 「作れるのですか?!」


 「作ってみせるさ。

 パンに必要な材料は、さっき買ってきている。

 こっちの世界に、小麦があるなら、収穫量を増やす。そうすれば、こっちの粉を100%使ったパンも作れる」

 

 「あれが、私達でも作れる・・・・・・」


 パンの柔らかさを思い出したのか、食々菜の口の端より唾液が垂れる。

 あの美味しさを再現できる、その不安交じりの挑戦意欲が秒ごとに増しているのか、彼女は自分の口がだらしなくなっているのにも気付かぬまま、両手をジッと見詰めている。


 「台所って戦場で、俺の右腕になってくれるのを期待してるぜ、食々菜」


 「は、はい!!」


 力強く拳を握った食々菜は、ふと、自分が涎を垂れ流している事に気付いたのだろう、顔から火が出そうになる。

 慌てて、涎を手首で拭おうとした食々菜へ、紅壱はポケットに突っ込んでいたタオルを彼女の口元へ寄せ、そっと拭ってやる。


 「す、すいません」


 「いいって、気にするな。

 誰でも、美味いものを思い浮かべりゃ、涎くらい出る」


 ますます、真っ赤になる食々菜の手にタオルを握らせた紅壱。

 村へ向かおうとした彼だったが、彼女に土産を買ってきたのを唐突に思い出したのだろう、急反転する。

 もし、食々菜がその場に留まっていなかったら、彼女は紅壱の胸板に頭突きをかましてしまっていただろう。ゴブリンのように角こそ生えていなくても、オークの額も十分に硬い。その頭突きは、相応の威力になるので、紅壱でも不意打ちで受けたら、咽るくらいはしていただろう。

 それでも、紅壱の振り返りは食々菜を驚かせるには十分で、「キャッ」と短い悲鳴が漏れてしまった、涎が綺麗に拭われた口から。


 「すまん、ビビらせちまったか」


 「だ、大丈夫です」


 激しく脈打つ心臓を、呼吸でなんとか宥める食々菜は、「どうかなさいましたか?」と落ち着いた声で問う。


 「お前にプレゼントがあってな」


 「・・・・・・え」


 「これなら、人間の文字が、まだ読めない食々菜でも、料理の仕方を覚えられるだろ」


 一緒に料理が出来る仲間が増える事に喜ぶ紅壱は無邪気な笑顔で、食々菜へと料理の本を差し出す。彼女の思考は、完全にフリーズしてしまっていたが、体は自然と動き、本を受け取っていた。

 予想もしていなかった事態に、食々菜は礼も言えず、口をパクパクと動かすしか出来ない。彼女の、そんなリアクションを見られただけでも、紅壱には満足だったのか、より破顔する。


 「おっと、ちんたらしてっと、俺らの分まで食べられちまうな」


 翠玉丸がからかうように、魔属らがサンドイッチの争奪戦を繰り広げている事を中継してきたものだから、紅壱は焦りを滲ませた。

 瞬動法で、あっと言う間に村の中央へ駆けていった紅壱の背中を見送っていた食々菜は、しばらく、呆然としていた。

 やっと、我に返った彼女は二度三度と周りを確認してから、いつの間にか受け取っていた、紅壱からの贈り物を愛し気に抱き締めるのだった、甘く高鳴る豊かな胸に。



 「村長、ごちそうさまでした!!」


 雄も牝も、老いも若きも、生まれて初めて食べたサンドイッチの美味さに感動したようで、王座に腰を下ろし、自然と威厳が出ている紅壱へ大きな声を揃え、礼を告げた。


 「満足してくれたなら、何よりだ」


 連呼される礼にくすぐったそうな表情を浮かべていた紅壱は、控えていた吾武一にアイコンタクトを送る。小さく頷き返した彼は一歩前に出ると、村魔に睨みを利かせ、落ち着かせる。

 うむ、と満足げに胸を張った吾武一だったが、その時、一匹のゴブリンが彼の顔を指す。


 「あ、ゴブイチさま、お口にタマゴがついてるよ!!」


 「ほんとだ、汚れてるぅ。だらしないなぁ」


 各種族の幼体らは、慌てて口元をゴシゴシと拭った吾武一に動きに大笑いする。


 (せっかく、目で「汚れてるぞ」って合図したのによ・・・)


 何を誤解したのか、村魔らの喧騒を鎮めた吾武一に、紅壱は溜息を噛み殺す。


 「さて、腹拵えも済んだとこで、この村のこれからについて、大人らは話し合うとするか」


 紅壱の提案に、名持ちの幹部は真剣な顔で頷くも、皆、吾武一の口元を見た途端に、緊張感が一気に緩み、噴き出してしまうのであった。耳まで真っ赤になった、泣く子も黙るブラックホブゴブリンが口元を手で隠し、水場まで駆けていったのは言うまでもない。その速さは、瞬動法を使えるようになったか、と思うほどだったとか。

サンドイッチの美味しさに大満足するゴブリンらに、紅壱の悦びも一入であった

食々菜もまた、彼から贈られた料理の教本(初心者用)に歓喜の情を隠せずにいる

腹が膨れれば眠りたいものだが、村長かつ王としての仕事は買い物だけではない

これから、このアルシエルをどう広げていくか、紅壱は幹部らと共に話し合う事にするのだった

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