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ツァラトゥストラはかく語りき



会場全体が魅了されていました。彼女の演説に、彼女の一言一言に。そして、求めていました。彼女の教えを。彼女の答えを。私達人類がこれから訪れる不可測な新時代に対して、どの様な姿で、どの様な思想で立ち向かえば良いのかを。『一個人こそが一国家』、この言葉が意味するものとは一体何なのかを……。



「一個人こそが一国家、それはその言葉の通り、この世に生を受けた人間誰もがそれぞれ『一つの世界』、『一つの国』を持つ主として常に知識と教養、道徳心と常識力、己自身の存在価値と生産性の向上に勤しみ、自分がこの世界中の平和と安泰のバランスを支える必要不可能な存在である事を、そしてそれにより全ての言動や結果に対して厳しい責任を問われる立場である事を自覚し、その役目を決して放棄したり逃げ出したりせず最後まで全うしなければならないと言う事である! 貴様らは一つの事件や問題に対して、それに携わった集合体の長を務める者一人が全ての責任を背負えばいいと誤解していないか!? それは違う! 我々は各自それぞれが常に『自分は一国家の主である』と言う重大な心構えで物事に取り組み、自らの失態や過ちにより生じた悶着はその本人が全ての責任を取らなくてはならないのだ! それは人類がこの世に生を受け自由と幸福と豊潤を求め人生を謳歌する権利を与えられた代わりに、生きていく上で決して免れる事の出来ない絶対の義務なのだ!!」


「……絶対の、義務……!」


「先程にも述べた通り、安泰と平和とはこの世に生きる我々人間一人一人の理性のバランスによって保たれている! その為、各国家機関や宗教各派はそれぞれが様々な法律や戒律を厳しく定め、人々が煩悩に支配され身勝手な行動を起こし秩序を乱さぬ様に処罰し管理されている! しかし、それ以前に一個人がそれぞれ理性心と道徳心を重んじ厳しく己自身を管理出来なくては、例え古代から神が人々に定めたと崇められる神聖な戒めだとしでも次第にその威厳や価値観は薄れ、制御力を失った機関は民衆を治め切れずに暴走し、そこから生まれた混乱と歪みにより秩序は乱れ平和は崩壊する! この地球上に生きる全ての人間が個々に自戒し努めなくては、この世に本当の平和な時代など訪れはしないのだ!!」



人間とはその有り余る豊富な知能と技術を持つが故に自らの様々な欲望を抑えきれず、ついつい『自分だけなら』と心に油断を生じ、己の行動の責任に対して甘さを露呈してしまいがちです。それも人間が天から授かった個性の一部なのかもしれません。

だが、その行動により自分だけではなく家族や友人、その周囲にまでも想定外の悪影響を及ぼし、己の不甲斐なさを憐れみ後悔の念に駆られた経験は誰もが人生の中で一度はしているだろうと思います。それがまだ目に見える形で、迷惑をかける規模が小さいものなら誠意を込めて償えば取り返しが着くかもしれません。

しかし、その責任の自覚が無いままに過ちを繰り返し続けてしまった場合、本人が気づいた頃には家族や友人どころか社会や国家、あわよくば国際問題にまでも発展してしまう大事件になってしまう事もあるのです。彼女はその僅かな心の油断こそが世界中を混沌の渦へと引きずり込み暗黒の時代へと誘う全ての諸悪の根源だと言うのです。



「これ以上、人類が私欲を満たすだけの行為に没頭し、ただでさえ希少となりつつある資源はおろか、飽和化した互いの財産や貯蓄を奪い合う様な愚かな争いをし続ければ、この先我々人類、そして地球の未来は無いと思え! 何度も言うが、これは何も世界の平和を守る為だけの話ではない、この日本の教育界を守る為の話でもあるのだ! 教育の場が崩壊の危機に曝されているのは政治や時代背景だけのせいではない、それに携わる全ての人間の信念がねじ曲がってきている事こそが全ての原因なのだ! 取り返しのつかない事態になってしまう前に、我々は常日頃から自らの言動と態度を第三者の目線から注意深く見つめ、自らの理性と道徳によって厳しく戒めなけらばならないのだ!!」


「……自らを戒める……、でも、そんな事が果たして同じ過ちを繰り返してきた私達人間に出来る事なの? 全世界、全ての人間がそんな事を……?」


「出来る! 己自身の強さを信じるのだ! 疑問や不安などをその心に抱く必要など一つも無い! その強さこそは元来人間全員に備わっている本能である! そして、そこに祖先が残してきた有り難い知識と教養の象徴である教育の場をしっかりと確立させ、無限の可能性を持つ子供達を一個人一国家の理念でそれぞれ自覚と良識を備えた君主として育成すれば、世界は二度と混沌の渦に呑み込まれる事はないだろう! だからこそ、教育とは人間が生きていく上で絶対に欠かす事の出来ない要素、人が人として世に認めて貰える様になる為に、環境も貧困も差別無く誰もが受けられなければならない最低限の権利であり、必ず受けなければならない最低限の義務なのだ!」



教育は私達人間が生きていく上で絶対に必要不可欠のもの、それは私も重々に理解していたつもりでした。でも、なぜ? 教育とは何の為に存在するのか? 人々が充実したより良い生活を過ごしていく為? 人間が更なる孤高な存在へと向上する為? 進化の為? 神と言う存在に近づく為?

