なろう(ノクターン)にR18作品を投稿しはじめたばかりの初心者の雑文
最近なろうに投稿をはじめた湊川水都です。よろしくお願いします。
投稿を始めたきっかけは、ただの暇つぶしでした。流行りのライトノベルも、なろうの仕組みもよくわからないまま、なんとなくアカウントを作り、試しに短編を投稿してみました。
ジャンルはなぜかR18になりました。頭に浮かんだ設定が、たまたまそういうストーリーだっただけで、私自身はえっちなことが大好きだったり多くの経験があるわけではありません。
自分が体験したことはないけども、熱い吐息が漏れ、淫靡な音を立て、湿り気のある描写を書いているとき、霧のようにぼんやりとしていた輪郭が鮮明になり、ただの妄想が現実味を帯びて頭の中に映し出される錯覚を覚えます。
投稿ボタンを押す瞬間はいつも胸がドキドキします。誰かに見られるのは恥ずかしい、こんなことを考えているなんてはしたない、でもせっかく投稿したのだから誰かに呼んでほしい、そんな複雑な気持ちです。
投稿を始めたのはつい最近で、まだ短編ばかりです。なろうらしい異世界転生ファンタジーや長編にも挑戦してみたい気持ちはありますが、今は思いつくままに短い物語を紡ぐのが楽しいです。
コメントや評価はほとんどつきません。たまに「いいね」が一つ付くと、なんだかドキッとします。それでも、反応が少なくても、書くこと自体が楽しく、満足しています。誰かに読まれることよりも、自分の内側を吐き出す行為そのものが、私にとっての喜びなのかもしれません。
自分の頭の中の霧がかたちを持ち、言葉になる、それだけで十分です。
しかし、R18の物語を書くことは、私を予想もしなかった方向に連れていきます。
物語の中心が情熱や欲望である以上、書いている間は必然的にその世界に浸ります。
登場人物たちの行為、そのときの心情、指先のウェットな感触を想像します。
その過程で、私自身の身体が反応してしまいます。書くたびに心臓の鼓動が少し速くなり、身体の奥が熱を帯びます。
書き終えてパソコンを閉じても、その熱が冷めません。以前は月に一度か二度、気まぐれに自分を慰める程度だったのが、最近ではほぼ毎日のようにその衝動に駆られます。
物語はできるだけリアルに、できるだけ淫靡に書こうと努力しています。だからこそでしょうか、自分自身が読み返しても顔がにやけ、体が熱くなります(読者の方も同じ気持ちになっていただければいいのですが)
シャワーを浴びるとき、ベッドの中、ふとした瞬間に物語のシーンがフラッシュバックしてきて、気がつけば自分の指が動いています。終わった後も、どこか物足りません。股間のあたりが常に湿っているような気がして、落ち着きません。こんな自分が恥ずかしく、はしたなく下品だと思うこともあります。
あるとき、性器に野菜を挿入する女性の話を書いてみました。野菜を使う女性の自慰行為は昔からある話ですが、現実にしている人はいるのか、実際に野菜を使うとしたらどうなるのか、ということを書きました。
本当にきゅうりを使って自慰行為を行う女性がいると思ってもらえるように、頭の中でその手順や感触を想像して文章にします。そうして書き終わった後、ある衝動に駆られました。
キッチンに立ち、冷蔵庫を開けて、実際にきゅうりを手に持ってみました。ひんやりとした表面を指でなぞりながら、物語のシーンが頭の中でリプレイされます。その物語はきゅうりからはじまり、人参、茄子などを挿入して、まるでソムリエのテイスティングのように感想を語る話です。あまり面白くなさそうですよね。
きゅうりを入れてみたらどういう気持ちになるんだろう? そんな好奇心が湧いてきました。でも、コンドームを用意していなかったことに気づき、衛生面などを考えると怖気づいて思いとどまりました。
それでも、その夜、ベッドの中で、きゅうりを握った感触がやけに鮮明に思い出され、身体が疼きました。
また別のとき、レイプをテーマにした話を書いてみました。物語の中の緊張感や恐怖、背徳感を丁寧に描きながら、どこかで自分の心もざわついていました。書き終わった後、ふと、自分がそんな状況に置かれたらどうなるんだろうと考えてしまいました。
本当にされたい、なんて気持ちが一瞬頭をよぎりましたが、すぐに「いや、さすがに怖い」と打ち消しました。物語の中ではコントロールできますが、現実はそうはいきません。そんな当たり前のことを自分に言い聞かせながらも、身体の奥で疼く何かは消えませんでした。
そして、露出をテーマにした話を書いたとき、ついに物語の行動を実演してしまいました。
物語の主人公が夜の街で下着を着けずに歩くシーンを書いたあと、これぐらいなら、と試しに自分もやってみることにしました。
パンティを履かずに薄いワンピースを着て、夜に家の周りを5分ほど歩いてみました。夏の夜でしたが少し夜風があり、無防備な股間を風が撫でます。その感触は爽やかで気持ちよかったのですが、スカートが股に張り付いた時に陰毛の影が透けてドキドキしました。
わずかな時間で誰ともすれ違うことはなかったのですが、顔が火照り、緊張で汗だくになりました。太ももに伝う液体が、汗とは違う粘着質なものだった気がしましたが、きっと気のせいだと自分に言い聞かせました。
あの5分間、心臓がバクバクして、頭が真っ白でした。でも、どこかで、物語の中の彼女と自分が重なったような気がして、妙に高揚していました。
なろうでR18を書いている先輩方も、こんな気持ちになっているのでしょうか?いつも体が火照っているのは私だけでしょうか?
物語の中の情熱や欲望が、自分の身体に火をつけて、コントロールできなくなるような経験はありますか? それとも、先輩方はもっとクールに、創作は創作と割り切って書いているのでしょうか?
答えが欲しい、コメントが欲しいというわけではありませんが、なろうに投稿をはじめて私の体と心に起きている変化について書きたくてこの文章を書きました。
なお、物語の中では登場人物は法律に触れる行為や倫理的に問題がある行為を行うこともありますが、私自身がそのような行為を行うことはなく、読んでいただいた方にそのような行為を勧めることもありません。フィクションはフィクションです!