7 創作屋の設定づくり
私が生星テルエという設定を全力で使いまわしにかかっていることは、私の他作品を読んだ方ならおわかりかと思う。テルエって名前はそれほど前面に出してないけど。
一応私の中にはあと三つくらい世界観として形を作ってるものがあるんだけど、現状世に出してるものはテルエ以外にはTRPGクイーンハートしかないです。TRPGです。わりとガチで三日くらいで作ったルールなのでガバガバなところはありますが、多分シナリオやキーパーの気配りでフォローできる範囲だと思うよ。
ちなみにこれ、心あるロボットになって街のマザーコンピュータであるクイーンハートの指令に従ったり反逆したりしながら目的達成を目指すという体のゲームね。よかったら遊んでみてほしいな……とは思うんだけどサンプルシナリオ少ない状態で紹介していいのかどうなのか。むうん。
さて、設定作りです。
私はわりと現実にあるものをネタにしがちなやつなので、登場人物は普通に友人や知り合いもモデルにしますし、ネタに困窮するとツイッターのフォロワーさんをキャラ化し始めます。存在する人間って一番良いネタ元なのよー。って前にも似たような話した気がするけど。
しかしながら、キャラクターの元ネタはあってもファンタジーには必要なものがある……そう、想像力! 特に剣と魔法のRPGみたいな世界なら、現実からちょっとはみ出た不思議を考えなければならない。
ここでちょっと想像を働かせてごらんなさい。回復魔法が当たり前に発展している世界があったとして、そこで医者なんて流行るわけないじゃない。魔法でお手軽に治っちゃうようなところで医学なんかどれほど発達するというのだろう。回復魔法は簡単に誰でも学べるものなのかしら? だったら医者は尊敬される仕事ではないのかしら。
転移魔法が日常の移動手段だったとして、そこで馬車なんか使うだろうか? 魔法で火を操れるなら燃料の採掘は進む? 鍵を開ける魔法があるとして、それはどういう鍵なら空けられるの? 職人が作った複雑な鍵を開けることはできるの? それって鍵の意味ある?
この辺のバランス、凝ってる作品はめっちゃ好きよ。
一応私もそういうことを意識して変じゃないようにとは思っているんだけども、上手く書けてるかどうかは……お察しください。
あと、設定といえば、表に出さない裏設定っていうのも楽しいですね。
実際、話に出さないのではなくて、出すところがなかっただけの設定とも言えるかもしれませんが。それは裏設定というより死に設定なのかしら。私の話よ。
折角だからここでちょっと晒したい気分もするのだけど、何を書けばいいのやらと悩みます。ううん、裏設定的なものは色々あるのですけれど。
テルエのことにも触れたので、折角です。私の小説を全部読んでる前提で(読んでない方のほうが絶対多いでしょうけど)語りましょう。
沈黙魔王日暮日次の祖先はレテノア王国の妖精であり、ロズ・バルテルミーが魔術師として大成するには日次のような身体強化の魔術に進んだ方が早いっていう話。
日暮日次は派手な魔術が苦手な魔王です。体の中で魔力を循環させ、凝縮して、それを力に変えることで、尋常ならざる怪力を得ました。妖精の血が混ざっている日次は、体の外に魔力を放出するという点で他の魔族に劣っていますが、体内に溜めこむことは長けているのです。
より妖精の血が濃いロズにとって一番参考になるのが日次なのですが、彼女は日次の魔術をよく知りませんし、今はモノ作りが楽しいということもあって、恐らくいっそう魔術品制作にのめり込んでいくことでしょう。
そうそう、「折れろ! 俺の死亡フラグ」の要恵理や「姪御×王子」のパレイゼ・リード・フェルマに影響を与えた猫ですけど、同一猫です。一応こういう設定はそのうちどこかでリサイクルできたらいいなあとは思う。
何か書いてるそこのあなたは、こういう裏設定って持っている? それ、大事にしてね。そういう事情があるってことは、キャラクターがそこで生きている証そのものなのだから。