表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
探求冒険家エクスコ!(仮)  作者: じゃむ(sadojam)
98/131

.98

隣のアパートの裏から表へ。表で二人の視線を感じた。

どこから出たのか不思議がるだろう。ともかく二箇所出口があるのは認識するさず。これで、このアパートを見張るとしても二組必要に。もしくは一人ずつ違う場所を見張る。一人なら尾行を撒きやすくもなる。

そう判断してわざわざ隣のビルから降りたのだ。

その事はコースケもえっちゃんも話さなかった。二人とも自然とそうするつもりだったし、そうして降りた。


二人の視線を感じながら反対方向に向かって歩く。

行き先はリョウさんのホテル。コースケがリョウさんに帰る事をラインする。


尾行は後ろからゆっくりと付いてくる。

バレてないとでも思ってるのだろう。

仕手集団の雇った、さらに下の雇われた人達。焦りや緊張感が無い。

四車線通りに出てバス停で止まる。バスに乗り込む。

さすがに尾行二人は乗ってこなかった。


娘と若い男はバスも利用する。と連絡するだろう。出来るだけ攪拌する。あらゆる可能性を考えさせる。


ホテルの部屋でリョウさんは大人しく待っていた。が、

[私の立場は?]

リョウさんはコースケが入ってくるなり聞いた。

[リーダーだろ。軸はリョウさんが決めてるはずだ]

コースケのリョウさんへの呼び方が元に戻る。さん付け。

[私の勝負よ。貴方のじゃないわ]

[もうゲームじゃないんだ。戦争なんだ。マネーウォーなんだよ]

リョウさんは爪を噛む。が目線はコースケから離さない。

えっちゃんは気付く。リョウさんの気性、性分だと。ワガママではない。今まで自分の思い通りになってきていたプライド。これから味わう挫折。

冷静になってもらいたくてリョウさんを一人にしたコースケの思惑は外れた。


[リョウさんが思ってる以上にヤバイんだ。今ここに拳銃を持ってやってくるかもしれない]

[ホテルマンも居るし警察もすぐ来るわ]

[捕まるのを覚悟で来るヤツかもしれない]

[そんな人居るわけないじゃない]

[いるんだよ。世の中には]

リョウさんは新聞の束を掴み言った。

[今までそんな事件聞いた事ないわ。どこにあるのよ]

コースケはため息をつき、リョウさんの両肩を掴み言った。

[リョウ、もっと自信を持っていい。リョウの人の見る目は本物だろ。リョウに認められた俺達をもっと信じろ。自分が見込んだ人間を信じろ]

外からノックの音。気づかないうちにリョウさんもコースケも大きな声で言い合っていた。えっちゃんがカメラを覗く。ホテリエ。ドアを開けて、大丈夫です。と言った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