狩人《ハンター》は標的達と仲良くしてもいいんですか?
対話が多めなので注意されたし。
「はぁ、そうだよ。ボクは女の子だよ。」
「学校では男の制服だったのでは・・・」
そうだった。その事についても説明しなきゃか。
じゃあ、話のリードを取らないとね。
「じゃあ、その事から始めようか。狩人さん。」
「なんでその名前を知ってるんだよ。」
「そっちも話さなきゃ駄目?」
「そっちから話してくれ。」
話のリードは取れたかな。
「と、言うわけだ響。話しても構わないね?」
「やっと入れてくれたか。良いんじゃない?別に支障無さそうなら。」
「ありがと、じゃあ、話そう。響、紅茶か何か適当に淹れてきてくれる?」
「了解。菓子も適当に持ってくるよ。」
響がボクの部屋から出ていく。
さて、話すところは何処からにしようか。
「まずは自己紹介からしよう。九十九青華が本名。響からはアオと呼ばれてる」
「私は隠身 朧。朧で構わない。」
「わかった。朧、よろしく。」
「ああ、青華。」
青華って名前で呼ばれることなかったからかなり恥ずかしいぞ。
「つ、続けるぞ!!それで、ボクが男の制服を着ていたことについてだったな。」
「そうだ、そこが本題だ。」
「君と同じような仕事をしているからなんだ。」
「私と?」
「他の人のパソコンに侵入して情報を盗む、所謂ハッカーをしている。」
と、ここで部屋の扉が空く。
「アオ、何処まで話し終わった?」
「ボクがハッカーって所まで話した。ここまで話したら全て話したも同然だと思うけど。」
「ああ、そこまでで良いだろう。」
「じゃあ、ボクの話はここまでにしようかな。」
俺の所まで来て紅茶を取ると。
「砂糖は3ヶ入れてくれたかい?」
「入れたから安心して飲んでくれ。」
「そうか、ありがとう。」
さて、こちらばっかり聞かれても意味はない。
「それで、朧は何が狙いで近付いて来たの?」
「やはり、聞いてくるか。」
「大体予想は絞れてるけど、確定にするためにね。」
「私も仕事として来ている。それ以上言うと支障が出てしまうのだが。」
「狙いは響で正解だよね。」
少し顔が動いた。図星かな。
「ボクは大体察したからいいよ。響からは何かある?」
「別に大丈夫。」
朧はかなりホッとした顔をしていたけど大分分かりやすい顔してたよ。
まぁ、響はそう簡単にはいかないだろうしいいか。
「仕事の話はこれくらいにしよう。そろそろの二人も帰ってくるだろうし。」
「そうだな。夕飯の準備しないと。」
夕飯の準備をしようと扉を開け下の階のキッチンに向かおうとする。
すると玄関の扉が開いた。
扉を豪快に開けて彼女は叫ぶ。
「たっだいま~!!!」
「な、何者ぉ~!!!」
朧ちゃんが驚きすぎて凄い反応してるよ。
「都姉おかえり。」
「響ちゃんただいま。誰か来てるの?珍しいね。」
「来てるよ。かなりヤバイやつが。」
「あ、上から聴こえてきたのその子の声だったんだ。挨拶に上がってくるね。」
「都姉そのままの格好で行っていいのか?ばれるぞ。」
「そう言うって事はそういう子なんだ。別に片方ばれるくらい問題ないよ。」
都姉は気楽と言うか危なっかしい。
放っておくと何をするかわかったもんじゃない。
「さっきのは何!?敵?敵なのか!?」
「多分すぐわかるよ。」
階段を上がる音が大きくなる。
「いらっしゃ~い!!」
「ひゃあ!?」
ボクの目の前で朧が捕まった。
都姉なりのスキンシップだし放っておこう。
少ししたら解放されるだろうしね。
「あ、ごめんね~苦しかった?」
「だ、大丈夫です・・・って紫音先生!?」
「良かった~!!覚えてくれた~!!」
あ、また捕まった。
「な、なんで先生がこの家に帰ってくるんですか?」
「私の家でもあるからね。そりゃ帰ってくるよ。」
話が絶対噛み合う気がしないんだけど。
「じゃあ、この格好堅苦しいから着替えてくるね。」
部屋に入ったかと思うとすぐ出て来た。
しっかりと着替えは終わっている。
「おまたせ~」
「え?」
「はぁ・・・」
これ全て説明しなきゃいけないの・・・
「なんか面倒なことになった?」
「響は他人事見たいに言ってくれちゃって、とっても面倒なことになってる。」
もう一人帰ってきたらさらに面倒な気がする。
次回残りの人も参戦!!(予定)




