Story番外
『まったく、クラウディって本当にマフィアなの?』
「何か、不満かね?」
『……べっつにー』
今日は珍しく非番なボス、クラウディ。マリアの疑問もさらりと解決してくれる。
ではマリアの疑問とはなにか?それはクラウディの格好にある。
クラウディは普段スーツを着てしているが、今着ているのは奇妙に見えるだろう。
普通のワイシャツの上に――和服の上に着る上着のような物を着ている。
「それにこれは私の一番のお気に入りでね。袖が綺麗に見えるだろう?」
『あっそ』
クラウディの自慢話に呆れ顔のマリア。
非番といえども、クラウディはちゃんと仕事をする人間……だけど……
「頑張った自分にご褒美の紅茶はおいしいな。」
『ふーん、頑張ったねー……』
「何か言いたげだな、マリア。」
『フン。』
仕事のために用意しておいた紅茶。対して終わっていないのに、書類を数枚見ただけなのに……「頑張った」っておかしくはないのだろうか?
『……あぁ、この日差し好き。』
「?、昼寝か?」
『違うわよ!』
クラウディの執務室は丁度いい日差しが差し込む。マリアはクラウディ自体が嫌いだが、この執務室はお気に入りらしい。
「私自体が嫌いとはどういうことだ!!」
『そのままの意味よ。』
「……………」
『……(珍しいわね。何も言わないなんて。)……』
すっかり拗ねてしまったクラウディ。ふぅと一息入れるマリア。トンっとクラウディの傍へと寄っていく。
「?、どうした?マリア。」
『……別に、こっちで寝たいの。』
「………そうか。」
サラサラと何かが流れる音。
心地の良い眠り中 誰かになでられているこの感触
マリアは 何をおもったのだろう……
『この時がずっと 止まればいいのに 』
ガチャ
「おーい!クラウディ、この書類………まぁいいっか」
バタン
さてジャックは何を目撃したのでしょう?
それは皆さまで、お考えを
よい眠りを
おまけ
「もー!ボスだけずるい!」
「僕たちも一緒に寝たかったー!!」
「おめーら、うるせーぞ。」
「やれやれ。」
『本当、しょうがない子達。』
「ところで、今夜も一緒にどうかね?」
『嫌だ!!』
「ひどいな。」
相変わらずの二人の休日でした。
友人に書いてもらって一つ誤りがありました。
stouyと、書いておりましたが正しくはstoryです。
story5の終わりごろからstory番外の冒頭を友人に書いてもらいました。ありがとうございます、間違わないように勉強をしていきたいと思っております。




