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探求冒険家エクスコ!(仮)  作者: じゃむ(sadojam)
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.109

リョウさんが黙る。他の皆は成り行きを見守るだけ。唇を噛んでたリョウさんは口を開いた。

[ヨースケとは元恋人だったの]

リョウさんは再び唇を噛む。

ヨースケ…エクスカリバーコイン運営の代表。

[それで?]

コースケは詰問する。だがリョウさんは唇を噛んだまま。

[自分が愛した人が成功しないと自分が間違ってた事になるからか?]

コースケは指摘する。リョウさんは自分の本物を見抜く目が偽りになる事が許せない。自分が認め、ましてや愛した人の失敗は自分の失敗でもある。と。だが、リョウさんは首を振って言った。

[あの人は本物よ]

[ならなんで?]

コースケの言葉にリョウさんはコースケを強く見つめて言った。

[分からないの?貴方を好きになったからよ。いつも私の何歩も何歩も先を行って。私よりもっと上の案を出して。私の事をなんでも知りたがって。でも貴方の事はなんにも話してくれなくて]

リョウさんはうずくまり最後は涙声に。

[エクスカリバーに拘ってるのは彼への罪滅ぼしよ]

リョウさんがコースケを好きになり、代表から去った。その罪悪感を拭うためにエクスカリバーコインに異様な肩入れをしていた。

今度はコースケが口を開かない番。開けなかった。リョウさんがすすり泣きながら口を開く。

[えっちゃんばかり気にして。でも私はコースケが必要だったし、コースケと居たかった。ずっとえっちゃんと一緒に居れば貴方とも居られると思って]


全てが、誰かの思惑と策略。駆け引き。主役は誰?ユダも絡んでるのか?結末は誰のゴール?

えっちゃんは頭をフル回転させる。

その誰かの描いたゴールの為にミヤビ達を危険に巻き込んだ。許せない。

コースケがえっちゃんの怒意に気付く。


[エクスコが怒るのは無理もない。皆を巻き添えにしてしまったんだからな。でも最後はミヤビ達もマトンさん達も全員幸せにする。約束する]

えっちゃんはコースケを睨む。

[全て終わったら話す。全てをだ。きっとエクスコも分かる。納得する]

[私がなんとかするわ]

[無理だ]

コースケが即答する。

[正解には記憶が戻らない限りエクスコには無理だ]

[どうやったら戻るの?]

[分かってるならとっくに戻してるさ]

コースケとえっちゃんの言い合いになる。



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