7話
大体１1時間でゲーム内１日が経つ計算になる。
ゲームをしているだけで体が動かしていないため、そこまで酷くお腹が空いているわけではない。
シャワーを浴びて、軽食を作り、食べながらテレビを見る。
『昨日発売されたVRMMO“from job to adventure”通称FJTAが発売され、各世界ですでに100万本売れているみ
たいです。これからは…』
テレビを消して、パソコンをつける。
掲示板だ。
「なんかソロで狩ってる人いた。やばすぎ」
「私も見た。初心者装備なのにすごい」
ヒジリ「僕のことかな。なんか恥ずかしい」
公式サイトを覗いてみた。情報として
①次回の解放は３日後
②ダンジョン生成
が大きく目立つものだった。
ダンジョンは次の階層からを予定していたが、あまりにも売れ行きが良いため、今のところからダンジョンを作成。
ダンジョンを入る基準としてLvが15以上。パーティーで４人のみ。以上以下は無し。４人のみ参加可能。入れるのは一
回のみ。攻略成功者パーティーに対して特別な特典をプレゼント。
ヒジリ「４人パーティーが絶対か…これはどうにかしたいけど一緒に行ってくれる人いるかなぁ…」
コトリとユズを思い出す。
ヒジリ「ログインしたら話すだけ話してみようかな」
なんやかんやで２時間過ぎそうだ。
ゲームの中に入っていく。
ヒジリ「続々と人が入ってきそうだ…先にフィールドに行こう」
コトリたちがログインするまで昨日使用していた場所で狩りを始める。
１時間もしないうちにコトリとユズがログインしてきた。
休憩を挟みつつ、メッセージを飛ばす。
「ヒジリです。今日からダンジョンが出るらしいんですが、一緒にどうですか？」
コトリからメッセージが来るまで狩りをする。
「Lvが足りないので、お待ちしていただけるのであればご一緒に。」
ヒジリ「Lv上げか…それじゃこっちに誘ってみよう」
コトリとユズを今の座標込でメッセージを送る。
「今から向かいますのでお待ちください」
