表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

四つ葉のクローバー的な何か

作者: うたの

思い出をつなぐために彼女は待つ。


ポンッという音で私が生まれる。

スッと私が差し入れられる

いろいろなもので出来たさまざまな私

そんな私に出来ることは一つ。

過去と未来をつなげること。

あなたの頭は揮発性で。

クルクル、パッパッと消えてしまう。

絶えず動くその頭から、いらない記憶は消えてしまう。

あしあとから出来た私が目印にならないと

必要な記憶まで消えてしまうかもね。


でも、必要な記憶ってなんだろう?

いらない記憶ってどういうことだろう?

忘れたい記憶と、忘れたくない記憶があるだけじゃないかな?

嬉しかった、楽しかった、苦しかった、辛かった。

そんな記憶が全部なくなったらあなたはあなたじゃなくなっちゃう。


あなたが過去を思う時。

あなたが今を作る時。

あなたが未来をひらく時。


あなたがContinueするたびに、私がしるべでいてあげる。

いつかへと続く希望の目印として。

無数に残した過去のあしあとして。


Bookmark Bookmark

私はあなたの残した目印だから。


読んでくださってありがとうございました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