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第二話

いつものように登校する。隣には当たり前のように由乃がいる。


「由乃ちゃんおはよー!」


誰かが由乃を呼ぶ


「おはよー!」

可愛らしい声で由乃が答える。


校舎に入るとすぐ由乃のまわりに生徒の群がってくる。いつもの朝の光景。


「じゃあ、先教室行ってるね」


そう言ってその場からさり気なく去る。


あんなに友達がいるのに私と一緒にいるのは良い引き立て役になるからだろうか。


中学校に入った頃から、彼女は私を見下すようになった。

それからは自慢ばかり

含みのある言い方をするようになった。


「ねー聞いて!さっき佐伯くんにチビって言われたの!酷いよね?美沙って背が高いから羨ましい。」


「野村くん、私が先生に頼まれた重い資料教室に運んでたら俺が持つよって手伝ってくれたの!きっと美沙にも手伝ってくれるよ!」


あざと可愛く装っているのだろうか。

さりげなく私を落として自分を上げようとする。

モテ自慢にいつもイライラさせられる。


当然、彼女から離れようともした。

けど彼女はいつもベタベタしてくる。休み時間や登下校時、挙句の果てにトイレまでついてくる。


「もう付き纏わないでくれない?ウザい」

ついイライラしてこんなことを言ったこともあった。

「美沙は由乃のこと嫌いなの?酷いよ、友達だと思ってたのにっ…!」

なんて言って泣かれてしまった。

それを見ていた同じクラスの男子達が

「由乃、大丈夫?」

「うわー、泣かせた!由乃が人気者だからって僻むなよ」

「だから友達いないんだろ」

友達がいないのは由乃に付きまとわれてるからだし、僻んでないし。

でも私は見てしまった。男子達に庇われた彼女がこちらを嘲るように笑っているのを。

その一件があってから私は由乃から離れるのを諦めた。


「いつも由乃ちゃんと一緒にいる子だよね?」

「由乃ちゃんにこれ渡しといてくれる?」


お陰で私はオマケ扱いだ。



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