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[殺しはダメだ。鼻か腕か足を骨折させるだけだ。肺やお腹もダメだ]
コースケの言葉に脳が勝手にシュミレーションする。出来なくはない。
[ほら出来るだろ]
コースケの言葉にうなづきたくない。
[指も大丈夫だな。鼻と各関節部位を]
[殺しそうになったら?]
[その前に止めるさ]
[服装は?]
[そうだなぁ。スパッツしか思いつかん。任せる。グローブはあるよ]
[ねぇ、楽しんでない?]
[久しぶりにエクスコと暴れられるからな。楽しみではある]
[私、いったいどんな人生過ごしてたの?]
[思い出せるさ]
コースケに頼らざるおえない状況。
[頭を切り替えろよ]
[分かってるわよ]
全てコースケのシナリオ通り。悔しいがコースケの言う通りに動いた方がベストと思える。
[ねぇ、私にもお金入るのかしら?]
[俺のを全部やるよ]
[って事はここには居られないのね]
えっちゃんの誘導質問にコースケが引っかかる。コースケも言ってから気付いた。
[もう言わせないでくれ。本当にヤバイんだ]
コースケは答えにならない答えを言った。
夜中23時過ぎ。コースケの携帯電話が鳴る。皆の手が止まる。コースケはスピーカーにする。
[そばに誰も居ないだろうな?明日の夜だ。昼過ぎに迎えにやらす。絶対にエクスコを連れて来い。来ないとマジ襲うからな]
カズもコースケも余計な挨拶は言わずに本題に入る。
[必ず連れてく。場所はどこだ?]
[教えるわけねぇだろが。黙って俺に従えばいいんだ。その代わり約束はしっかり守る。欲出せば必ずミスするからな。だからテメェも欲を出すなよ]
[分かった。何人くらい集める?]
[たくさんだ]
[何人くらいだ?それくらい教えてくれてもいいだろう?]
[いちいち数えねぇよ。百人くらいだろ。迎えに行ったら電話する。バックれたらそのまま襲いに行くからな]
コースケが返事する前に電話が切れた。




