表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二つのR ~ 守護霊にResistanceとReactionを与えられた  作者: サクラ近衛将監
第三章 大学生活

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/51

3ー1 大学生活の始まり

 引っ越しと言っても、大して荷物があるわけじゃない。

 机を含む家具類なんかは、すべて新調して28日の午前中に業者に運び込んでもらっている。


 家電類では、電気掃除機、電気冷蔵庫、電子レンジ、電気洗濯機、電気炊飯器、コーヒーメーカー、テレビなどを揃えて、こいつも家電量販店から1日の午後に配送してもらった。

 当然、家具の設置や電化製品の設置も業者任せだな。


 俺は配送時に立ち会って、設置場所を指定すればよいだけだよ。

 引っ越しで忘れてはならないのがWi-Fiルーターだろうな。


 俺の場合は、NoteBookとDeskTopのPCを持っているから、これもそれなりの荷物にはなるんだが、衣類等も含めて私物各種を俺のマイカーに詰め込めば、4月2日に一度で運べる程度だよ。

 まぁ、そのほかに俺のインベントリや亜空間に放り込んであるものもあるけどね。


 食器類は、もったいないかなぁと思ったけれど、食器専門店で最低限度の品を俺と客用に5セットまで一応揃えたよ。

 寝具類も俺のベッドを含めて新調している。

 客用のは、和室に布団一式とLDKに置いたベッドにもなるソファーで我慢してもらうつもりで用意しているぜ。


 元々、多数の客を招く予定なんてないしな。

 悪友なんかが出来たらその時に考えるが、男同士なら最悪雑魚寝(ざこね)もありだろう。


 引っ越してみると結構な荷物持ちになったと思ったな。

 3月29日夕刻、一人でコンビニで買った弁当を食べて、自分でご苦労さん会を開いたよ。


 一応成人してはいるんだが、飲酒は20歳以降だからな。

 乾杯は冷えた緑茶で我慢する。


 お祝じみたものは、コンビニで買ったデザートだな。

 あ、そういえば引っ越しのご挨拶で、午後7時過ぎにお隣さんを含めてマンション中の近くの各部屋にはお菓子を持って行ったよ。


 最近はそばアレルギーもあって、ソバを届けるのは(すた)れたようだな。

 ネットで見る限り、タオルとか各家庭で使われるものが喜ばれるんだって。


 まぁ、ひとまずご挨拶だけして顔合わせしておけば、廊下なんかでじろっと(にら)まれることもないだろう。

 ついでに鑑定をかけて、どんな人かを確認しておいた。


 うん、悪人は居ないけど、気難しそうな住人はいるみたいだね。

 3月30日は、市役所等に行って転入届や自家用車の登録変更手続きを済ませておいた。


 住所については、梓ちゃんや会計事務所にも連絡済だよ。

 因みに、3月30日正午までには、俺のマンションの周囲に早速監視カメラや盗聴器が仕掛けられたみたいだな。


 電話の盗聴もありそうなんで、もっぱらスマホう使うことにして、固定電話は無しな。

 PHSやWi-Fi回線を使う電話も危ないからできるだけ使わない。


 ◇◇◇◇


 2037年4月4日、K大学の入学式が挙行された。

 大学生だから流石に父兄は来ないだろうと思っていたら、意外と父兄で参加している人は多いんだよね。


 入学式は、人数が多いので毎回K市内の大きなホールを借りているみたい。

 何せ新規大学生だけじゃなく、大学院生や留学生を含む入学式なので、総数で4千人を超える新入生が一堂に会する式典なんだ。


 応援団やチアリーダーの登場もあって、結構賑々(にぎにぎ)しい入学式だったね。

 講演なんかもあって、中学や高校の儀式じみた入学式とは異なっているから少し面白いと思ったのは事実だな。


 因みに俺の高校からも一年後輩が入学している筈なんだけど、正直なところ俺が知っている奴はいない。

 日本に帰還してから、高校には中退手続きのために一度行ったきりで、後輩とはほとんど顔を合わせていないからな。


 まして俺は帰宅部で同好会や部活動にも参加していなかったから、学年が違うとほとんどわからない状態なんだ。

 まぁ、今はほぼボッチに近い存在だよな。


 これから張り切って親しい友を作るさ。

 出遭い?


