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ただの出会いから1年弱

作者: クロロ

初めは、朝早くにSNSサイトから届いたメールから始まった。



○○さんよりメールが届いています。

『虐待されています、助けてください』



この時の時刻は朝の五時。

先日は友達と遅くまで飲んで、結局寝る事も無く朝を迎えたばかりだった。


最初は、何かのイタズラだとそう思い込み無視することにした。


五分後。


○○さんよりメールが届いています。

『お昼に○○駅で待ってます、来るまで待ってますから』



「・・・またかよ」



と、俺が小声で呟いた時、一緒にいた林(仮名)が声を掛けてきた。



「どうした?」


「なんか、変なメール来てんだよ」



俺がそう言うと林は特に考えもせずに。



「ほっとけ」



そう、きっぱりと言い切った。



「あぁ・・・」



確かに林の言う通り、イタズラの可能性が高いし、どこの誰とも解らない奴と会うのも気が引ける。


ほっとこう、そう思った。


けど、一抹の不安が過ぎった。



(・・・これが本当だったらどうなるんだろう・・・?)



(俺は助けを求めている手を払って良いのだろうか・・・?)



俺が真剣な面持ちで考え事をして、その考え事を林は解ったのか俺に言を強めて言った。



「ほっとけって!」



うん、解ってはいたよ。


きっとイタズラだったり、もしくは変な奴かもしれない。

彼は俺以上に、俺を心配してくれていた。



だけど、もしこれが本当のことだったらどうする?


きっと俺は一生後悔するんじゃないのか?



俺が騙されるだけで終わるのなら、それで良いじゃないか。


俺の結論はそこに至ってしまった。



「林、俺はやっぱ行くわ」


「・・・勝手にしろ」




半ば呆れたモノ言いだったが、表情は起こっている訳でもなく、微妙に微笑んでいた。


まぁ、呆れていたんだろう。

文才が皆無です、半ば俺が書きたいと思った事を書くだけの自己満足にすぎませんが、興味を持ってくれたらなと、思います。

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