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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

東海帝国史 〜詐欺師が皇帝になるまで〜

最新エピソード掲載日:2026/03/05
三世紀、三国時代の中国・建業。
詐欺師として投獄されていた男・李達(李宗)は、ある日突然「倭国へ渡らぬか」と持ちかけられる。匈奴式の**十進法編制**を知る兵法の才を見込まれ、東方の島国で女王に仕える将軍となる役目を与えられたのだ。

男は新たな名を名乗る。
李宗。漢の名将李広の末裔を自称するその名は、半ば虚構、半ば野心であった。
わずか三艘の船と四十三人の兵。
呉の思惑は「成功すれば儲けもの」という程度の小さな遠征にすぎない。しかし李宗はそれを機会と見る。牢を出て海を渡れば、運命は変えられる。
通訳兼腹心となる商人出身の陳壁とともに荒海を越え、対馬を経て九州へ上陸。
そこで彼は、女王卑弥呼が治める邪馬台国と対面する。
連合は南の狗奴国との対立、そして女王の老いによる後継問題を抱え、内部は揺らいでいた。李宗は演練を見て、兵の未熟さと同時に可能性を見抜く。

彼は宣言する。

・三ヶ月で戦える軍にする。
・まず狗奴国を退け、三年後を見据えて力を蓄える。

卑弥呼は彼の出自を疑いながらも問わない。「ここでは結果のみを問う」と告げ、三百の兵を預ける。

こうして詐欺師は将軍となる。
だが李宗の胸中には、単なる客将として仕える以上の思考が芽生え始めていた。
米と水に恵まれ、資源豊かなこの島。
訓練されていない兵。
揺らぐ権威。

「治める価値がある」
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