 ロマンスものの出遭いなら要らないな。

 俺の場合、目下は梓ちゃんオンリーだぜ。


 入学式と学部のオリエンテーションは土曜日だったので、授業は、4月6日からだ。

 サークル活動については、一応合気道部に入ることにしたよ。


 学生生協にも加入だな。

 売店では意外と割引が効くんだ。


 会員になるためには生協へ出資しなければならないけれどね。

 一口2千円なので、プチお金持ちの俺は2万円を投資しておいたけど、卒業時にはこの金は戻ってくるはず。


 入学当初は、色々な手続きで結構(わずら)わしいよね。

 4月1日から6日の間には、健康診断も受けなければならないんで、俺の場合は4月1日に受診したよ。


 まぁ、小学校からずっとやり続けて来たから別に不思議じゃないんだが・・・。

 大学在学中は、やっぱり毎年お世話になるんだろうね。


 どこかに就職すれば企業での健康診断もあるから、日本の場合はある意味で健診大国なんだろうな。

 取り敢えず、最初の半年は基礎教育なんだが、4月中旬までに必修科目は別として自分の受けたい授業を登録しないと授業が受けられないんだ。


 これまで小・中・高はある意味でお任せで勉強もできたわけだけど、大学ではそうはいかないようだね。

 やっぱりそれだけ大人として見られているんだろう。


 自主性が重んじられている証拠でもある。

 この大学で少なくとも4年、大学院に行けばもっと長くなるけれど、ここで「学ぶ」という意識が出たのは良いことだと思う。


 ◇◇◇◇


 ところで俺の秘密基地だけれど、マンションの地下倉庫から直径5ミリの穴を穿ち、地下40mまで掘ってそこに広い空間を造ったよ。

 本来は換気装置を据え付けたいけれど、地上には換気のダクトを設置できるような場所がないんだ。


 何せ都市部の中だからね。

 人がいないところなんてありゃしない。


 山の中に造るってのも面倒だし、山登りが好きなハイカーに気づかれる恐れはどこにでもある。

 仕方がないので完全な気密空間とし、俺が地下の基地を使っている間は、俺の能力で二酸化炭素を分離することにした。


 勿論、鉄の錆び等で酸欠になるのを防止するために、酸素濃度系やらガス検知器なんかも通販で用意したよ。

 お届け先は俺の実家にした。


 俺の現住所(賃貸マンション)には、秘密基地で使う物は配達しないようにしているんだ。

 どうせ、あちらこちらから俺の動向が見張られているんで無駄な抵抗かもしれないけれど、少なくとも購入者が俺ということが分かっても実家に送っておけば、俺の現住所との関連性が薄れるはず。


 特に俺の場合、家族の誕生日なんかには通販で物を購入して実家に送ったりもしているからね。

 俺が公的に実家に帰るのは夏休みと冬休みだけで、空間転移を使って帰宅するのは非公式の秘密だよ。


 転移場所は俺の使っていた部屋にしており、届けられた荷物をそこに保管するよう頼んでいるわけだ。

 警察等にガサ入れでもかけられれば、当該品物が無いことに気づかれる恐れもあるけれど、別に危険物でも所持を禁止されているような品でもないから、その品の有無が問題を招くとは思えない。


 いずれにせよ地下40mに造った俺の基地は、400平米ほどの広さと高さが3mほどの空間だ。

 当然のことながら、この基地で電気、ガス、水道は使えないから、必要ならすべてを地上から持ち込む。


 普段置いておくのは携帯型の照明装置とソファーぐらいかな。

 当然のことながら、地下基地では寝ないことにする。


 万が一ここで長時間寝てしまうと、俺についているであろう監視者が不審を抱きかねないからね。

 床、天井、壁面は、岩盤に厚さ30センチの純鉄を融合させたものであり、強度的に崩落はあり得ない。


 あるとすれば地盤の崩落等で床面が傾いたり、より地下深く落ち込むことぐらいだろうと思う。

 俺の場合は、通常転移する前に必ず黄さんにお願いして転移先の安全を確認してもらっているから、転移の際の事故が起きる確率は、限りなく小さいと思っているよ。


 そうして、床、天井、壁面には防音材を敷き詰めて音が響くことを軽減しているんだが、爆発等が生じて振動が地表に伝わるのは避けられないかもしれないな。

 その場合は、中にいる俺も無事では済まない可能性が高いから十分に注意するつもりだよ。


 この地下基地は、当分俺の訓練場になることになる。

 剣術、槍術、棒術、弓術、格闘術については、相手が居ないから専ら型稽古だな。


 部活にレーザー銃の射撃部もあったんだが、現実性に乏しいから今はやめておく。

 属性―2の『光』、『風』、『聖』、『熱』、『音』は、『Resistance』に属するものと考えて、その抵抗値を上げたり下げたりする訓練を取り敢えずやってみるつもりなんだ。


 但し、『聖』についてはなぁ・・・・。

 何をもって『聖』と言うのかだよな。


 何となく不浄を払うという意味での『聖』ならば、例えば、水から不純物を除いて、それを聖水と言うかと言えば違うような気がするんだよな。

 穢れを払うのは単なる掃除じゃないんだろう。


 こいつは幽霊とかに遭遇しなけりゃわからんよな。

 あ、でも身近に黄さんが居たよな。


 黄さんで実験できるのかな?

 相談したら即座に却下された。


 黄さんも実はこの『聖』をどんな場面で使うのかはよく知らないようだし、仮に霊を浄化する能力が有るのならば、黄さん自体の存在が危うくなるからモルモットになるのは拒否したようだ。

 まぁ、これも何かの機会が有ればいろいろと試すしか方法が無いな。


 少なくともモンスター討伐では他の項目ではアップしたのに、『聖』だけは0から1になっただけだ。

 まぁ、それでもアップはしたのだけれどね。


 『聖』についてはしばらく様子を見ようと思っている。

 実験は主として夜の時間にやることにしている。


 俺の不在中に、部屋に異常が有れば黄さん若しくはそのお仲間が知らせてくれることになっているんだ。

 取り敢えず4月上旬に俺の部屋に侵入者はいないようだが、用心に越したことはないだろうね。


 マンションのカギは電子ロックを付加したものだから複製が難しいらしいけれど、政府筋やエスピオナージならば何をしてくるかわからないもんな。

 因みに俺のマンションのカーテンは、(のぞき)き防止のために全部遮光カーテンに変えているし、ガラスには防犯フィルムも貼っておいた。


 俺の部屋は、三階なんだけどね。

 泥棒さんならおそらく雨樋なんかを伝って、登って来られる高さではあるよな。


 因みにマンション入り口は、キーが無ければドアが開かない方式で、屋上にもキーが無ければ出られない仕組みになっているから相応に防犯設備は整っていると思う。

 ベランダは偶に洗濯物を干すときに使うぐらいかな。


 ベランダに植物を植えてもいいんだけれど、枯らしてしまいそうだから今のところはやめておく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