ならば、人々が目指すべき場所とは一体どこなのか? なぜこれほどまでに人間は学習をし続けなければならないのか? 私自身、その答えがはっきりと見えていませんでした。しかし彼女は、私が何十年かけてもわからなかったその答えをいとも簡単に、そして誰でもわかる例えとして表してみせたのです。

教育とは世界に平和と安泰をもたらし、それを継続する為に子孫へ生きる術を教え一本の強固な秩序の柱として彼らを育てる大切な場所。そして、自らの血を分け次世代を譲り渡す愛すべき子供達に我々が与えてあげる事の出来る絶大な愛情の象徴だったのです。

こんな当たり前の事に今更気づくだなんて、どうやら私もここに顔を揃える保護者達や力不足の教育者達同様の、ただの無能で愚かなクソ虫だったみたいです。情けない限りです。



「それでも自ら思想に自信が持てない、自分を厳しく戒める事が出来ない、と嘆く気弱な人間達もいるだろう、しかし喜べ、貴様らは幸運にも保護者と言う立場である、つまり、自分以外にもその生き様を厳しい目線で見張ってくれる存在がいると言う事だ」



そして、彼女の話は天から新たな命を授かり、それを育てる義務を背負った『親』と言う存在の本質へと移っていきます。彼女自身も一人の娘を持つ一人の母親、親としてのあるべき姿を語る彼女のその言葉に、彼女の娘と同い年の娘を持ち彼女と同じ一人の母親である私の心は熱く震えました。



「一個人こそが一国家、それは全世界の人間達に当てはまる事、つまり貴様ら成人した人間達だけの話では無い、その子供達とて、産まれた時から一つの世界を治める一人の当主なのだ!」


「……子供達も?」


「そうだ、誰一人とて例外などいない! しかし、産まれたばかりの赤子に自らの国家を運営し発展させる力などは皆無に等しい、だからこそ、その国々を発展させ繁栄に導く指導者の存在が必要なのだ! その指導者こそが、その子供達を世に産み出した親であり、保護者に当てはまるのだ! 親達よ、自覚と自信を持て! 貴様らは一つの国を育て作り上げる事を天より選ばれ任された偉大なる指導者、一つの時代を切り開く創始者なのだ!」


「……創始者……!」


「その子供達が、どの様な当主として成長し、自らの『国』と言う存在意義を発展させていくかは全て創始者の思想と概念、その導き一つで繁栄と衰退を決定づけるのだ! 正しき教育を受け良識ある高貴な王と成長した者は人生を成功させ他から名声と尊敬の念を与えられるが、間違った道を導かれ愚かな暴君と化した者は世界中の秩序を乱し、その悪名は世界中に響き渡り末代にまでの笑い者になるだろう! それらの分岐の運命を握るのは全て子供達に命を与えた貴様ら親達の役目! だからこそ、親と言う立場である者はその道標となる創始者として常に己自身を厳しく戒めていなければならないのだ! よいか、子供達は常に親の姿を見ているぞ! その姿から人生とは何か、生きる事とは何かを常に学習し吸収している! 家庭内での何気ないやり取りや会話、それこそが何よりも子供達を作り上げる人生の礎となり、彼らの栄枯盛衰を運命づける大切な教育の場の一つである事を決して忘れてはならない!!」



彼女の言葉を耳にする保護者達の表情から、先程までのあの怒りの形相が次第に消えてされていくのがわかりました。会場を支配していた澱んだ邪念の空気は完全に浄化され、中には茫然と立ち尽くしたままポロポロと涙を流している女性の姿もありました。あの常識知らずの幼いヤンママや不良の父親達でさえも目を輝かせて彼女の姿を見つめていたほどです。



「こんな私にも自らの腹を痛めて産んだ実の娘と大切な人から譲り受けたが義理の娘がいる、正直な話、私は仕事による多忙を理由にして、あまり彼女達に母親らしい事をしてあげられてはいない、彼女達もそう思っているだろう、その証拠に、義理の娘は私達に反抗して間違った道へと歩み出してしまった時もあった」



