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巻き込まれてゆく(前編)or (1)

鎖使いとの死闘(笑)

少女ちゃんについてですが名前が思いつきません、弓使いにいそうな名前なにかください! (_;´꒳`;):_.

side:少女

 ...それは路地だ。いくつもの提灯が壁の近くに浮いている、廃れたお祭り会場のような雰囲気が漂う場所だった。そんな路地の壁にもたれかかるようにして一人の小柄な少女が歩いている。その足どりは重く、体調があまり良くないことが見てとれる。また、大きなローブのような物を着ているようだが布に穴があき、解れている。満身創痍といった風貌の少女は、言った。「ようやく 終わりか...」現状に疲れたような、されど諦めきれぬ口惜しさが滲じみでている言葉だ...少女に希望は無いのだろうか....

---------------------------------------------------------------------------------------------------

side:???

「ふふ..始めよう(にっこり)」

 僕の前に今、底冷えするような微笑みを浮かべた、鎖を持った中性的な顔つきのイケメンがいる。どうやら彼はご立腹のようだ。そんな彼に、僕は鎖で拮抗縛りされ、これまた鎖でできていると思われるギャグボールを噛ませれている。

「フム フムフムムウゥ(約:どうしてこんな事をするんだ)」

「いや どうしてってキミぃ 出会い頭にあんな事されたら誰だってキレるものだよ」

 ふむ、頭が混乱してきた。よし、一度情報を整理してみるか。

ーーーー ーーー ーー ー

 事の発端は1時間前まで遡る。

(うう..緊張してきた)

 僕は土筆沢高等学校転校してきた幸田 吉男(さちだ よしお)、普通の男子高校生だ。僕は今、部室のドアノブに手を伸ばしたところで固まっている。というのも、転校初日に軽いノリで決めてしまった部活(オカルト研究部)が変人だらけのヤバい部活という噂を聞いたからだ。噂によると、深夜に赤外線ゴーグルを掛けながら住宅街を徘徊していたり、呪文のような何かをブツブツと唱えながら塀をペタペタ触っていたりするそうだ。

(ええぃ 儘よ...)

ドアを勢いよく開ける。..カーテンを締め切っているのだろうか、部屋の中は暗かった。そんな部屋の中で光源は僕の今いる出入り口であるドア、そして真ん中に数本の蝋燭がある|赤い布がかけられた丸形テーブル《占いでよく見るあれ》だけだ。誰もいない...テーブルに近づいてみるとボロボロの簡素な小汚い本と伯方の塩徳用パックとラベルの付いていないしょっぱい水(塩水)、そして防災バッグと書かれた袋がある。

 僕はボロボロの本を手に取り読んでみた、鎖さんという都市伝説についてのレポートのようだ。

 "鎖さんについて、最近土筆沢近辺の生徒が連続失踪している。生徒していた生徒の内何名かは自宅で疾走しており、彼らの共通点として部屋が荒らされ壁に何かをこすりつけるえぐったかのような跡があり、鎖の破片が現場に落ちているそうだ。この鎖の破片が名前の由来だろう。...私達はは遂に鎖さんに会う方法を発見した。簡単な話だったのだ、会いたければ会うための出入り口が必要だと言うのに...本の最終ページに出入り口となっている魔法陣を記しておく。"

 新手のドッキリかとは思うものの、いざ開けようと思う少し怖く、ゆっくりと開いていく中には青と赤の線で描かれたいくつもの魔法陣が重なり合うように記されている。引き込まれるようにして見つめていると魔法陣の中に黒い渦のような点が発生する。次第に点は大きくなり中から鎖が飛び出してくる。引きずれ込まれながらも、最後の力を振り絞ってテーブルに置かれた物を掴み防災バッグと」に詰めてゆく。そして最後の一つを詰めた時、僕は意識を失った。

ーーーー

 気がつくとどこまでも続いており、地面や天井すら見えない真っ白な空間にいた。目の前には、蛇を操る蛇使いのように鎖を従えている、中性的な顔つきのイケメンがいた。

「やぁ はじめましてだね。 ボクのn「ぎゃぁあぁぁ でたぁぁあぁ」」

 気が動転した僕は「悪霊退散」と叫びながら、伯方の塩を手づかみで投げた。イケメンの顔に塩がクリーンヒットする。

「ちょっ 目が痛い、痛い 目に入ってるって」

 イケメンは本気で痛がっている。

「止めだァぁぁ!!」

 僕は塩水をブッかける!!

 その時、鎖が飛び出し、僕の全身に絡みつき、結び、縛っていく。

 そして今に至る。

ーー ーーー ーーーー

(ふむ、心当たりはなにもないな、よし!)

「いやいやイヤッ そうは成らないでしょうが!」



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