ふたりでいつかは
たまには描くけど、あんまり描きませんよ、こうゆうの。
結べない約束は悲しいひとりごと
青ざめたカナリヤが歌うのもラブレスソング
未来とぬくもりをきみとはなにひとつ
つかめやしないけどこの想いに後悔はなく
ふたりでいつかは訪れてみたかったテーブルを
ガラスごし歩いてとおりすぎるよ
ふたりでいつかをむかえることなんて
もうないんだと
ふりかえらないぼくの背中は知ってた
愛しさの理由よりいいわけが欲しいんだ
赤茶けたオカリナを吹く風もやむはずさ
過去などぬけがらとほんとにうりふたつ
みとめてしまうのに散らした翅 痛む日がある
ふたりでいつかは駆け抜けてみたかったカーペット
むき出しであるけば冷たすぎるよ
ふたりでいつかをよろこぶことなんて
もうないくせに
最悪じゃない なぜかそんな気もするね