彼女のかけがえのない存在である二人の娘姉妹。その姉である義理の娘さんは一時的警察のお世話にもなるほど荒れていた事もありました。でも、その娘さんも今や可愛い妹さんや私の娘達までもを見守ってくれる逞しい素敵な女性へと成長したのです。



「しかし、それでも私は諦めずに自らを厳しく戒め、人間としてのあるべき姿を彼女達に見せる事によって、一個人一国家の主として、彼女達の唯一の創始者としての責任を全うしてきた! それにより、彼女達は私の理想通りの素晴らしい立派な人間として日々成長してくれている! それは私にとって何物にも代え難い一番の財産、彼女達は私が正しい人生を歩んできた事を証明してくれる最高の誇りである! 子供とは親自身の姿の鏡であり、自らのステータスを誇示する天から授かった最高の名誉の勲章、これまでの人生を生きてきた証、人間の証明なのだ!!」



子供の姿こそが自分自身の姿、そして、自らが歩んできた人生そのものを映し出す真実の鏡、神が私達各夫婦各家庭に遣わせた最高の名誉。私はこの言葉を聞いた時、体の底から熱く迸る『何か』が込み上げ、自然と頬に一筋の涙が伝っていました。

もし、私の娘が私達両親の姿を見て学び一人の人間なったのならば、今の成長した娘の姿を思い浮かべてこんなに嬉しい事は他に無いと思ったからです。私達のこれまで生きてきた人生は決して間違っていなかったのだと……。



「世界、宇宙、銀河系、この世に存在する全てを司り、人類を平和と安泰の時代へと導くのは神や運命などと言う曖昧な存在などでは無い! 我々、命を与えられた全ての人間自身の一人一人の心備えこそが平和をもたらし、この世界を未知なる新時代へと導くのだ! 誰一人とてその役目を途中で放棄してはならない! 誰一人とてその役目を他人から奪い取ってはならない! 保護者達よ、今こそ親としての、人間としての自覚を身につけ、失った誇りと自信をその手に取り戻せ! 激痛に耐えてまでこの世に命を誕生させた母としての母性を取り戻せ! 一家の主として家族を守る父としての威厳を取り戻せ! 今こそが貴様らがクソ虫から再び人間へと戻る事が出来る最大の機会! 今からでも遅くはない、自らが犯してしまった過ちを悔い改め、人間としてのあるべき姿へと再び成長を始めるのだ! 人生とは常に学習の連続、この場所は誰もが平等に知識を与え教養の宝庫である学校と言う大切な教育の場である事を忘れてはならない! 今ここで改めて学んだ良識と高き思想を持って、堂々とその生き様を子供達に見せて導いてやるがいい! すれば、お前達の名は一つの大国の君主へと成長した子孫達に、『偉大なる創始者』として未来永劫語り続けられる事だろう!!」



その演説はすでに教育概念や母性愛、家族愛を超え、国、世界と言うカテゴリーを超え、はたまた銀河系にまでも到達する壮大なスケールへと発展していきました。彼女の理念が果たして民主的なのか、それとも社会的なのか、あるいは宗教的なのかは私には良くわかりません。

ただ、彼女の言葉にはそれらを軽く超越するもっと人間の本質の奥底にある『何か』を奮い立たせる力があった事だけは事実です。この時、私はある映画に登場したワンシーンが脳裏をよぎりました。

まだ二本足で直立したばかりの類人猿達の前に、進化へのヒントが刻まれた石板、『モノリス』が宇宙から降りてくるシーンです。この時の彼女の言葉には、このシーンに匹敵するだけの凄まじい圧倒感があったのです。



「……私が言いたい事は以上です、度々失礼な発言があった事をお詫びしまして演説を終わらせて戴きます、どうもありがとうございました」



会場内の人々に向かって軽く一礼した彼女は何事もなかった様に講壇の演説台からスタスタと離れ、階段を伝い下に降りていきました。すると、緊張から解放された様に講壇上空に吊されていた校旗はガタンと斜めに傾き、壁に飾られていたこの学校の教育概念が書かれた巨大な額縁が大きな音を立てて下に落ちてしまいました。

幸いな事にそれによる怪我人などは出なかったのですが、そんな突然のハプニングにも会場にいる全員は全くの無反応。まるで魂を抜かれてしまったみたいに茫然とその場に立ち尽くし、その世紀の大演説の余韻は何十分間か収まる事はありませんでした。



「……あぁ、そうそう、校長先生?」


「……は、は、はいっ!?」



何かを思い出した様に足を止めた彼女はクルリときびすを返すと、静かに、そして確実に、腰が抜けてあられもない姿の校長の元へと歩み寄っていきます。その迫力を前にした校長はガタガタと怯え出し、お尻を床に着いたままズルズルと後退りをし始める無様な有り様。それは大蛇に睨まれ怯んでしまった非力な雨蛙の様でした。



