狩人《ハンター》は購買で本気を出しちゃってもいいんですか?
2019初投稿。
1日は何かと忙しかったので何もさせてもらえませんでした。
遅れてすみません。
今一度クラスを見回して見たのだが昼休みは皆別々に動いているな。
固まっている人も幾つかあるな。
私か?
私は美月や美嶺と昼御飯だ。ドヤァ。(と、最近の若者は言うのだろう?)
「よーし、昼休み!!」
「購買のパン戦争へ行くぞー!!」
ふむ、パン『戦争』とな。
感想だけで言えばわりと楽だったな。
「買えた~!!」
「凄いのは朧ちゃんだよね。一人で3個も。」
「そうなのか?」
足音を最小にして人にぶつからないように間を抜けていただけなのだが。
「所であの者は何をしている?」
「いつもあんな感じだからね~?」
「全くわからない。」
片手間でパソコンを弄りながらご飯を食べている男の子がいた。
まぁ、気にすることはないか
と、思いたかった。
「アオ、調べてほしい事があって来た。」
まさかの標的が来た。
「え~メンドクサイ。」
「プリン一つでどうだ。」
「・・・新しく発売したやつでね。」
そう言うとご飯を食べる手をパソコンを使うように切り替えた。
距離はあるが私にかかれば鮮明に聴こえている。
現にこの二人には聴こえてないようだし。
「場所を変えよう。」
「・・・わかった。」
立ち去られたか。まぁ、いいか。
今はこのあんパンの余韻に浸りたい所なのでな。
美味である。
「響はどう思う?」
「聴かれてたとまではいわないが見られていたのは間違いないだろうね。」
「ボクもそう思うよ。」
ボクはパソコンで言われた事を探しながら響の話に言葉を合わす。
響が画面を指さし言う。
「これは事実なのか?」
「ボクもあんまり信じたくは無いけどね。」
信じたくないし本当ならかなりマズイからね。
「まぁ、この時期に転入してきたからね。何か無い方がおかしいよね。」
暫くパソコンを叩いていたら幾分時間がたってしまったようで予鈴が鳴っていた。
いつのまにか昼休みが終わってしまうではないか。
全く声をかけてくれれば良いものを。
「よいしょっと。」
手を腰下あたりまで持ってきた所でふと気がつく。
おっと、今は気にする必要が無かったか。
「うむ、美味であった。」
先程のやつ私が見ていたことを悟ったのだろうか?
まぁ、深く考えすぎであるか。
にしても本当にパソコンを手放さんし何かあるのだろうか。
「おい隠見聞いているのか?」
怒られてしまった。次からは授業中の行動を慎むとしよう。そうしよう。