「ここに来る前に話この学校が抱える問題について担当者から電話で色々と詳しく聞かせて貰ったけど、元の騒動の原因はどうやらあなたの無責任で勝手な学校運営にあったそうね? 一体この責任、どうやって取るおつもりなのかしら?」


「……い、いや、あの、そ、それは……」


「見苦しいぞ、このクソ虫め!! 潔く非を認め悔い改めるがいい!! 貴様の様な存在が教育者を名乗る事など不届き千万!! 貴様こそが小学校から教育をやり直してくるがいい!! 恥を知れ、この俗物!!」


「は、はいぃっ! 今すぐ教育委員会に退職届を提出して一から勉強し直して参りますうぅ! 誠に申し訳ございませんでしたあぁ!!」



校長は彼女に対して深々と土下座をして平謝りするどころか、どうやら恐怖の余りいい歳にもかかわらず事もあろうか失禁を仕出かしてしまった様で、辺り一面には不快な異臭が立ち込めてきました。もう最悪です。彼が次世代を担う子供達の見本となれる時が果たしてやってくるのか今から不安で仕方ありません。



「……あぁ、もう助けて、ごめんなさいごめんなさい、女はコワい女はコワい女はコワい……」


「……ふぅ、まぁわかれば宜しい、もうここに私の役目は無いわね? じゃあ帰るわよ千春、荷物見張りご苦労様」


「Hiなぁ〜! もうすっかり待ちくたびれちゃった〜! 麗奈の姿、いつまで経っても相変わらずVery very,cool! さすがはアタシが宇宙一Respectしちゃう理想の女性像だわ! もう最っ高! 超Excellent!!」


「あら、いつまで経っても相変わらず調子の良い事ばかり言ってるのはアンタの方でしょ? そんなに褒めたって何も出てきやしないわよ?」


「Oops! Oh,sorry sorry!」


「……全く、いい加減その軽々しい言葉使いは何とかならないの? 自分の娘にしっかりまで遺伝しちゃってるじゃない? アンタ達親子は仕事も家事も全て完璧にこなせるのに、これじゃせっかくの才色兼備が台無しの馬鹿丸出しじゃないのよ?」


「Don't worry,baby! 心配御無用! 言葉使いなんてファッションの一つよっ! 中身がしっかり伴っていればCommunicationの方法はFreedom! アタシにとっても娘の千夏は最高の誇りであってアタシの最高傑作なんだから! 見た目はCuteなCandy girl、でも中身は全てを備え持ったSuper lady! それが三島家親子共通のKey wordなのよっ!」


「……馬鹿馬鹿しくてついていけないわ……」


「えっ〜!? どうしてそうやって首傾げるのよぉ〜!? アタシが言ってる事ってそんなにおかしぃ? ねぇ、ちょっとぉ〜、何か言ってよぉ? 置いてかないでよぉ? ねぇ麗奈、麗奈ってば〜!?」



依頼された用件が済ませた彼女は慌てる千春を置き去りにしてスッと私の前を通り過ぎ、保護者達が並ふ列の真ん中の道を着た順に帰ろうとしていました。その時つい、私は彼女の事を呼び止めてしまったのです。



「……あ、あの、麗奈さん、渡瀬麗奈さん!」



決して彼女の先程までの言葉に意義を申し立てる為に呼び止めた訳ではありません。もちろん、本来自分がやらなければいけなかった仕事を取られて嫉妬したからでもありません。なぜ私がこんな行動を起こしたのか、今も自分で良くわからないんです。

自らが心中に抱えている数々の疑問に答えて貰いたかったのか、それともただ単に彼女がこの場から立ち去るのが名残惜しかったのか、ただついつい、体が勝手に反応を起こしてしまったのです。



「……ん? 何かしら?」



彼女は私の呼びかけに振り向き、こちらに応えてくれました。講壇に上がる寸前に一瞬だけ私に見せてくれたあの優しい笑顔で。壇上で熱弁を奮っていた『氷の女王』の姿はもうそこにはありませんでした。



『私は、以前にもこの光景をこの目で見た記憶がある』



今から十七年も昔のあの日、世界中をその足元に跪かせた彼女が今、私の呼びかけだけに反応してくれている。私の胸騒ぎはいつしか激しい鼓動に変わり、熱い血流が体中を巡り自分が興奮状態に達しているのがわかりました。そして、急き立てる感情を抑えて慎重に言葉を選び、声を振り絞る様に彼女に問いかけたのです。



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